柴田よしきのレビュー一覧
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ネタバレ第一作目よりはあまり面白いと思わなかった。
犯人がまた後だしじゃんけんのような人だったから、それもなんだかな~…という感じ。
緑子は犯されてばっかりだし。また子供ができちゃうんじゃない???って心配になってしまう。
でも、今回は安藤さんと結婚という考えが沸いてきたのかな~と。それはよかったと思う。
他の話の、麻生と練に何の秘密があったのだろう?この本では明らかにされていないから、聖なる黒夜とか読めばわかるかな~。
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惨殺されて廃工場に捨てられた主婦。男の肉体を持つ美女。消えた乳児。覚醒剤漬けの売春婦。元刑事の私立探偵と、悪徳弁護士と、悪魔のように頭のよい -
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早くして夫に死なれ、過疎の村で、
自分を閉じ込めて生きる女の刑事。
犯人に逃げられるという失態を犯し、
過去に囚われ続ける男の刑事。
二人がある事件で出会い、少しずつ、
明日に目を向け始める。
男、黒田岳彦は東京、桜田門に勤める刑事。
女、小倉日菜子は、死にかけた村のある上野山署に勤める刑事。
二人の目線で交互に語られる、連作八編の、
激しくもなく、燃え上がるわけでもなく、
しかし、真摯で静かな大人の愛の物語である。
ある事件で逃亡中の犯人が立ち寄るかもしれないということで、昔付き合っていた女が住む村に、黒田はやってきた。
そこで、黒田は、所轄から応援として迎えに来た
小倉と出会 -
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趣味は何かと聞かれたら、映画鑑賞、読書、野球観戦と即答します。だから、映画や本の野球ものは、一度でふたつ楽しめて、自然と評価が甘くなります。本作は、帯の「不覚にも涙してしまった」という和田豊・阪神タイガース前監督の言葉に惹かれ。
中学生の頃から地元のスター選手だった宏太。四国の独立リーグを経て、ドラフトでプロ野球チームに指名されて大活躍。そんな彼とめぐりあった女性たち。高校の同級生、ファン(正しくはほかの選手の)、野球雑誌の編集者、結婚相手の女子アナなどなど。
野球ものだと思って手を出したから、試合等のシーンがほぼないことに愕然。宏太の心のうちはわからず、女性の視点から描かれているのは面白 -
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「鉄道旅ミステリ 夢より短い旅の果て」の続編。
思春期の頃、年の近い叔父に恋心を抱いた香澄。その恋は、多感な年ごろが見せた甘い夢のようなものとして終わるはずだった。
しかし、その叔父が失踪してしまう。
きちんとした終わり方ができなかった香澄の初恋。
彼女は叔父を探すため、叔父が所属していた西神奈川大学の鉄道旅同好会に入ろうと、同大学を受験する。そして、合格し、同好会に潜り込むことに成功する。
叔父の周辺にいた人々を知り、同好会の活動を続ける中で、鉄道旅の魅力に目覚めていく。
と、ミステリ色よりは、鉄道、旅のネタ話が多い。
時には、旅行記、トラベルガイド、いや、旅の指南書と錯覚する