齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時間に余裕ができ、以前から少し興味のあった'読書'をしてみようと思い、まずは何事も理論から…と、手にとった最初の一冊。
読書をすることの必要性を説き、現代社会への有用性が、分かりやすく説明されている。
中でも、良質な本を避けて底の浅い本ばかりを読むことを「一軍のプレーを恐れて万年二軍で満足しているようなものである」と述べている箇所には感銘した。今まで本さえ読んでいなかった自分にはグサリときた。
また、自分のようなズブの素人には分からない、良書、悪書の違いについても説明されており、本を読んだことがあまりなくても読書に少しでも興味がある者ならば一読の価値がある。
本文で多くの作 -
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本棚を見ればその人がわかる。そのうち本棚は作りたいけれど、所有はできるだけしたくない。所有なんて退屈。
どんなアウトプットなら私の気に入る?
その内容を人に説明できるか
1 感性、経験
2 本の一部を引用
重要なのは認識だ。問題が目の前にあっても、認識できなければ存在しない。問題が存在しなければ、考えることもない。
問いかけなければ何も始まらない。
もしかしたら、恐れが問題意識を持つことを妨げているのかもしれない。問題を見つけたとして、自分では解決できないのではないか。認識する前なら耐えられたことも(人は惨めさには慣れる)、それがあると気づいてからはとても耐えられないかもしれな -
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ネタバレ斎藤孝が心酔しているナポレオン。彼はフランス革命の立役者として有名だが、この本は、ナポレオンの考え方を、ビジネスで活かしてみよう、というまさに斎藤孝らしい本。
斎藤孝はあらゆるジャンルの偉人に精通している。もちろん、本を書く為に色々調べたんだろうけど、この本も、ナポレオンのことはもちろん、ゲーテや福沢諭吉、イチローや鈴木敏文氏まで、自然にエピソードを交えて文中に織り交ぜている。巧いなー。。
ナポレオンは小学校で習ったんだろうけど、「面白い帽子の被り方をした戦争に強い人」くらいの印象しかなかった。自慢じゃないが歴史には疎い。しかし、数年前にある本と出会って、その中でナポレオンについて語ってい -
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Posted by ブクログ
大学教授でありベストセラー作家である著者の、勉強法の紹介です。
特に資格や試験のための勉強ではなく、日々の学びの重要性から、効果的な勉強のコツを多数を知ることができます。
いろいろな勉強法が載っていますので、やや統一感に欠け、少し読みにくさもありましたが、所々ではさすがと思わせる内容があります。
とくに、最後のヒント集あたりは、活用したいところです。
生きていく上で基本となる3つの力
①まねる力(技を盗む力)
②段取り力(物事を為す大切な手順を理解し、組み立てる力)
③コメント力(質問力をふくむ)
知性=本質をつかまえ、最終地点をイメージし、今の地点からそこへのプロセス(文脈)を見出 -
Posted by ブクログ
ネタバレ齋藤孝氏の古典への誘い。前半は古典を読むとどんないいことがあるか、古典を取り入れた氏の授業方法などが紹介されている。後半は読むべき古典が紹介文とともに列挙されている。
後半は、これから読むべき名作が並んでいるので、今後の読書の指針となる。しかし、紙面のスペースが限られているとはいえ、ちょっと紹介文がわかりにくい。あらすじではなく、氏の感想や感動ポイントが書いてあるので、その本を読んだ人にとっては「ああ、あのことね!」と分かって楽しい。しかし、読んだことのない人にとっては、散文のような感想を読んで「どんな話なのだろう」と頭をひねらすことになるだろう。
とはいえ、今後読みたい本がたくさん増えた -