アウトプットなしの勉強法は考えられない――これが教育学者・齋藤孝の勉強観である。われわれは、試験や発表、報告など、なんらかのアウトプットを行うために勉強する。ならば、その目的を見すえた勉強法を実践すべきだろう。また、勉強して数年たつと内容を断片的にしか覚えていないことがよくあるが、「声に出す」「人に伝える」というアウトプットを行うと記憶に定着する。著者は学生時代から現在に至るまでこの方法を実践し、あらゆる難関を突破してきた。ただ、やみくもに口に出せばいいわけではない。本書で紹介する「まず問いをたてる」「川のフォーマット」などの工夫により、その効果は最大になるだろう。本書では、具体的に「世界史」「法律」「英語」「データ」の勉強を紙上再現し、また数学の勉強法についても触れる。さらに勉強の目的に関しても重要な視点を提供。勉強の理論と実践を簡潔に語る一冊である。
Posted by ブクログ 2013年01月18日
社会人として求められるスキルは、自分の持っている知識をアウトプットする能力であり、それができなければいくら断片的な知識を持っていても仕方がない。
この本が言うのは、日頃の読書の際にアウトプットを意識して読書をすすめることで時間の効率があがるという主張と、読書後に本の内容を自分の言葉で説明することで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月28日
就活においてアウトプットが求められるので、参考までに購入。非常に明快で分かりやすかった。①問いを立てる②キーワードをチェックしながら読み込む③キーワードを盛り込みながらポイントを三点ほどにまとめ、メモ④問いに対して一分喋る
が基本系。後は実践あるのみ。コメントすることを前提に映画を見る、小説から三点...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月08日
テストで高得点をとるためだけの勉強法にあらず。それをクリアするのはもちろんのこと、知識の定着、論理力の養成、オリジナリティの創造にまで通じる、広義での勉強法です。
・アウトプットをすることで記憶の定着率がよくなる
・ものごとをストーリーとして捉える習慣がつき、論理力が強化される
・自ら問いを立てる習...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月06日
三色ボールペンを使って読み、アウトプットして反芻しないと効果が無いと一冊。
アウトプットする相手がいなければ、録音して聞くを繰り返し、時間感覚を養うと面白いかもしれない。
・人に披露して意味のある知識を十秒で述べる「2秒・10秒」ルール。
・「小説から自分の気に行った場面を3箇所みんなの前で1...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月12日
細分化アウトプット
難しい問題も細分化して見出しをつけることで吸収度が高まる。そしてそれを1分程度でアウトプットすることで効率が高まる。
アウトプットの重要性は、自分なりに実践し手いるつもりでいるが、細分化はまた新しい考え方であった。
時間を区切ってアウトプット
時間を細かく区切って読む→メモ作成...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月17日
書かれていることをまとめれば、「目的意識を持って勉強する」とか「学んだことはアウトプットする」とか、学習法としては見慣れた原理原則ばかりだが、それをいかに実現するかをわかりやすく手軽そうに説明をしているので大変ためになる。でもその「ちょっとしたアウトプット」が面倒になっちゃうんだよね。いかんいかん。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月19日
勉強=実践。練習のための練習では意味が無い。確かにその通りだと感じた。私は普段から、勉強方法には苦労してきた。というのも、知識の詰め込みは不得意ではないが、人前で内容について話すとなるとそうもいかない。短期的な知識の詰め込みは記憶に定着せず、結構時間をかけて再定着させていた。アウトプットを意識した勉...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月22日
10分間を一区切りとするなら、九分間をインプットに充て、最後の1分間でその内容をアウトプットする。
これを基本に、学習の方法を具体的に述べている。
非常に論理的で納得のいく方法である。
実践に移すことが重要であるが、、、、、
この本で実施してみても、なかなか難しい。
このように地道にやっていかな...続きを読む