齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
齋藤氏らしからぬ書名ではありますが、
それは内容もシンプルであるが故なのでしょう。
定義とはスバリ「〇〇とは〇〇である」と言い切って
いるものを指しています。
普通は数学であれば定義は一つであり、
不変ですが例えば「人間とは」と問われたとして
当然「〇〇である」と言い切れるものではないと
思います。
しかし過去の偉人はその答えを出しているのです。
有名なドストエフスキーの言葉に「幸福は幸福の
中にあるのではなく、それを手に入れる過程の中
だけにある」というように、「定義付け」されて
いるのです。
それらの著名な「定義付け」を集めた一冊です。 -
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ネタバレ低学年、学級文庫に購入。
声を出すって気持ちいい!
口を動かして、心も頭も元気よく!
★引用(まえがき この本の使い方 より)
音読って楽しい!
ぼくは、子どものころから音読が大好き。
声に出して読むと、その文章にこめられている力が
自分にのりうつってくる感じがするんだ。
~省略~
先人たちの言葉には、先人たちのたましいがぎゅっと
入っている。イメージで言うと冷凍保存されていいる感じかな。
声に出してその言葉を読むと、たましいや思いが解凍されて、キミの血や肉になっていく。
早口言葉や回文。
ぎなた読みなど、
声に出すて思わずわらって
しまうものがあるよ。
リズムが良よい日本語は、
ノリノリ -
Posted by ブクログ
本当に齋藤先生にはお世話になっております。
最近計算してみたのですが私の読書スピードだと年間良くて50冊。80歳まで同じペースでずーっと読み続けたとして1500冊読む事になります。1500冊。正直な話、たったの1500冊?と、あまりの少なさにショックを受けてしまいました。1500冊だと、読みたい本は読みきれないし、あんまり興味のない本に関わっている時間はないな、と言う思いが強くなりました。かと言って本はある程度読んでみなければ面白いかどうか、自分に合っているかどうかわかりません。
そんなわけで齋藤先生や、池上彰さんや、出口治明さんのような良書をたくさん教えてくれる方々には大変感謝しています。 -
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著者の考えに触れ、自分がどんなに浅い世界で、限られた物だけを見て生きているのかを考えさせられた。
著者がお勧めしているような本は難しそうだし、簡単に夢中に読み進めることができなさそうで、恥ずかしながら人生で殆ど読んだことが無いけど、読んでみたいと思った。
旅行などで壮大な景色を見た人が「自分の悩みはなんてちっぽけだったんだ」というような感想を言うことがあるけど、読書もそれに似たところがある気がする。決して自分が経験できない他人の人生、気の遠くなるような年月の中で生まれた数々の発見や名作、自分には到底理解できないことが宇宙のように広がっているけど、だからこそ小さなことで悩む必要なんて無いのかもと -
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<印象に残った部分>
・古典を丸々一冊読めなくても気にしなくていい。「パラ読み」でも何かをつかませてくれるのが古典。
→最初から読み始めて挫折することが多かったので、目から鱗だった。自分の仕事上、生活上の問題、課題に活かすことが重要なのであり、丸々読む必要はない。
<感銘を受けた古典>
・自己本位:自分を立脚点にして動く。やりたいことは、自力で作り上げるよりほかにない。(私の個人主義 夏目漱石)
・アンラッキーなものを受け止めて、そして自分の運命として押し上げていくのが、本当の幸福。人生の分かれ目をどう捉えるか、意識の選択の大切さについて語る。(シーシュポスの神話 アルベール・カミュ)
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齋藤氏の著作を色々と読んでいると分かると思い
ますが、主題となる項目が枝分かれしていて
他の本ではその枝分かれの内容を改めて読むこと
ができます。
ならばこの本は読むに値しないか、ということでは
なく改めて気付きを与えてくれます。
しかも他の本の焼き直しではなく、言葉を変えて
より最近のエピソードを交えて、我々に語りかけ
てくれます。
そもそも「頭のいい人」とはどのような人か。
それは知識のキャッチボールができるか否かから
始まり、インプットだけではなく知的なアウトプッ
トができてこそ「頭がいい」と著者は主張します。
そんな知的な目標へと導いてくれる一冊です。 -
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Posted by ブクログ
全て言うことが腑に落ちるというか、興奮した。読書することの意味がこんなにあるなんてと驚いた。今のネットばかり見てる人たちに読んでもらいたい。
メモとりながら読むのもいいよって言っていた。思いついたことや考えたことを書くと思考力が上がるらしい。実際僕も本を読みながらメモしてるからよかった。
面白いというか助かると思ったのが、知識を得るための読書で何冊読めばいいかということを示してくれたところ。ひとつのテーマごとに5冊でランクA、20冊でランクS、2000冊で研究者レベルだそうだ。いずれは何かしらで研究者レベルを目指したいものだ。
あとベストセラーを読むのも大事と言っていた。僕はあまりそう -
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Posted by ブクログ
著者:齋藤 孝
ネットで文章を読むとき、私たちは読者ではなく、消費者。読書は「体験」。実際、読書で登場人物に感情移入しているときの脳は、体験しているときの脳と近い動きをしているという話もある。
体験は人格形成に影響する。読書は人に「深さ」をつくる。深さは全人格的なもの、総合的なもの。
深い話、質問が出来るのは、教養が大事。カギとなるのは、物事の「本質」を捉えて理解すること。
読書の楽しみはその本のワールドをじっくり味わうこと。いわば「 味読」。深い世界に触れて、それを楽しむ心が必要。
思考力のある人は、感情をよく動かしている。頭と心、両方必要。だから、思考力を深めるには「感情をのせて読む」こと -
Posted by ブクログ
本を読まない近年の学生におすすめしたい本だと教授に言われ、手に取った。
本を読むと人生変わるよ!!!!といったことが書かれており、本を読むだけで人生が変わるなら読むか!!と思ってしまう、わたし。
衝撃を受けたのはツッコミを入れながら読むという方法。本を読むとき、ただ脳に文字を流し込んでいたが、ツッコミを入れることで思考しながらの読書が可能になった。今までの読書とは違い、読書後に感想がスッと出てきて感動を覚えた。
紹介された本はどれも魅力的で、早速本棚に登録した。読書から離れていたが、本の読み方や選び方を参考にし今日から毎日1時間本にどっぷり浸かろうと思う。人生変えちゃうぞ〜