齋藤孝のレビュー一覧
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「読書を日本人すべての必須科目にするべき」という本。個人的に受験勉強はやった方が良いがやらなかった人がどういう教養を学ぶべきかを考えていたが、読書はその一つだと思った。聖書のような全員が読む「The book」が無い国日本にとって、氏の掲げる「文庫100冊、新書50冊」の基準は、とても分かりやすいし、日本人全員が読むべきだと思うし、巻末にある文庫100冊は40歳までに読みたいと思った。新書50冊のリストが無いのが残念。
残念な点。最初に書かれているオウム真理教に理系の人が多かった論は、読書の重要性を語るポジショントークにしても、理系に対する無理解と偏見に満ちていると感じ、理系の私からすると余計だと思った。文系の人が身につけていない論理性という物もあるのだけどね、と思った。 -
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なぜ読書が必要なのか?と聞かれたら、「他者性を理解し、自己と向き合うため」だと、わたしは答える。
人は言語で思考する生き物なので、語彙が豊富であれば当然思考も豊かなものになる。
【読書をしてきた人間が、別に読書をしなくてもよいという無責任な発言をすることに腸が煮えくり返るほどの怒りを覚える】という主旨の文があって笑った。
そんなに腹が立つのか。作者の読書愛をひしと感じた。
本書でも語られているように、読書が自己形成に大いに影響を及ぼす、という感覚は共感できる。
会話をある程度すれば、その人が読書習慣を持っている人なのかどうかも、あらかた推察することができる。
さて、この本で定義している読書力とは「要約力」である。この、要約力を鍛えるためには、3色ボールペンを使って、常に話の本筋を意識しながら読むことが必要だ。
そして、こういった要約力(読書力)を鍛える書籍は、「多少とも精神の緊張感を伴う歯ごたえのある読書」感を与えるものがよいそうだ。
なるほど。たしかに、40代、50代で「趣味は読書」と言っておきながら、ラノベオンリーのラインナップはちょっと違うかな? と感じてしまうかもしれない。
自分の本棚が岩波で埋め尽くされていたら、それはかっこいい!(現実は違います)
わたしは、本に書き込みをするのが苦手・・・。
たぶん貧乏性。
子供のころ、お小遣いでやっと買えた本があまりにも神々しかったので、折ったり、書いたりなんてもったいない! って思ってしまう。
一冊を斜め読みもできない。せっかくお金出して買ったのに、全部読まないなんて! 無駄かどうかも読んでから決めたい! やっぱり貧乏性・・・。
とりあえず、年間で新書50冊読破を目標に、ゆるりと読んでいこう。 -
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私は何のために読書感想文を書くのか?
ここ最近、「本を読んだら読書感想文を書かないと次の本を読めない」という枷をつけて読書をしていました。なんでかって、私は文章を書くのが大の苦手で、言語化の能力を高めるには書くのがいいって聞いたからです。
とりあえず書けば文章力があがるはず!そう意気込んで書いてみたものの、どんな文を書くのが正解なのかもわからず、ただ書くというのは私にとってとても苦しいことでした。
「読書感想文なんか書いてないで早く次の本を読みたい!」
本を読み終わるたびにそんな葛藤とたたかっていました。
そんな時に出会ったのがこの本でした。
この本では、書くことの目的は「他者とより深くつながると同時に、自分という人間を再発見する力を身につけること」だと言っています。
「書き言葉というのは、その閉ざされた思考や感情という暗闇を照らすランタンのようなものだ」とも言っています。
その言葉に私は救われました。私は上手い文章を書くためでも、難しい言葉を覚えるためでもなく、私の心を照らして整頓していくことを目的として書けばいいのだとに気づきました。
そうして書くのに、難易度の高い言葉を使わなければいけないとか、小難しいことを語らなければいけないというルールはないのです。
私の気持ちを私の言葉で、私が思う誰かに向けて書くことが書く目的に繋がっていくのです。
それに気づいてから、書くことに対してのネガティブ感情がスーッと消えていきました。
たとえばこれからの人生で色々な思考や感情によって心がぐちゃぐちゃになってしまうこともあるでしょう。そんな時、この本が教えてくれた「書くことへの向き合い方」は、自分の闇をランタンで照らすように、明らかにする大きな手助けをしてくれると思うのです。 -
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話が深い人になるには3点
①展開力
古典(論語)や文学や歴史など様々な知識を引用して話を広げる
②本質把握力
深さとは具体的かつ本質的 絵画や俳句を通じて普遍的なものに深さを感じることが大事 意見はひとつの見方に固執せず、深みのある中庸を心がける
③具体化力
エピソードをいくつか持っておく、自分だけではなく、他者のも含めて。
最後に話し方の技術
口癖として、具体的には、本質的には、という枕詞を使う
面接でも自分を深く掘り下げた発言を行うことが大事
何をしてきたかの実績や経歴だけではなく、その時に自分がどう考えたかを面接官は知りたいはず。面接では逆質問でも深さが出る、事前に業界や会社のことを調べ尽くすことが必要
諸々実践したいと思った。 -
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コミュニケーションは技術であり、話せないと思っているのは思い込みである。具体的な例も交えて実践的な内容でした。会話を回せる人が会話上手。話題提供や相槌、質問などで相手が話しやすいように心がける。相手に関心を示すのが大事!否定は絶対しない!感情に着目する。タイトル通りの状況だったので日頃の雑談時に意識していきたい。
具体的なテクニック
・〇〇といえば方式
・同調+少しづつ話題をずらす
・ほめる
・リアクションを大きく
・相槌をうつときは相手が言ったことをリピート
・質問=相手が話したいことを聞く
・へぇと驚く→相手が面白い話をしてると思う
・話しながら質問を用意する
・挨拶+αの雑談
・アイコンタクト1秒
・うなずきは多めに→呼吸と同じくらい
・話すのが苦手は思い込み。性格とは関係ない。
→コミュニケーションは技術。
・自分が何を話すかではなくこの場をどうするか。
・なぜ疲れるのか?→相手からの見え方を意識しすぎている。鏡に映る自分に話している。図々しく
・否定は、文脈的に否定してるだけの時も多い
・話す時は、相手と話すではなく、共通の話題について話すイメージ→気楽になる。
・その場を上手く回せるのが会話上手。
・(×)面白いことを言う(○)関心があることを言う
・話を聞く時は「意味」「感情」の両方に注目。
→意味ばかりに向きがち。
・コミュニケーションの段階
1.挨拶→2.雑談→3.やや深めな話
・会話が上手い人は何を話すかよりその場にどう貢献するかを意識している。
・漠然とした話題よりもネタを提供(具体的)。
→話しながら、話題を2.3個用意しとく。
・5つの鉄板ネタ
1.目の前にあるもの、2.共通のもの、3.旬の話題
4.どうでもいいこと(何派とか)、5.うわさ話
・天気の話→相手のその日のご機嫌を伺う
・相手の話を否定しない。質問には自分が話したいことを話す。
例)
Q.休日は何をしてるの?
(×) A.特に、掃除とか?ですかね
(○)A.この間はできなかったんですけど、最近は〇〇にハマってます。
・他にも最近どう?とかも会話の糸口を探しているだけなので、話題提供をできるような答えを言う!
・なので、何もないですとかは相手を否定しているのもおなじ、答えれるためにも日記とかにその日のことを記録して答えれるようにしとく。5・7・5とか1文で軽くまとめとく。面白いではなく話題提供できるかが大事。
・知らない話→知らないではなく、名前は聞いたことあるんですけど、どんなですか?とか関心を示す。また、その場でスマホとかで調べるのもあり。
・教えてもらうことで自分の知見も広がる。
・自己紹介はプロフィール紹介ではなく、相手が共通の話題を見つけやすいように心がける。
・~といえば○○話法で、少しづつずらして話を膨らませる。
・10秒雑談→ちょっとしたことを言う。思ったことを率直な言葉で言う。専門用語とかはいらない。
・年下にもさんを使う。仲良くなればなんでもおk。
・話を切りあげる時は、大きく同調してスパッときりかえる。
・リアクションを大きく、関心を示すことで気持ちよく話させる。
「そうなんですか!」+「そういえば」の組み合わせ
・私も!や相手の言ったことを繰り返して相槌。
・質問=自分が聞きたいことではなく、相手が話したそうなことを聞く。
・質問力は対談本で磨く。「ゲーテとの対話」
・おすすめを聞かれた時はベスト3を答える。
→常に用意しておく。1つは意外なのを。
・好きなことについては短く15秒くらい。
・話すテンポは相手に合わせる。
・人間関係には多少の勇気、リアルで会おうと誘う勇気が必要。1歩踏み込む。
・次に繋がるコミュニケーションを意識する。
・誘うのではなく、提案を意識。
→具体的な例を出す。
・なにか一緒にやることで関係を深める。
・2回目にあった時は前回の会話から。
・パーティーとか大勢がいる場では1人この人と仲良くなるぞと決める。いっぱいと話すよりそれがいい。
・話しかけやすくなるには
→目線をあげる。表情を豊かに。
・人間関係広げるには乗っかっていく
→俺も行っていいですか~みたいな
・複数人の会話では、
「受ける」+「コメント」+「他の人に振る」
全員が会話に入れるように意識する。
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ネタバレ渋沢栄一の生涯と著書「論語と算盤」についてわかりやすくまとめられた入門書。渋沢栄一のことを何も知らなかったが基本的な知識が得られた。以前から論語と算盤を読みたいと思っていたが、渋沢栄一のバックグラウンドを知らないまま読んでいたら挫折していたかもと思った。笑
何となく手に取った本だったが読めてよかったと思う。
【メモ】
生まれた年にアヘン戦争、13歳で黒船来航、28歳で大政奉還と、激動の時代に幼少〜青年期を過ごした。渋沢栄一もだがこの時代に名を残した人が何かを成し遂げた年齢が若すぎて驚き。もし自分がこの時代に生きていたら変化についていけないまま終わりそう(実際そういう人もいっぱいいたのでは)。
チャンスは二度と来ない。来た球を打つ。大体実力に見合ってないオファーが来るのでその時に勇気を持って掴めるか→本当にその通り
経済活動はみんなのため。実業家は慈善事業をするべき。富を独占するためのものではない。
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筆者が旧制高校が大好きなことが伝わった。あとはいかに今の自分らがアメリカ化されてるかもわかった。
大学時代に禅を組んだこともないし読書会もしてないから確かに筆者の言う旧制高校のレベルからは下がっているのだろうと思う。
ただ性の不平等の分配で性的に諦めてしまった男性が多くなってナンパする元気もないって一言が引っかかる。性の不平等の分配って検索すると女性が社会で不平等を受けていると言う話だがこの文では男性が元気がなくなって女性があてがわれないって話に読めるけど私の読みまちがい?
愛人作りまくった渋沢栄一を紹介したり全体的に男性が考える男性のための説教本と言う感じがする。とりあえず女性のリーダーを増やすために私も戦前の哲学の本を読んでみよう -
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「あの人なんか軽いね」と陰口を言われることはあるかもしれないです。
「軽い人」の反対は「重い人」ではなく「深みのある人」と定義付けられるかと思います。
では「深い」とはどのような人を指すのでしょうか。
「あの人は深い」と言われるには何をなすべきか。
筋トレをするように、毎日を意識して過ごすこと
により深みを増すことが
できると著者は言います。
しかし重要なのは「深み」とは何かを知ることです。
「深み」がわかる人間になること。
端的に言えば、あらゆる物事に歴史があり、
それを繋いできた人がいることに思いを馳せ、
そこに経緯や感動を覚える感性を持つことです。
人間の「深さ」について初めて言及した「深い」一冊です。 -
Posted by ブクログ
「頭の良さ」ではない、「頭の強さ」です。
Chat GPTのようなAIが益々進化してくる現代において、頭の良さはAIに適うわけわけは
ありません。
しかし人間は知識を得たり、考えることによってメンタルや精神的な強さも手にいれること
ができます。
それが強さです。
「AIだって疲れることなく問いに答えることができるのでは?つまりタフで強いのでは?」
と思う人もいるかもしれないです。
しかし人間はその先に「楽しさ」や「充実感」を得ることができるのです。
古代から現代まで、マラソンという競技は続いています。
単なる40キロを移動すると考えれば、自動車を使った方が速いし何より疲れません。
それでも人はマラソンという競技に挑みます。
どんなに技術やテクノロジーが発達しても、そこに達成感が待っているからです。
おそらく語学勉強なども同様に、スポーツのような競技に挑む人の趣味に近づいていくの
ではないでしょうか。
ギリシャ哲学者のプラトンは書物という当時の新しいメディアに対して否定的であり、
「そんなものに頼っては頭が退化する」と考えて、一冊も書物を残しませんでした。
(その代わり弟子のソクラテスがプラトンの教えを書き残しました)
新しいテクノロジーをどう使うかは我々なのです。
答えは簡単には出ないと思います。しかし自身の充実感を頭の片隅に置くことで、行くべき
方向は見えてくるのでは、と気付かされる一冊です。