齋藤孝のレビュー一覧
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この本は、「もっと本を読んで知性を磨こう」と強く思わせてくれる一冊だった。
もともと私は、本を読むことは良いことだと思っていたが、「なぜ良いのか」と問われると、うまく言葉にできなかった。しかし、この本を読んでその理由がはっきりした。本には動画にはない良さがある。動画はすべてが視覚的に提示されるが、本は足りない部分を自分の想像力で補う必要がある。その「想像する余地」こそが、知性や教養を育てる土台になるのだと気づいた。また、物語の中で、自分と重なる部分に出会えば共感や慰めを得られ、逆に自分にはない感覚に触れれば、世界を広く捉える視野が養われる。そのことを実感できたのが、この本を読んだ一番の収穫だっ -
Posted by ブクログ
めっちゃ刺さる本だった。
最初は、具体例の説明や著者本人が触れたコンテンツに対する感想が過剰に書かれているように感じられて鬱陶しいなと思ったが、読み進めると、心を動かされることがたくさん書いてあったので読み終える頃にはすごく満足感、充実感を感じられた。こう、自分の人生もっと良くなるぞという期待感みたいなものが生まれた。
「世界は広い、それに気づくためのアクションとしてこういうものがあるよ」とか「こういうことをするとより輝く人生になるよ」とかポジティブな示唆はもちろんたくさんありワクワクさせられた。
同時に、コンテンツの選択肢が無限にある現代において、動画ばかり見てずっと受身でいることやネット検 -
Posted by ブクログ
近々プレゼンする機会がある中で、もう少しうまく相手に伝えるにはどうしたらいいか、どうしたら言いたいことが伝わるかヒントを得たいと思い手に取った一冊。
パラパラとめくりながらも、書いてることがスッと入ってくるし、一コマずつ著者が伝えたいことが強調され、とるべき行動の良し悪しが最後にまとめられており読みやすい構成となっていた。
ただ、公演前に20冊本を読んで知識を蓄えたり、700冊の本を書いたり、といったことは常人にはとても簡単に出来ることではないなと思ってしまったが…。
一方、「流行りものにとりあえず触れる」とか「身銭をきって自己投資する」、「1つの話題を15秒で話してみる」といったことは -
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ネタバレ何回も読み返している愛読書。
1つのものを絶対視するようでは知性や教養があるとはいえない。物事を多角的にみることができるように読書をしよう。そう思わせてくれる1冊。この本がきっかけで、個人的に文庫本100冊、新書50冊読破プロジェクトを始めた。
以下、好きな部分を抜き書き
・読書の幅が狭いと、一つのものを絶対視するようになる。教養があるということは、幅広い読書をし、総合的な判断を下すことができるということだ。目の前の一つの神秘にすべて心を奪われ、冷静な判断ができなくなる者は、知性や教養があるとは言えない。
・矛盾しあう複雑なものを心の中に共存させること。読書で培われるのは、この複雑さの共存だ -
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10代を主人公にした「青春小説」というジャンルは
確立されていますが、老人が活躍する「老人小説」
「ご隠居小説」と呼ばれることは聞いたことがありま
せん。
なぜなら、これは定番のフォーマットであり、
ジャンルでも何でもないからです。
年老いた老人が若者と出会い、自分の技術の
全てを授ける・・・
スターウォーズのヨーダとルーク、老人と海の老人
と少年、といくらでもあります。
青春小説を読んでいて、自分の10代の頃と重ね
合わせ眩しく感じるのもいいですが、
「自分の後継を育てる」という未来に向けた読書も
大切です。
たとえ後継者づくりは叶わなかったとしても、
自身の知的好奇心を衰えさせて -
Posted by ブクログ
読書スランプに陥って「読みたいのに読めない」状況が続いてモヤモヤが溜まっていた自分にピッタリの1冊でした。
近頃全く読書に集中できず、読むペースが激落ちして「早く読みたいのに…!」と焦りを感じていましたが、本書の「自分のペースで良いんだよ」「読む習慣を少しずつ思い出していこう」と寄り添ってくれる文章に心が軽くなりました。
最近では、動画すらショートが主流で「タイパ・コスパ重視!マルチタスクできて当たり前!!」みたいな…只々コンテンツを消費していくスピード社会に疲れていたので、「遅読」する事で本の世界にゆったり浸って自分のペースを思い出して!と言われているようでハッとしました。
後半はスマホ -
Posted by ブクログ
読書人生が浅く、速く読めない自分に少し焦りを感じていたが、深く読み込むという方法があることを本書で学ぶことができて良かった。
本ははやく読むべきだと考えている方は是非ともこの本を手に取って欲しい。
本書において粘り強く考え続ける「脳の持久力」が大事だという言葉がある。
私は日々この能力が足りないと痛感してきたので、この言葉を読んだ時にはっとさせられた。
是非とも遅読を習得したいと思う。
また、本書で読書をトレーニングと表現する箇所がある。
私自身読書は好きだが、毎回新しい本を読み始める前などは若干の抵抗を感じてしまう。
そういうモヤモヤをこれまでに大量に本を読んできた読書好きの著者から「読