齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◎印象に残った3つの言葉
①「エネルギーの源をどこに持つかが大事」
何をするかというビジョンと、気高い精神があるかで人生の質が変わる。
②「嫉妬の泥沼から抜け出す技法は“拍手”」
他人の成功に拍手できたとき、自分の嫉妬も消えていく。
③「真の友とは、自分と共に高みに上ろうとする人間」
向上心を高めてくれない人間とは、無理に付き合う必要はない。
◎この本を読んでからの行動
嫉妬や恨みを持たないように、日常の中で“拍手”する習慣を意識する。
◎感想
友達がいないことに引け目を感じていたが、ニーチェの友の定義を知り、「今の自分のままでいい」と思えるようになった。
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Posted by ブクログ
“強い心”とは何かを改めて考えさせられた一冊。
ニーチェの思想をやさしく噛み砕いていて、初歩の入門書としてぴったりでした。
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◎印象に残った3つの言葉
①「何からの自由?」ではなく、「何を目指しての自由か」が大事。
→自由は目的ではなく、何かを成し遂げるための手段。
②「ただ創造するためにのみ学ぶべきだ!」
→学ぶこと自体が目的ではなく、学びを自分の創造へと活かすことが本質。
③「わたしは、わたしの幸福を追求しているのか。いや、わたしが追求しているのは、わたしの事業だ!」
→使命や目的を持てば、迷いが消えて人は強くなれる。
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◎ニーチェを理解するためのキーワード -
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Posted by ブクログ
この本は、「もっと本を読んで知性を磨こう」と強く思わせてくれる一冊だった。
もともと私は、本を読むことは良いことだと思っていたが、「なぜ良いのか」と問われると、うまく言葉にできなかった。しかし、この本を読んでその理由がはっきりした。本には動画にはない良さがある。動画はすべてが視覚的に提示されるが、本は足りない部分を自分の想像力で補う必要がある。その「想像する余地」こそが、知性や教養を育てる土台になるのだと気づいた。また、物語の中で、自分と重なる部分に出会えば共感や慰めを得られ、逆に自分にはない感覚に触れれば、世界を広く捉える視野が養われる。そのことを実感できたのが、この本を読んだ一番の収穫だっ -
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Posted by ブクログ
めっちゃ刺さる本だった。
最初は、具体例の説明や著者本人が触れたコンテンツに対する感想が過剰に書かれているように感じられて鬱陶しいなと思ったが、読み進めると、心を動かされることがたくさん書いてあったので読み終える頃にはすごく満足感、充実感を感じられた。こう、自分の人生もっと良くなるぞという期待感みたいなものが生まれた。
「世界は広い、それに気づくためのアクションとしてこういうものがあるよ」とか「こういうことをするとより輝く人生になるよ」とかポジティブな示唆はもちろんたくさんありワクワクさせられた。
同時に、コンテンツの選択肢が無限にある現代において、動画ばかり見てずっと受身でいることやネット検 -
Posted by ブクログ
近々プレゼンする機会がある中で、もう少しうまく相手に伝えるにはどうしたらいいか、どうしたら言いたいことが伝わるかヒントを得たいと思い手に取った一冊。
パラパラとめくりながらも、書いてることがスッと入ってくるし、一コマずつ著者が伝えたいことが強調され、とるべき行動の良し悪しが最後にまとめられており読みやすい構成となっていた。
ただ、公演前に20冊本を読んで知識を蓄えたり、700冊の本を書いたり、といったことは常人にはとても簡単に出来ることではないなと思ってしまったが…。
一方、「流行りものにとりあえず触れる」とか「身銭をきって自己投資する」、「1つの話題を15秒で話してみる」といったことは -
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ネタバレ何回も読み返している愛読書。
1つのものを絶対視するようでは知性や教養があるとはいえない。物事を多角的にみることができるように読書をしよう。そう思わせてくれる1冊。この本がきっかけで、個人的に文庫本100冊、新書50冊読破プロジェクトを始めた。
以下、好きな部分を抜き書き
・読書の幅が狭いと、一つのものを絶対視するようになる。教養があるということは、幅広い読書をし、総合的な判断を下すことができるということだ。目の前の一つの神秘にすべて心を奪われ、冷静な判断ができなくなる者は、知性や教養があるとは言えない。
・矛盾しあう複雑なものを心の中に共存させること。読書で培われるのは、この複雑さの共存だ