齋藤孝のレビュー一覧
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読書がより面白いものとなるようなやり方、速読の方法はもちろんのこと、本を読むことで得ることのできる力をわかりやすく、解説を含めて書かれている1冊。
読書の見方、捉え方が変わる。また読書がより面白くなる方法が、私の中では新鮮に感じた。
この本でいた読書法を今後の自分の読書で活用していきたいと思う。
感覚で言えば、本を読むという行為は書いている著者の知性が高ければ高いほど読んでいるうちに、より高い知性や物の考え方が自分に乗り移ってくる感覚をつかめると齋藤先生は著書の中で書かれているが、実際私自身も同じような感覚を体感出来たことに驚いた。
本を読めば読むほどに文章力も知らず知らずのうちについてい -
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まず教える立場にある人間は"常に学ぶ努力が必要だ"とあり、その通りだと思い共感する。
自分が今、仕事に対する姿勢として取り組んでいるやり方に間違いは無いのだと再認識することができた。
新しい発見として学んだ事は、コミュニケーションによる会話とはダラダラとおしゃべりをすることではなく、何か1つでもいいから具体的なアイディアを出すこと。つまり、新しい意味を生み出すことだと知り「なるほど〜」と唸ってしまった。
自分の中にはなかった新しい考え方だった。
互いに交わす言葉は相手を良い意味で刺激すること。
インスピレーションがわきやすい人を見つけることも大事だなと思った。
他人に対す -
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ニンゲンは100%死ぬ。誰も逃れることができない。そして、生物の中で、ニンゲンだけが死ぬことを理解している。生は星の瞬きの時間であり、一瞬で死に至る。だから、命どぅ宝だ。
齋藤孝が、死生観について描いている。齋藤孝は「死生観とは、生と死に対する個人の考え方であり、生の意味を問い続けて死の不安に打ち克つことだ。自分なりの死生観を持つことによって、死をただ恐るのではなく、死を受け入れられるようになる」という。
人間は、死に対して「来世」を発明した。現在の生が失われても、次があるということで不安を解消した。
ハイデカー「いつか死ぬということを自覚的に受け入れるのが本来のことである」
孔子「曰 -
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子ども向けの本だけど、大人の心にも効くことばがたくさん。
歴史上の偉人だけでなく、存命の方だけのことばは選ばれただけあって、すごくいいなと思った。
特に気に入ったものは、
「劣等感は、人間の努力と成功の基礎である。」
「自分の弱さを心から知り得た時、人は真から強くなる。」
「人のために明かりを灯せば、自分の前も明るくなります。人のためにしたことは、自分に返ってくるということです。」
「人生はつくるものだ。」
「100点を出そうと思うんじゃなくて、100%最初から最後までエネルギーを出しつづける。」
これらのことばを選んだ私は、自分のだめな部分に振り回されず、そこも含めた自分を自分で「いいよ -
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本書では思想哲学、科学、数学、文学など、各分野で実際にどの本から読み始めるべきかを記していたが、大体の流れとしては、
①入門書等で学問の歴史や系統を把握
②平易な本から読み始め、最終的に原典に当たる
といったものだったと思う。
また、最初に読む1冊を選ぶときに、新書を頼りにしたり、詳しい知人に聞いたり、ネットのレビューを読んだりといったことも参考になる。
特に、新書は一般向けに平易に書かれているので、「1時間で新書3冊の要旨を掴む」のような訓練をすると、読書の時の理解力や要約力が高まるとのこと。
また、アウトプットすることを前提に読むことも、理解力を高めるための効果的な手段とのこと。
今後 -
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子ども向き、と思うと侮れない四字熟語が出てくる!言葉の総復習に大人にもオススメ。
意気粗相/やる気、気力がなくなること。⇄意気揚々
切歯扼腕セッシヤクワン/ 怒りや悔しさのために歯軋りし、自分の腕を握りしめる事。中国、史記より
敬天愛人/ 世界全てを敬い、人を愛すること
不倶戴天/ 同じ世界に生きたくないという気持ちを抱かせること
放縦懦弱ホウショウダジャク/ 思いのままふるまって、無気力なさま。
脱俗超凡/ 一般的な範囲や能力をはるかに超えている様子
羽化登仙/ 天にも昇るような、心地いい気分になることのたとえ
冷汗三斗レイカンサント/ 冷や汗をたくさんかくほど非常にはずか -
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本物の知性とはどんなものなのだろう。私の場合、生きていく上での悩み、苦しみ、劣等感や卑屈さといったマイナスの側面を克服し、常に自分の中で確固とした安心と自信を持っているような、精神が成熟した大人になりたいと思っている。
それが日頃の読書習慣によって叶えられるのであれば、非常に手っ取り早い。この本では、日本において高い知性を持った人々の生きざまを紹介しながら、5つの知性のタイプについて解説している。それぞれ自分に気に入ったところを見つけて、知性のロールモデルとして参考にすれば良い。
もともと知性の高い民族であった日本人が、生活習慣の欧米化・近代化によって、知性を鍛える訓練を怠り、周囲からの評 -
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うちの本棚で発見。
今すぐ役立ちそうなのは
雑談で、心にスペースを空けるようにガス抜きする。ちょっと嫌になってることが話題になったら
「わかるわかる」「えっそうなんですか!」
すると、思いが肯定された気がする。
アドバイス不要!
家庭内でも。
思いが肯定される感覚は、子どもも大人も必要だけど、子供にはしても、大人相手だとそう上手く行かないことあるから、気をつけよう…
雑談の目的は場を和ませること。
とりあえず見た目を褒める、取っ掛かりにする。服でも、玄関にある絵や花でも。
一つの質問に、2つ以上の答えを返して相手にボールを渡す
悪口は、笑い話にもっていくか、芸能人の話にすり替えてしまう、な -