齋藤孝のレビュー一覧

  • 20歳の自分に教えたい本物の教養

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    あうまでも、だが、きにいりの、ほんがあると、てんやこしき、そなたをあげつらって、たががこれか、っていうくらいに、なぜか、くらい、くらい、ほじやまんとか、ほれまんがるうびるとか、ほれ!っというまえに、なぜ、たちばなしきに、めざめない、ほらをみやばふる、そおらあぱらあのような、かけごとしきないかてんねん、そうしげゆりもこうねん?いまのひとにないなかったはんきももな?と、なきははぎみまたつ、かいがわしき、かんながわらかわらかわらしようこうぐんもな?と、ぜんぱんてき、おとこごころさわるたねばねしきそうらあぱわあどか

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    2023年06月07日
  • 友だちってなんだろう?:ひとりになる勇気、人とつながる力

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    中学生の自分に読ませてあげたかった。
    今、友達関係で悩んでいる子がいたら、是非読んでみて欲しい。
    毎日が少し楽に過ごせるようになるヒントがたくさん書かれているし、今いる学校という枠の中が全てではないと感じられる気がする。
    大人になって読んでも、人との気持ちの良い付き合い方など学ぶところがたくさんあった。
    人付き合いが上手そうな齋藤先生にも、過去には失敗があったことも書かれていて、ちょっと親しみもわいた。

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    2023年05月26日
  • 雑談力が上がる話し方

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    あまりこういった自己啓発系は読まないんですが、非常にためになったのでこういうのもありだなと思いました。これからは、誰かとの沈黙の時間が少し怖くなくなったような気がします。

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    2023年05月25日
  • 1分で大切なことを伝える技術

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    非情の現代を泳ぎ切るための叡智の書です。
    情報が次々に現れて消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。人を評価し、切り捨てるのも早い。「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかけられる。与えられる時間は短い。1分なら、人は待ってくれる。ならば、大切なことを常に1分でまとめる練習をしてみよう。簡潔かつ印象的に話すことは、才能ではない。練習するかどうかに、すべてはかかっている。

    気になったのは、次のとおりです。

    ■1分間は一般的には短い時間として捉えられる。がしかし、1分間は、きわめて長い時間だ。
    ■考えろといわれたら、ペンを取れ、そして、キーワードをを極力多く書いてラインアップする。その中で最重要なものに、赤いペンで囲む。その上で、最後に言い残す「決めフレーズ」をつくる。これを1分で話せるようにまとめる。
    ■1分間で話せるように何度も繰り返せ
    ■1分間での練習は、自分で「つぶやき」ながらする
    ■心のチェックシート
     ・具体例はあったか
     ・わかりやすく、相手の期待に沿っているか
     ・話は簡潔か
     ・1分以内に終わらせたか
    ■伝える技術とは、「話術」ではない。「伝えるべき意味があるのか」ということだ
    ■A4の紙1枚にまとめた情報は、手短に話せばちょうど1分ぐらいになる
    ■物語を話すことと、要約することとは違う
    ■決定権を持っている人というのは、基本的に忙しい。最初から1分しかないとわかったら、いきなり核心から入れるようになれる
    ■ポイントだけにしてくれ
    ■話が長いのはもはや環境問題だ

    目次

    まえがき
    第1章 「1分」の感覚をこう養え
    第2章 万能 川のフォーマット
    第3章 1分間プレゼンテーション
    第4章 コミュニケーションを学ぶための素材
    第5章 実践 ケース別・1分の使い方
    第6章 賞賛文化を根づかせよう ~「褒める」「励ます」が日本を変える
    あとがき 話が長いのはもはや環境問題だ

    ISBN:9784569704326
    出版社:PHP研究所
    判型:新書
    ページ数:216ページ
    定価:720円(本体)
    発行年月日:2016年04月26日第1版29刷

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    2023年05月16日
  • 語彙力こそが教養である

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    相手の言い回しが理解できずに残念な目で見られたり、おもしろい話を伝えられないの教養のなさが要因かもしれない。
    教養がつくと視野が広がるので、今ある好奇心が消えないうちに、まずは夏目漱石から読んでみようと思った。読書以外にも、ただ漫然と眺めるだけではなく言葉を味わったり角度を変えてみる意識を持ってみる。

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    2023年05月13日
  • 頭がよくなる! 要約力

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    ネタバレ

    どんどん高速化される中で求められるのは、情報を素早く要約し、交換できる能力です。いわば〝情報の卓球化〟に対応できる人材が必要なのです。
    情報を短い時間で処理する能力が「要約力」だと、私は思っています。
    さらに球に変化があれば、もっと重宝されるでしょう。時と場合に応じて、角度のある球を自在に返せれば、「なんて頭がキレる人だ」と一目置かれ、「あの人と仕事をしたい」と言われる人になれます。

    また人と深い関係を築きたくても、相手の言っていることがわからなかったり、意図が要約できたりしなければ、コミュニケーションを取ることができません。「あの人はいつもとんちんかんな受け取り方をする」ということになれば、知らず知らずのうちに排除されてしまってもいたしかたないかと思います。 ものごとをどうとらえて要約するのか、その要約こそが、共通認識の基礎となります。だからこそ、的確に要約できる「要約力」は社会で生きていく上でもっとも大切な力ではないかと私は思っているのです。
    他人が検索するときに、その五つのキーワードがひっかかるような、言ってみれば〝把手〟に当たるようなキーワードを設定できるかどうかで、その人の「要約力」のレベルが判定できるといっても言い過ぎではありません。

    みなが幸せに暮らすことを願うなら、「要約力」は必須の力。人を幸せにしたいなら、文書はA4一枚まで。覚えておきましょう。

    いいたいことを的確に把握してくれてなおかつ打てば響くような反応を返してくれれば人は嬉しくなってもっと話したくなる

    膨大な情報を処理してようやくできなければ判断できない

    聞き上手な人は要約力に優れていると思います。ただ漫然と人の話を聞いているのではなく、ちゃんと開いてのいいたいことを頭のなかで要約している
    だから的確な相づちを売ったり、絶妙な返しができたりします

    状況把握力が必要、そのは握力は要約力に支えられている
    自分が今どの状態にあるかを自分自身で明らかにすることが全ての上達の基本

    まーちゃんらしくやったら?というひとことで自分自身を取り戻しはらだは何度でも復活しますという名言をのべて表舞台に帰ってきます
    原田は初心にか絵ってつまりは自分自身を要約し状況をもう一度冷静に見詰めなおしぜっ不調を克服しほんらいのちからをとりもどせた

    要約力を鍛えているうちに知らず知らずのうちに状況は握力がみがかれていく
    共同主観すなわち個々の要約の結果の確認

    今こういう状況にいるからここをこうしてこうやってこう修正するから

    要約している人の重要なポイントとして要約力がある
    本質を的確にできるだけシンプルに把握する力

    達人は、絶対にはずせない要素、本質的な要素をできるだけシンプルにつかむ能力を持っています。私たちも「本質は何だろう」「ここで絶対にはずせない不可欠な要素は何だろう」というふうに、いつも意識しながらものごとを見る癖をつけておくといいでしょう


    本質をきゅっと捕まえてシンプルにとらえる能力を磨くことが達人の道


    私たちもなにかを見るときに、これはきゅっとちぢめてシンプルにいうとしたらなんということばになるだろう。といつもかんがてる

    人の心を打つような本物の歌は譜面通りではなく、歌手本人によってあれんじされているからこそ人の心に訴えるものになるのかもしれない

    私たちは究極の定義を見つけていきるのだ
    まるまるはまるまると見つけたりという公式に当てはめる

    ん。ものごとの本質をつかむには、何度も言っているように、「ギュッと縮めてシンプルに言ったら、どういう言葉になるだろう」と、つね日頃から考える習慣をつけるのが一番です。

    結婚とは大いなる勘違いと見つけたり

    ジェンドリンの本の中の例ですが、夫が会社で昇進して、妻もうれしいはずなのに、モヤモヤした感覚があったとします。その感覚をつきつめていって、嫉妬だったとわかった場合、「ああ、自分は夫をうらやましいと思っていたんだ」と言語化できると、モヤモヤした気持ちが楽になります。 誰でもモヤモヤしているうちは、苦しい。それが高じるとノイローゼになってしまいます。でもそのときに「これは嫉妬心だ」「競争心だ」「劣等感だ」というふうに言語化して要約できれば、「わかった。そうだったのか」と気持ちが楽になるのです。 自分の感覚が何かとズレていてモヤモヤするときに、このフェルトセンスに名前をつけてみるといいでしょう。うまく名前がつくと、モヤモヤが消えて、すっきりします。モヤモヤしたフェルトセンスに名前をつけるのも要約です。

    そしてついに見つけ出したのが「自己本位(セルフィッシュ)」という四文字の言葉です。どうしようもなく悶々とする自分の精神状態。この状況を突き破るものは、「自己本位」という言葉だったのです。 「自己本位」とは、英国人の目を気にしないで、自分の思う通りに文学の研究をやっていい。それが今の自分の課題の根幹であり、これからの方向性である、という意味です。 コンプレックスを抱くことなく、自分を出発点にして「自己本位」でやっていいのだという確信が、この言葉にこめられています。 モヤモヤの正体は何か。それを解決する武器は何か。 自分の心の持ちようを要約してくれる言葉を手に入れたことで、漱石はノイローゼから立ち直ることができました。 漱石は、「この言葉で私はこんなに強くなりました」と『私の個人主義』という講演で語っています。四文字という短い言葉ですが、自分のフェルトセンスを手がかりに状況を要約して言語化することで、悩みを突破していく原動力になったのです。 なんだかわからないけれど、モヤモヤする。それが自分の足かせや悩みの原因となっているなら、そのモヤモヤを言語化するのが、要約するということです。要約しない限り、夏目漱石はずっとロンドンのアパートの一部屋で悶々としていなければなりませんでした。

    私は「要約力」というと藤田嗣治の絵を思い出してしまいます。彼の絵はひじょうにシンプルな線で描かれています。 ひとつの線に命をかけるというか、もうこの線しかないという線を引いていきます。だから、際限なくシンプルですが、造形美が伝わってきます。その一本の線を描くために、藤田嗣治はひたすらデッサンで線を描く訓練を続けたといいます。 絵画の場合は「要約力」とは言いませんが、凝縮された一本の線の背後には、気が遠くなるほどのデッサンや訓練の積み重ねがあります。 「要約力」を身につけたいなら、藤田嗣治のデッサンのように、つね日頃から「要約タイム」をもうけて、デッサンをくり返すように要約する準備を重ねることが大切です。

    要約する前には「要約準備タイム」が必要という話をしましたが、そのさいには頭の中で一度話す内容を整理するのを心がけてください。 少なくとも、話すテーマ、キーワード、オチくらいはささっと頭の中で反芻できるくらいにしておくのが理想です。もし余裕がないときでも、結論(オチ)だけは決めておきましょう。これに向けて話すのだというゴールが決まっていれば、話が迷子にならなくてすみます。

    たとえば「今、現状はこれこれこんなふうになっていて、課題はこうです」とか「今までお話しされていた内容はこれこれだと思いますが」というような共通認識を手短に冒頭でふれるのです。 ケースにもよりますが、時間にして五秒から一〇秒くらいで十分でしょう。それ以上長くやると、「そんなこと知っているのに、なぜまたわざわざくり返すんだ」とうっとうしく思われてしまうので、注意してください。

    要約も同じです。全体を見わたして、重要なのはこの部分で、ここは枝葉末節であるということがわかれば、エネルギーを分散させて、必要なところを厚めにするめりはりのある要約ができます。

    スタートとゴールを決め、その間に石を置く。話すときはスタートから始めて、順番に置き石を飛んでいけば、最後はゴールに着地します。これが要約の王道です。「要約力」のない人は、この王道からマスターしてください。

    この中ではずせない要素を考えてみます。要約をコンパクトにするには、置き石は三つがおすすめです。人間は三つまではちゃんと覚えていられます。でも三つ以上になると、集中力がそがれ、五つ以上になると、もはや覚えようという気が起きなくなります。


    私たちは脊椎動物ですので、背骨がなければ生きていけません。この話の背骨は何かと考えたときに、絶対にはずせないものを見つけていけば、少なくとも最低限の要約は可能になります。

    三つの置き石、坂本先生三つまで

    「要約して」と言われているのですから、長々と中身のないことを話すより、重要なひと言を短く述べたほうがポイントは高いでしょう。 「スタート置き石ゴール」が要約の王道ですが、それができないときは、いきなりゴールから始めてしまう。そして、「結論」「根拠」「理由」とおさえられれば、最低限の要約にはなっています。

    裏技4 問いで見出しをつくっていく 「なぜ嗅覚がなくなるのか?」「重症化する人の特徴とは?」など、問いで見出しをつくっていくやり方は、相手の関心をひきたいときに重宝する方法です。 私はこの問いの形式が好きです。教員志望の学生たちに、「問いをつくって授業をしてほしい」といつも言っているくらいです。

    この「左右対称方式」は要約をわかりやすくまとめるときに重宝しますので、覚えておくといいでしょう。 なお、この記事の場合は読者が登場して意見を述べていますが、一般の要約では、視点ごとに内容を比較するのが便利でしょう。 第一の視点で見ると、Aはこれ、Bはこれ、第二の視点ではAはこれ、Bはこれ、というように、視点を二つ、三つ出して、AとBを比較対照すると、要約に締まりが出て、わかりやすいものになります。

    まず本の内容を三〇秒で要約するトレーニングです。A4の紙を一枚用意してください。紙には以下のことを書きます。 ・本の題名 ・一行説明(この本の内容)(三〇字以内) ・趣旨(この本で伝えたいこと)(一二〇字くらい) ・引用文三つ

    読み終わったら、この本の結論は何か考えます。その結論を「趣旨」の冒頭に持ってきて、結論の根拠、あるいはポイントを三つにしぼって続けます。これで趣旨は完成です。



    私は大学で学生に「近況報告を一五秒でやってみてください」としばしば要求します。すると一五秒で起承転結をしっかり入れて、さらには笑いまで取るという天才的な近況報告ができる人がいる一方で、専門分野では頭のいい学生でも、だらだら話が続いて、内容もよくわからないという人もいます。
    肉はいい、骨はどこだ、というやり方です。骨だけを探していって、組み合わせると骨格がわかります。すなわち主旨がつかめるのです。

    都会に住む男子高校生と山奥の田舎に住む女子高校生の間に何が起きるのか、というところで「意外な真実を知ることになる」と書かれています。たいていの映画は「意外な真実」が展開されるわけですから、この一文は汎用性があります。 ネタバレをさけるためや要約が面倒になったとき、「意外な真実を知ることになる」という文章で締めておくと、余韻を残して要約を終えることができます。 もっとも試験でこれをやってはいけません。試験は最後まで要約することが求められているので、途中でごまかしてはいけないのです。

    「巨人の餌と化した人類」という説明も適切です。人類の一般的な修飾語として、「○○な人類」を考えたとき、「巨人の餌と化した」という修飾語がくるのは『進撃の巨人』だけでしょう。作品の特質がきわだっている素晴らしい修飾語です。 なお、この要約の学ぶべき点としてあげておきたいのは、「体言止め」を多用している点です。「○○の世界。」「○○の少年。」といった体言止めは要約では使いやすいので、試してみるといいと思います。

    アニメやドラマを見たら、「今の話に自分だったらどんなタイトルをつけるだろうか」と考えてみましょう。タイトルを考えてつけるのは、「要約力」をつける上で基本的な練習になります。

    タイトルは短い文字数で要約しなければなりませんので、何をそぎ落とせるのか、削って削って、どこが残るのかが勝負になります。 ちょうどジャコメッティの彫刻のようです。彼の彫刻はものすごく細いのが特徴です。針金のような人物は人間の実存の危うさと確かさをあらわしています。極限まで削られた、人間のあり方の要約がそこにはあります。

    要約できない方は、「これも落せない」「あれも入れたい」と詰め込みすぎているからです。 その結果、何が言いたいのかわからなくなってしまう。 そうした心の癖を排除して、削り落としていく作業に集中してみましょう。積み上げた積み木をひとつずつ抜いていって、倒れるギリギリまで取り除くジェンガというゲームのように、ここまで削っても話は通じるという限界まで削る作業をやってみると、「要約力」の訓練になります。 頭の中にジェンガをイメージする「ジェンガ要約」を試してみてください。

    講談社文庫 最も親しい友人を死に追いやった罪の意識を抱きつつ、暗い思いで自滅への日々を送る主人公〝先生〟のこころの行方は?「彼岸過迄」「行人」に続く後期3部作の終作。近代知識人のエゴイズムと倫理観の葛藤を重厚な筆致で掘り下げた心理小説の名編。 集英社文庫 恋人を得るために親友を裏切り、自殺へと追いこんだ。その過去の罪悪感に苦しみ、自らもまた死を選ぶ「先生」……。愛と偽善、誠実の意味を追究した傑作。
    出版社が発表している要約は、これを見た人に「この本を読んでみたい」と思わせないといけないので、たいてい誘うようなひと言が入っています。たとえば新潮文庫の『こころ』の要約は、冒頭に「友情と恋の、どちらかを選ばなければならなくなったら、どうしますか」とあります。 これは、小説のテーマを問いの形にして提示していて、ひじょうにうまいやり方です。ふつう、問いで始まる要約はあまりありませんが、このケースでは上手にはまっています。問いを最初に立てて「何々だったらどうしますか?」と投げかけるやり方は、ほかの小説でもうまくあてはまるものがあるでしょう。
    なお講談社文庫の要約で「エゴイズムと倫理観の葛藤」という言葉は、いろいろな小説に使えそうです。読書感想文で使うと高い評価をもらえそうな気がします。
    しかし、『源氏物語』とは何か、という解釈から迫っていけば、やりやすいのではないでしょうか。私の解釈では、『源氏物語』は光源氏が主人公と言われていますが、実はさまざまなタイプの女性たちの物語で、光源氏は女性一人一人を輝かせるために登場している脇役ではないか、というものです。 すなわち光源氏は女性たちを一人一人照らし出す〝光源〟である、という解釈にたどりついたとき、「光源氏は光源と見つけたり!」と思わず興奮してしまいました。

    私は大人こそ、教科書をつかって大局的な「要約力」を身につけるべきだと思っています。実は大人にはその勉強が向いているのです。大人に事実の羅列を暗記せよ、といわれても耐えられません。 でも意味を考えよ、とか因果関係や影響を説明せよ、といわれるとがぜん「知りたい」「説明したい」という欲求がわいてきます。大人には、つながりを説明できるようになりたいという欲求があるのです。その意味でとくに世界史の教科書を読むと、「なんてよく歴史のつながりがわかるんだろう」と感激するでしょう。テストがない分、気楽に読めます。 「要約力」の基本はよくできている文章を「要約力があるね」とほめたたえることでも身につきます。教科書一冊の中に世界の歴史が入っているという、この素晴らしさを大人なら高く評価してほしいものです。

    就職活動はもちろん、ブログやインスタなどでも自己紹介をする機会は多いと思います。自分自身のプロフィールは、言ってみれば〝自分の要約〟です。 三〇年生きてきたとすると、三〇年分の自分をキュッと要約して、魅力をアピールしなければなりません。まさに「要約力」が問われている場面といえます。 『57歳で婚活したらすごかった』(石神賢介著・新潮新書)を読むと、自分を印象づけるプロフィールの書き方が丁寧に記されています。まず文章は、

    ①長すぎず、短すぎず、20行くらいでまとめる。 ②一文は短く、読みやすいように頻繁に改行する。 ③テーマごとに1行空けるなどの工夫をすれば、30行くらいまでは読んでもらえる。 ④デスマス体で丁寧な言葉を心がける。 …… ポイントはよけないことを書かない、です。植木職人さんが枝をチョキチョキ剪定していくように、よけいなひと言は切っていく。文章でもおしゃべりでもそうですが、「そのひと言がなければいいのに」という人をよく見かけます。

    「真剣に出会いを求めています。よろしくお願いします。 (1)仕事は家電メーカーの営業です。仕事の成果がわかりやすく、やりがいを感じています。 (2)趣味はスキューバダイビングです。一カ月に一度は海に行き、一年に一度は南の島に行きます。沖縄の慶良間諸島は最高です。 (3)餃子が大好物で、都内に3軒好きな餃子の店があります。仲良くなったらお付き合いください」 このプロフィールでは「真剣さ」「真面目さ」「スポーツマン」「旅が好き」「食べることが好き」など、少ない行数で多くのことが伝わる、と石神さんは述べています。 女性にぴったりはまる『食べて、祈って、恋をして』というアメリカの映画がありましたが、まさに女性受けする要素をコンパクトに盛り込んだ渾身のプロフィールといえましょう。
    自己紹介は相手に自分を知ってもらうために書くものですから、相手のニーズをよく調べ、求められているものにそった言葉を選びましょう。言葉のセンスに自信がなかったら、友人や親など、第三者に見てもらうのもいいと思います。
    紹介文を書くときは、欲望を刺激するような書き方を心がけてみましょう。もうひとつ食べ物の紹介文をあげてみます。

    自己紹介は相手に自分を知ってもらうために書くものですから、相手のニーズをよく調べ、求められているものにそった言葉を選びましょう。言葉のセンスに自信がなかったら、友人や親など、第三者に見てもらうのもいいと思います。

    本来の要約ですと、主観は入れてはいけません。しかし店の感想の場合、利用する人は実感を聞きたいわけですから、主観も必要な情報になります。といっても、すべて主観だと、「この人には合うけど、私にはどうかな」ということもあります。 つまりお店を紹介するときは、(1)客観的な要約と(2)主観的な感想のバランスが重要ということです。「壁と床がモノトーンで統一されていて、落ち着いた雰囲気だった」とか「食事のあとゆず茶が出てきた」というのは客観的な要約です。客観的な要約とは、「事実」のことです。こうした「事実の列挙」は情報として必須です。 お店の紹介では、そうした客観的な事実と主観的な感想の両方が必要です。たとえばカレーの店のこんな紹介が食べログにありました。 「カレー ボンディ 神保町本店」 〔神保町駅すぐ〕元祖「欧風カレー」のお店 ◇神田カレーグランプリ グランプリ受賞◇ 一度味わったら忘れられないと評判を呼ぶボンディのカレーです。秘蔵のスパイスブレンドがかもし出す絶妙な風味。豊富な乳製品と何種類もの野菜・フルーツをたくみにすり合わせひき出した、とろけるような旨み。不思議な甘さの中に辛さが秘められた、極めつきのおいしさ。ソースの本場、フランス仕込みのオリジナル手づくりソースが奏でる洗練された味のハーモニー。ボンディのカレーはお客様にご満足頂けるよう、シェフが心をこめて丁寧に作っております。 まず、「神田カレーグランプリ」でグランプリを受賞したという事実。グランプリをとっているという客観性に説得力があります。さらに「秘蔵のスパイスブレンド」「何種類もの野菜・フルーツをたくみにすり合わせた」「フランス仕込みのオリジナル手づくりソース」など、この店ならではの客観的な特徴が述べられていて、いい要約さらに「とろけるような旨み」「不思議な甘さの中に辛さが秘められた」といった主観的な感想も併記されていて、「一度味わったら忘れられないと評判を呼ぶ」とまとめているので、そんなに評判のお店なら行ってみようかという気にさせられます。 このように、お店の特徴など客観的な事実に加えて、味の感想といった主観も入れるのがお店を上手に要約するポイントです。だと思います。


    そのトレーニングにうってつけなのが、「五七五」の俳句です。俳句はさまざまな情報を一七音の中に入れ込まなければならないので、究極の要約といえます。 私はある雑誌から「寅さん」と「イチロー」と「広瀬すず」をそれぞれ使った俳句を頼まれました。気軽に引き受けたものの、俳句は「五七五」の字数制限に加えて、季語も入れなくてはならない。余韻も残さなくてはならない。しかも指定された語句まである、ということで、縛りだらけの大変な作業になりました。

    五七五は私たち日本人が昔から慣れ親しんだ形式です。いかにむだを削りながら、一七音に情報を集約させるか。その訓練を私たちの文化はずっとしてきたわけです。 お題という縛りに加えて、季語も入れなくてはいけない。そして音の数はたった一七。いやでも緊張感が高まります。その緊張感を持って、俳句をつくってみると、知らず知らずのうちに「要約力」がきたえられていくはずです。
    俳句や短歌の抑制力が何かというと、松尾芭蕉の「いひおほせて何かある」という言葉にヒントがあります。「言い過ぎてはいけない。全部言い切って何かいいことがありますか」という意味です。 文字には全部をつめこまない。本質だけを要約して、あとは余白を残して、他の人が解釈するのにまかせるという、おそろしく抑制された要約の手法が俳句、和歌の神髄です。ここには解釈してくれる人への信頼関係も必要です。

    こうして客観的な事実が抽出できたら、そこに個性が出る魅力的な主観を加えていきます。客観的事実という骨格だけだと無味乾燥な要約になるので、骨格プラス肉をつけていくのですが、肉の中でも最高ランクのシャトーブリアン的な肉をくっつけていくのが、高度な「要約力」を持つ人のセンスです。

    ここまでが客観的事実だけを述べた『坊っちゃん』の要約です。ここにシャトーブリアン的な肉をつけていきます。キャッチーなところを自分でセレクトして、「こんな場面があります」「この場面が最高」というところを加えるのです。

    ただの肉をくっつけるのではなく、いかにキラキラする最高位のシャトーブリアンを見つけてくるかに、高度な「要約力」の差があらわれます。

    「要約力」+「コメント力」 これがあれば、どんな場面にでも対応できる人になれるでしょう。相手の人に「有意義なコミュニケーションだったな」と思ってもらうためには、的確な「要約力」と「そんな発想もあったか」と思わせるエッジの効いたコメントの二つがそろっていれば万全です。
    主人公の竈門炭治郎は、鬼に家族を殺されてしまいます。一人生き残った妹も鬼にされ、その妹を元の人間に戻すために、炭治郎は鬼と戦う鬼滅隊に入ります。無限列車編は、列車の中で鬼と戦う炭治郎と鬼滅隊の仲間たち、そして「柱」と呼ばれる鬼滅隊のリーダーの一人煉獄杏寿郎の戦いを描いています。 無限列車の中では、鬼によってみんなが眠らされてしまいます。その中で煉獄杏寿郎がみんなの運命を背負って戦い続けます。

    ここまでが要約だとします。あとはこれに感想をつければいいでしょう。 無限列車のテーマは煉獄杏寿郎の心意気です。弱い者を守るために戦うのが強く生まれた者の責務です、という杏寿郎のお母さんの言葉が泣かせます。 どこで自分が泣いたかというポイントをコメントにすると共感が得られます。このようにこれからはたんなる要約だけでなく、プラスアルファのコメントが加わったものが求められると思います。 今、世界で飛び交っているのが何かといったら、貨幣以上にコメントです。ユーチューブでアニメ『呪術廻戦』のテーマソングを見ますと、コメントの半分以上は英語です。世界中から英語でコメントが集まり、日本人も英語でコメントを返します。


    †印象的な強い言葉で自分なりの名言をつくってみよう 前述したように、要約の究極は定義です。「○○は××と見つけたり」と定義できれば、かなりの「要約力」上級者といえるでしょう。定義とは本質そのものです。本質を短い言葉でキュッとまとめるのが、「要約力」のめざすところです。 そこで、もしみなさんがより高いレベルの「要約力」を目ざすのであれば、第一章でも説明しましたが、世の中のことを自分なりに定義する習慣を身につけるといいでしょう。普遍的な定義をめざそうとすると、ハードルが上がるので、自分流の名言をつくる気持ちで取り組むのがいいと思います。

    [プロフェッショナルとは?] 黒柳徹子(女優) 「高度の知識と技術をもって、仕事を継続してやっていくことって思ったんですけど、情熱をもって熟練した仕事を継続してやっていける人」 萩本欽一(コメディアン) 「面白くない仕事に就いて、面白い仕事にしてしまう人」

    本田秀夫(精神科医) 「とにかくそれを仕事にするとなったら、そのことをずっと考え続けている。それが飯食っているときも、遊んでいるときも、なにかのひょうしにあ、これって仕事にこういう風に使えるかもしれないとか、こういうヒントになるかもしれないとかそういうことに常に結び付けて考えられる人」 木村光希(納棺師) 「人をおくるということに、正解や完璧っていうのはないと思います。なので、もっとこうしてあげたいとか、もっと出来るとか、そういった思いを持ち続けられること」 宇多田ヒカル(シンガーソングライター) 「音楽に対して正直であること。かっこ悪いことも恥ずかしいことも認めたくないことも全部含めて自分と向き合うということ。自分の聖域を守るということ」 本田圭佑(プロサッカー選手) 「ケイスケ・ホンダ。プロフェッショナルを〝ケイスケ・ホンダ〟にしてしまえばいい。今、は?と思っている人が自然と言えるくらいの生き様を見せていきたいという抱負も込めてこの答えにする」 羽生義治(棋士) 「その人がその時点で持っているものを常に出し切れること」 山中伸弥(研究者) 「自分が何もわかってないことをわかっていること」 川上量生(経営者)

    「誇りをもって仕事をしているかどうか。どんな仕事をしていても、それが下手くそであったとしても、それを自分の仕事だと思って、誇りを持って、自信を持ってやっている人って見てて尊敬するし、僕もそういう風になりたいですね」

    もう一人、野球選手をあげますと、王貞治さんの言葉も深いものです。 「僕は人生は円だと思ってきました。朝があれば、昼があり、夜があって、朝がくる。季節でいえば冬がくれば、春、夏、秋がきて。これはもう止めようがありません」 この言葉を聞いて、私も人生が一年一年というよりは、春、夏、秋、冬でできているような気がしました。私は大学の教員ですので、三月に卒業式を終えて、すぐに入学式があってまた新しい人たちを迎えます。四月で始まって、三月で終わり、また四月で始まるというサイクルをくり返して、私の人生は終わっていくだろうな、としみじみ思います。

    みなさんも自分に課していることや、マイルールを「一、これこれであること」「一、これこれであること」と書き出して、あえて家訓風にまとめてみるのも面白いかもしれません。 なお古典にはひと言で言い切る要約があふれています。たとえば『孫子の兵法』を読むと、「戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」とあり、最高の勝ち方は戦わずに勝つことだと言っています。また「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は有名な言葉です。 孫子の言葉はとても数学的、論理的にスパッと要約してくれているので、心にスッと届きます。戦いは複雑な状態であるはずなのに、こんなに短い要約ができるのです。 二〇歳の顔は自然の贈り物。 五〇歳の顔はあなたの功績。──シャネル 構えとは、起こり得るすべての状況に対応できる準備である。──ブルース・リー 帝国主義とは資本主義の独占段階である。──レーニン『帝国主義論』

    このように要約に視点が入ると、個性が出ます。そして自分なりの視点を見つけるには、三つ並べるやり方がおすすめです。好きな映画ベスト3とか、好きな武将ベスト3、尊敬する人ベスト3など三つあげていくと、あげた人の個性が出ます。 ベスト1ではなくベスト3が重要です。ひとつだけだと、好きな武将ベスト1で織田信長をあげる人はたくさんいるでしょう。でも三人武将をあげてもらうと、その人の好みや生き方のスタイルが鮮明になります。それぞれがどうつながっているのかが視点です。 自分の視点がわからない人は、とりあえず自分のベスト3を出してみて、つながりを考えればいいでしょう。なぜ自分はこの三つをあげたのかと考えていくと、そこに視点の独自性が見えてくるでしょう。 それぞれがどうつながっているのかがわかれば、違いも鮮明になります。つながりと違いを含めて、高度な要約が展開できます。

    元々ある要約力を更なる高みに

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    2023年05月13日
  • 友だちってなんだろう?:ひとりになる勇気、人とつながる力

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    人と付き合っていくなかで基本的なことを丁寧にわかりやすく書いてくれています。
    子どもはもちろん、大人でもなるほどなと思うところがいくつもありました!

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    2023年05月04日
  • 会話がはずむ雑談力―――10秒でコミュニケーション力が上がる

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    雑談のステップ
    ステップ1:声をかける
    ステップ2:話す
    ステップ3:別れる
    結論は要らない、少し物足りないくらいで別れる

    5つのボディーリアクション
    1:微笑む
    2:頷く
    3:乗り出す
    4:のけぞる
    5:手を打つ

    3人の雑談で求められるのは多数派の気遣い
    同時通訳で仲間に入れる
    副音声でイヤな話に対する世間の声を届ける。

    論語 智・仁・勇、智と仁は本来備わっている。勇が大切。最初の一歩を踏み出す勇気。

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    2023年05月14日
  • 読書ってこんなに楽しいの!? 齋藤孝流とっておきの本の読み方

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    小学生の時に読んでいたら、読書感想文を書くのが楽しくなっていたかも。
    大人が読んでもそういう読み方があるのか!と勉強になる本でした。

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    2023年04月30日
  • 本当の「頭のよさ」ってなんだろう?:勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方

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    2022年24冊目。
    「頭のよさ」とは、人間を幸せにするために活かされるべきもの。さまざまな局面において、どうすることが自分たちの幸せにつながるかということを考えぬくこと。
    この言葉は世界平和に繋がっていると思う。
    学校の勉強が出来る=頭がいいと思っている我が子。この本を勧めてみたけどなんだか難しいとページが進まず。彼のタイミングでこの本を読んでくれたらきっとこれからの人生に役に立つはず。
    勉強が出来ないコンプレックスの自分には沢山のふせん(心に響いた言葉)が付いた一冊。

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    2023年04月23日
  • 大人の語彙力「時事教養」大全

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    新聞などに日々掲載されている用語を一冊に
    まとめた本です。

    「何となく聞いたことがあるなあ」で終わら
    せず、きっちり意味を知ることで新たな地平
    が生まれます。

    言葉を知れば世の中も見えてきます。

    坂口安吾の言葉です。
    「人生はつくるものだ。必然の姿などという
    ものはない」

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    2023年04月23日
  • 「できる人」はどこがちがうのか

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    ネタバレ

    一芸に秀でた人は、みな何か重要な共通の認識を持っている、としばしば言われる。ある道において、相当なレベルまで上達をした人は、上達一般についての認識を得ているように思われる。また、何をやらせても上達が早い人がいる。このような人は、たとえ運動神経がそれほどよくなくとも、様々なスポーツにおいてある程度のレベルまで上達するのが早い。一方には、何をしても先が見えずに途中で挫折してしまいがちな人がいる。

    上達を根底から支えるのは、「あこがれ」である。これがなければ、上達に勢いはつかないし、そもそも上達することの喜びが生まれてこない。藤子不二雄が手塚治虫にあこがれたように、あこがれが根底にあれば、上達の意欲は湧き続ける。「あこがれ」や「志」のスケールが器の大きさだとも言える。

    この本で主題としたいのは、あることがうまくなるということよりも、自分のスタイルを見つけていくということそのものだ。やっていることが様々なジャンルに分かれていても、そこにある一貫したスタイルというものが感じられることがある。自分のスタイルを持つことができるということは、非常な喜びである。

    自分の得意技を自分で認識し、それをトータルにコーディネイトしていく。その原理、工夫を支えるのがスタイルという概念である。自分のスタイルを練り上げていくこと。このことは、単に何かが上手くなること以上に、人生において重要な意味を持つ。上達の秘訣は、スタイルに対する意識を育てることである。 自分のスタイルを実感できると、自分の生を肯定できやすくなる。自分の得意技を磨き、自分のトータルなスタイルを表現できることによって、自分の存在感を十分に味わうことができる。「上達の秘訣」は、この生の充実感を味わうための、いわば梯子である。
    では、この変化の激しい現代日本社会において、大人が子どもに伝えるべきものとは、何なのだろうか。 端的に言えば、それは、「およそどのような社会に放り出されても生き抜いていける力」であろう。
    私が考えるに、この「生きる力」とは、「上達の普遍的な論理」を経験を通じて〈技化〉しているということである。どのような社会にも仕事はある。たとえ自分が知らない仕事であっても、仕事の上達の筋道を自分で見出すことができる普遍的な力をもし持っていれば、勇気を持って新しい領域の仕事にチャレンジしていくことができる。
    彼の言語の学習の仕方は、徹底的に自学自習主義であった。テレビやラジオから言葉を聞き取り、それをノートにとって反復して覚えたり、積極的に日本人と話すことによって実践的に会話力を鍛えていた。向学心にあふれ、分からない日本語があるとどういう意味なのかとすぐに聞いてきた。
    よくみてまねをすればいい

    うまいひとのやることをよくみてそのわざをまねて盗む、これが上達の大原則である

    盗むべきポイントを絞りこんで見つめる。

    技を盗むちからは暗黙知を自分の認識力で自分にとっての形式知とし、暗黙知へとしみこませる作業である

    技を盗むということは段取りを盗むということでもある。自分自身で段とりが組めるようになるまで修練する。これは同時に段取り力を鍛えることにもなる。

    うまい人のやることをよくみてその技を真似て盗む。これが上達の大原則

    要約の基本は肝心なものを残しその他は思いきって捨てることにある。捨てるといっても全く無意味にしてしまうわけではなく切り捨てたものが残されているものに何らかの形で含まれているような関係を保っているのがベストである、要約力とは常に重みづけを意識していることである。

    どうしても決定しなければならないことを最初に明確にしその決定に必要になる範囲内で質疑応答が簡略に行われるという手順が基本

    要約力の基本は八割がたの重要度もった部分を見つける習慣である

    最重要の技に全エネルギーを傾注する

    本は行きだおれるものというぜんていでとりくむことによっておおくのほんがきゅうしゅうできるようになる

    全体の二割の部分をよんで内容の八割がたを押さえる

    ニッパチ方式
    そこの部分をしっかり読めば本の八割がたをつかむことができる。そのような二割をえらびとろうとすること。そうした意識をもつこと事態が要約力をたかめる

    重要なことがらが向こうからめに飛び込んでくるという間隔をもっていることが多い


    幹となる問いを設定する習慣をつけること。
    本を読む前にあらかじめ三つほどのキーワードを設定することによってばらぱらとめくるだけでもそのワードが飛び込んできやすくなる
    キーワードは太い幹のような磁石の働きをする。キーワードが向こうからめに飛び込んでくるようになるための練習法としてはパラパラとめくりながらキーワードがでてきたらさっと丸をつける方法が効果的

    彼のとったやり方は自分のプレースタイルをまぐしっかりきめ、そのプレイスタイルからしてもっともしよう頻度の高い技術を徹底的に磨くというやり方だった

    私がインパクトを受けたのは彼が試合でも練習同様にハードヒットできるということであった
    いろんな技術をもっていてもマッチポイントを握られた時のように重要な場面では信じて使うことのできる技はせいぜいひとつや二つ。練習と試合都のギャップの少なさをまのあたりにして技を限定して磨くことの重要性をいっそう痛感した

    通常技の会得には一万~に万の反復が必要だとされている。これだけの回数の反復練習を行うためには基本となる技を限定する必要がある。その基本技のなかでももっとも重要な古書をまた選び抜いてそこを集中的に反復練習する。これが技かのコツで湯

    彼の質問力の高さである。
    彼の主な関心はてにすの全技術をまんべんなく習得することにはなく、試合に勝つことに会った
    そのためにはプレイスタイルの確率が必要でありそれの中心となる得意技を伸ばしてきた

    スマッシュを安定させるコツとバックハンドでのストレートへのパッシングショットのこつ
    彼のかだ飯石きの明確さ 
    自分自身でジグソーパズルをある段階まで苦労して組み合わせてきたプロセスがあってはじめて一言のアドバイスがパズル全体を完成させる位置ピースになりうる

    ぱずるでいえばそれを教えれば残りのピースをとうじんがくみたてることができるような鍵のピースを見つける作業だ

    いくつか直すべきポイントがあるなかで各となるポイントを見つけ出すことがアドバイザーにもとめられる力量だ

    静観とはみるだけではない。みてチャンスを待つという意味
    仮に選手が間違った動きをしていてもそれがあとにどういう形でぎじゅつにきいてくるのか、これは瞬時にだめだと判断で似ないから。何をいつ言うのか、そのたいみんぐをまつ、そのタイミングとは選手ほんにんに潮が満ちるように課題が見えてきたときだ

    癖を技に返る、くせのわざか
    高い技術を追求する人間に精神は後からついてくる
    何をどう返るべきかを指示できるのもアドバイザーの重要な能力ではある。しかし一方でかえなくていいもの変えてはいけないものを教えてくれる存在も大変に貴重
    上達の秘訣は自分の癖やスタイルをわかってくれていてタイミングよくアドバイスをしてくれるパートナーや支障をもつこと
    例え自分の映像であってもそこからなにかを盗むという意識で望む
    写真の意味はみるものの観点と写真との対話関係においてうまらる
    脳の中のイメージとしてじぶんのすがだきゃっかんてきににとらえるということは達人の技
    めを前にみてこころをうしろにおけ
    高速で矛盾を連続処理していく彼の身体
    常に見通しと、バランスをテーマとして意識し続けることによって技かしてくる能力

    おなじものをまねしているとおもって結果として違うものになっているというのではなく、違いを性格に認識しているということ
    自分のなかで技術がどのような変形作用を被るのか、を的確に認識する力が上達にとってじゅうよう
    肩を何度も反復練習するのはそうした無意識に生じてしまうずれにたいして敏感になりずれを修正する認識力を育てるためである
    自分は今なんのためにやっているのかということについての正確な認識力を育てることが上達の秘訣
    たまの握りやふりだすときのひじと手首の関係といったものはミクロ的支店、ひとつの技術が自分のプレイスタイル全体のなかでどのような位置をしめるのかを認識するのはマクロ的支店
    何のためにその技術が必要であり、その技術が自分の全技術のなかでどのような位置をしめるのか

    癖や習慣を全て捨ててしまうのではなく全体のなかで、効果的な技になりうる可能性のあるものをアレンジして技として鍛えなおすのが癖の技かというコンセプト

    上達の理想のプロセスはベーシックな力を身に付けたうえで自分の癖を技かして得意技となし自分のスタイルを確立することである

    上達の究極の目的は自分のスタイルを確立することである

    そのものひとつにセザンヌの世界の見方解釈のしかたが込められている

    世界の書き方だけではなく世界の見方そのものにもせざんぬの一貫した変形作用が働いている。スタイルはもののように固有かしたものではなく、活動において生きて働く原理

    Fは各画家のスタイル

    絵画におけるスタイルとはその画家がはじめて示した世界と新しい人間の見方

    自分がスタイルを作っていくときにスタイルの模範とするものが先行者である。自分にとって誰がせんこうしゃであるのか。この問題意識を保ち続けることが上達の秘訣である。
    わだばゴッホになる。

    ビデオや連続写真を何度も繰り返し分析しながらみてひとつひとつのうごきやぎじゅつをぶんせつかしてとらえることが必要

    あこがれにあこがれる関係性


    フーシェは自分自身の特性を知っていた。ナポレオンのようなカリスマ的魅力があるわけではないが、雰囲気をかぎ分ける鋭敏な感覚はもっている。その特性を冷静に認識し徹底的にスタイルにいかした。

    影に隠れている自分が一番強いことを知っていた。



    分けても沈黙の技術堂にはいったトウカイ術
    心底を見抜き気持ちを汲み取る心理的堪能がそれである
    スタイルかんコミュニケーション

    技術のことは得意だが、代金の回収や金作りといった金に関することは比較的苦手としていた本田にたいして藤沢は金のこのは任せておける男であった。
    藤沢は本田にないものをもっており、考え方もかなり違う。しかし違うからこそ、パートナーとして組む価値があると本田は考えた
    お互い知らぬことについては干渉せず相手をしんじきって任せたこと
    藤沢とてを組んだことが決定的だった。あれはすばらしい人で私の人生を変えた

    このようにして徹底した技術やスタイルの本田を経営的な面から藤澤が支えるというクリエイティブなスタイルかんコミュニケーションが成立した

    勝とうとして売ってはいけない、負けまいと打つべきである。どのてが負けないかと考えその手を使わずに一目であっても遅く負けるてを選んでいくべきだ

    あやまちは簡単なところになって必ず起こすものです

    恥ずかしがらずに上手なひとのなかにまじって実践すること

    その道の決まりをはずさずにしっかり持続させること

    過ちの兆しを細かな点から察知する力、これが達人の力

    ファーストのときに、一級しかもたないよう「くふう

    初心の人二つのやをもつことなかれ、はじめのやになおざりのこころあり

    後では小さな利を捨てて大きな利に向かうことが必要。
    あちらこちらを適当に掘ってみるのではなくて、これと思い定めた一点に全勢力を傾注して深く岩盤を貫いて掘り進むことによってつきることのない泉をえる井戸堀のししつである
    道を極めるということは単にその領域の事柄が出きるというだけではなく、ある種の境地をも獲得する
    つまらないことでもいいからひとつの道を極めたものはなにかをつかんでいる
    上達するためには自分がまだ会得していないことに対する予感やビジョンをもつことが重要。それを会得するための練習メニューをたてることができれば上達は確実性を増す。

    ここで強調したいのはさまざまなものを上達論のテキストとしてみる習慣そのもののことである
    重要なことはこうした上達論的な観点を日常のさまざまな活動のなかで習慣かし、技かすることである
    技を修得かするためには繰り返し練習し量か質に添加する瞬間を逃さないことが重要である
    のうのこまわりを増やすためには早い店舗の集中した環境にみをおくのが早道

    頭の中の作業員何人起きてるか

    脳のギアチェンジという感覚
    自分の意識の状態にたいしての意識を性格にもつ習慣をつけること

    写真はカメラマンと被写体までの関係までをうつすもの
    被写体との間にクリエイティブな関係性が成立すること
    自分を目覚めさせるきっかけを自分の直感や身体感覚を手がかりにして差がし続けること。これがインスピレーションをうむこつ
    結城を技かする

    一流とよばれるレベルの人は誰でもが自分自身を上達させるコツをもっている。また一流の人間のしかたにはその人独自のスタイルをもっていることが多い
    基礎的な技術をマスターして、そのうえで自分の得意技をもち自分らしさを発揮できるそうしたスタイルを確立していくこと
    朝早く起きて夜は約寝て運動をして体力もつくる
    曲がりなりにも小説かになれたんだからとことんやるしかないよな?だから根性を据えてとにかく体をびしびし鍛えてやろうとそう決心したんだ
    不健康なものや毒をとりだしてくるためには体そのものが健康でなくては行けない
    技においては同じことの繰り返しが量的に積み重なるとあるときに質的な変化がおこる
    村上は集中力と持続力というのはコインの表と裏だという。どちらも鍛えれば互いを強めあう
    最初のにヶ月半は毎日つ久江ノ上に座ってとにかく何でもいいからかく。のらなくても楽しくてもとにかくどんどんかいていく
    仕事をしていて集中にはいるのがわかるときがある。それまでの時間がその言わばゴールデンタイムにはいるための除草機かんであるような、そうした高い集中上体がおとずれることがある
    肝心なことは高い集中の坪が来ることを確信できていること、その確信によってそこまでのしこみの期間を耐えることができる
    よく賭け事をやる人でつぎにどんなふだがでてくるのかすっとわかっちゃう人がいるね、それににている
    音楽を流用して文章を描く

    ランニングを本格的に始めた動機はたいりょくの問題である

    自分のからだのリズムと仕事のリズムを重ね合わせていくところに上達の秘訣がある
    画家が描く文章って情景がとてもきれい
    いきのながさ、つよさは凡そどんな仕事にも必要
    上手につかれることができれば上手に眠れる、上手に眠ることができればうまく起きることができる

    エネルギーの燃焼は大問題でありその燃焼のしかたには知恵がいる
    心地よい疲れの感覚、この感覚は私たちに生きている充実感と共に安らぎをあたえてくれる
    心安らかに眠りに落ちていく一番の好条件はしんしんの心地よい疲労感だ、この疲労感を習慣化し技かすることができればいきる上での基本技となる
    過剰なエネルギーを費やし充実感のある拾うに至るには上達しようとする意識は王道となる
    上達することのおもしろさは自分の技を身に付けることができることにある
    アリのままの自分よりも技を身に付けた自分のほうが重んじられてよいのではないだろうか
    段取り力や盗む力あるいはスタイルといった言葉を用いるだけでも自分のなかに埋蔵されている上達の体験が鉱脈として掘り起こされてくる
    上達の普遍的な論理を捕まえているからこそ新しい領域にたいしても結城をもってチャレンジすることができる。そうしたバックボーンをできる人はもっていると感じた
    些細なことでもいい、そこでの上達の経験を普遍化しつつ、他の領域の上達方へと応用していけることができる人とそうでない人との違いであると考えた
    目指すべき自分のスタイルの中でその練習がどのような意味をもつのかをかんがえるようになる
    新しいように見えるアイデアの多くは全く別の領域のコンセプトや記述の転用、アレンジ空埋まれている
    りょういしまたぎこしということじたいがひとつの技である。習慣化することによってうまくなっていく。
    別領域であっても自分とにたスタイルでやっている人たちの工夫を転用すること 
    方は上達の論理を具現化したもの。方を行うことによって自分のなかに自分をチェックする基準が埋まれ事故との対話が可能になる
    本当に必要な力とは真似る盗む力、段取り力、コメント力、という三つの力と、スタイルというコンセプト
    ひとは一般的に何かに上達しているという充実感をもっているときはむかついたりきれたりしにくいと考える。
    上達への憧れと確信をもって生活しているときにはエネルギーをうまく循環している

    領域を跨ぎ越すビジョンをもつとき同じことがらでも全く意味が変わってくる

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    2023年04月22日
  • 究極 読書の全技術

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    今まで売るわけでもないのに、綺麗に本を読んでいましたが、書き込みながら自分だけの本にしていきたいと思いました。とりあえずこの本をもう一度線を引きながら読んでみようと思っています。
    人生において、沢山の本を読むことが大事なことを学びました。

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    2023年04月20日
  • 「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

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    感情を表すのにひとつの言葉しか使っていない場合、他にどう言い表せられるかが詳しく書かれている。
    やばいとか、かわいいとか、何にでも使っちゃうけど、いろいろ言い換えられる。あと、シチュエーションごとにどう説明すればいいかの例文もわかりやすい。

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    2023年04月16日
  • 心が強い人はみな、「支える言葉」をもっている

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    評価が高い自己啓発本やビジネス書は海外の方の著作が多い(作者は日本の方でも、引用される偉人や事例は海外のものが多い)印象だったのですが、本書はみな日本人の言葉で、自分と地続きに生きてきた人たちの言葉ということもあり、海外の偉人の言葉よりもより自然と自分の中に染み込んで来るように感じました。
    多くの人がこの本を読んで、生きづらさや不安から脱する一助としてくれたらと思いました。

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    2023年03月26日
  • 大人の語彙力ノート 誰からも「できる!」と思われる

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    読みやすいです。
    一冊の内容まるまる身につければ、語彙力がかなり鍛えられます。

    社会人前に本の内容を身につけたいです。

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    2023年03月21日
  • 「伝える力」が伸びる! 12歳までに知っておきたい語彙力図鑑

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    イラストが可愛かったので購入しました。
    ステップ1からステップ5まで章が分かれていて、ステップ4までは子供向けなのですが、ステップ5が大人顔負けの言葉だらけで成人している方でも楽しみながら読めると思います。

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    2023年03月18日
  • 質問力――話し上手はここがちがう

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    ネタバレ

    しかし初めて会う人と3分後には深い話ができたり、相手の専門的な知識や話題を、たとえ自分は素人でもきちんと聞き出せる能力があるかないかは、その人の人生の豊かさを決定づける鍵になる。出会いが人生の豊かさの質を決めるのである。
    初めて出会う人と、どれだけ短い時間で濃密な対話ができるか。実はここに社会で生き抜く力の差が生まれてくる。これからの社会で間違いなく必要とされるのは、「段取り力」と「コミュニケーション力」だ。自ら動き、組み立てていく力を学校教育はおろそかにしてきた。 拙著『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)で私が述べた3つの力は、教えられなくても自分でポイントを盗んで技をマスターする「まねる(盗む)力」と、これと連結する「段取り力」、その上で要約したり質問できる「コメント力」である。この3つが社会で生き抜いて行くために必要な力である。 社会人に聞くと、「確かにその3つがあれば生きていける。自分も学校教育ではあまりその力は鍛えられなかったが、社会に出たとたんに3つくの力の必要性を痛感している」と語る人が多かった。
    実は受験勉強や他のすべての試験にパスするヒントもここにある。問題を作る側に立ってしまえば、テストはあっけないほど簡単に解けてしまう。あるところまで勉強すると出題者の意図が手にとるようにわかってくる。なぜそのようなことを聞くのか、なぜこの選択肢を用意したのかがわかり、「ああ、苦労して問題を作ったんだね」という気持ちになると、ほぼ間違いなく正解を答えることができるのだ。
    今思い返してみても、私は自分の価値観を答に反映させすぎていたように思う。向こうは客観的な評価をしなければいけないので、私一人の価値観や深い読みにかかずらわっていることはできない。出題者はもう少し浅いところできちんとふるいにかけたいのである。


    人間が成長していくためには自分より優れた人と対話するのが一番はやい、テニス上達のコツは自分よりうまい人とうつことだ

    聞き方がうまければ自分に実力がなくても面白いひとの面白い話が聞き出せる 教育欲

    こういうことをきいてくるのは将来性がある、良く勉強しているな、自分なりのもののみかたをしようとしているな

    質問力が高いひとは余計なことはきかず肝心なことだけきいてくる

    質問力は状況や文脈を常に把握する力が試されているといえる

    メタディスカッション
    こえてうえからみおろすというしてんをもつことが質問に対しての意識をうむ

    質問を出したひとで場は支配されていることがわかる

    コミュニケーションの秘訣は質問力にあり
    質問さえできればコミュニケーションはほとんど大丈夫

    はっきりいうと頭の良さは文脈をつかむ地からといえる。
    文脈をはずさずきっちりと織物をおっていくように対話ができる能力は練習すれば誰でもができるようになる

    言葉がやり取りされている水面下には相手にも自分にも経験世界がある。誰もが自分の経験世界を話したい。
    じ分の話をしながら空いての経験世界をくみとりうまく引き取って自分の面白い話に繋げていく
    会話がうまいひとは自分の経験世界を会話のなかに折り込みながら話をする

    楽しいばを作っていくためには経験世界を混ぜ合わせることが大切になるだろう。このように経験世界を絡み合わせるための鍵が質問力である
    空いての苦労や積み重ねてきたものを掘り起こすような質問ができると少なくとも相手にとっては深まった話ができた印象になる


    自信をもって扱える道具をひとつあげてください。という質問は自分が今までやってきたことをクリアに考えることができる、具体的かつ本質的なといである
    谷川俊太郎の33の質問
    仲畑さんの質問は「あなたがいいと思うコピーを10個書いてください」というものである。
    良いコピーを産み出せるかどうかは世にでているコピーの良し悪しを見分けるセンスと密接に関連
    あなたが今までの人生でインパクトを受けた本を10さつあげてください。映画をあげてください。人物を何人かあげてください。
     質問は網だ。しっかり作っておけばいいさかながとれる

    質問とは空いての状況、相手の興味、関心を推し量り自分の興味と関心をすり合わせてするものである。
    人に語ると整理できる。これは頭を整理する鉄則だ。逆にいえば頭を整理させてくれるような質問を自分に降ってくれる人はありがたい。だから一生懸命答えたくなる

    座標軸の概念

    つまるところ自分の興味と空いての興味を擦り合わせて質問を考えるということ

    アンケートのなかに一番ききたい質問として今あなたはどこにいますかという質問

    具体的勝つ本質勅使な質問

    具体的なことがらをききながら本質的な事柄に迫ることができるのか、具体的かつ本質的な質問力のゾーンとなる

    質問は思い付くものではなく練り上げるものと思うのが上達の近道

    コミュニケーションの秘訣はそいつつずらすことにつきる

    相手が少し前にいったことばをもう一度今の文脈にもちだすというわざ
    空いての話のなかにキーワードをまず見つける。そして相手の口から発せられたことばを自分も使うと相手は大変交換を覚えるのである

    自分の経験世界だけで話さず外部のテキストとして話すのは会話を盛り上げるこつ

    共感けい、まとめけい、整理けい、相手を話しやすくさせていくスタイル

    会話でもいいおとをさせてとる技術がある。あぁなるほど!と手を叩きながら繰り返す

    ブルペンキャッチャーが音のしないミット

    あっ先程先生がいわれたことはこういうことですね

    方言は個人と向き合ってる印象をつよく与える、その人がうまれそだった風土の染み込んだもの

    相手と自分がいったいどこでつながっているのかつよく意識しながら対話することがいい質問をうみコミュニケーション全体を生き生きとしたものにする

    その人間がいちばんちからをいれている部分をしっかり認めることがコミュニケーションには必要である

    コミュニケーションのこつはその人の奥底にある経験を引きずり出してくるところにある

    五分間に大事なことを20こくらいいったからどれにリアクションしていいかわからない
    相手の行ったことに対して!それは別のこれとにていますか、と質問するのは質問の王道である
    こうした質問はひとつのかけである。まとをはずす場合もあるが当たれば大きい
    もってきたものがあいてのけいけんせかいにあるものならよくぞわかってくれましたということになる
     性的関係をもちながらろまんてぃっくらぶの考えを永続させようというのは不可能

    だれでも好きなものについて語るのは気分がいいので上機嫌になる

    相手に沿うのではなく相手を自分に沿わせてしまう


    どちらへ、ちょっとそこまで、はいみのないやりとりだ。だがこれが潤滑油として必要だ

    適度な距離感を保つために必要な会話だからそれほど具体的に答えなくてもいい。答えられても困るだろう。だがなにも質問しないとそっけない。人に話しかけるときお元気ですか?とか最近調子はどうですか?とか軽い質問で話しかけ軽く答えて一応終わる意味のないコミュニケーションも時には必要である。

    まともに細かく答えられてもきいた方が困るそういう種類の質問、

    先程古田さんは野球にこつがあるとおっしゃいましたが、古田さんの打撃が劇的にかわった瞬間って何度かあると思うんですけど最初はなにですか?
    何度か劇的にかわった瞬間があると思うがそのきっかけはなにか?

    変化について語るのは非常にやりやすい。相手に変化前と変化後を比較させて話させれば良いから

    ひとつだけだとなにも触発されないものが2津並べて比較するといろんなものがみえてくる

    大事なのは劇的にかわった瞬間については人は暑く語る。かわった瞬間は人生のクライマックスだから相手のエネルギーがかかっている。底をつくのは非常に相手をそ剃る質問である。

    コツについてきくのもいい。
    どんなこつがあるんですか、そのこつをどつやってみつけたんですか?という質問は総じて喜ばれる
    坂本が苦労を重ねてきた思いが込められているところをこつというかたちで質問すれば口から言葉がほとばしる

    技術というのは非常に具体的なポイントでありその人の専門性を尊重することにもなる
    発見をしたときの閃きや工夫したポイントについて質問していれば彼の頭脳ならクリアに説明してくれることだろう

    会話に目的を文脈を、きいてみただけは許されない

    その人にしかきけないことをきくのが礼儀だろう
    質問力を高める基本は相手に対して事前に勉強を済ませておいて、相手の専門性に自分を加速させて寄り添った上で質問をする

    具体的にいうとどういうことなんですか

    基本技は抽象的な話しになりすぎたら具体的にいうとどうなるかと質問する。具体的な話が長すぎたら本質的なテーマにもっていく。この往復運動がずらしのこつである

    素朴だが本質をついた質問

    私個人の暦の話になりますが、と前置きができることは大切だ

    限られた時間のなかで相手にとって本質的なことがらを聞き出すことごできる能力のことをいう。
    取り分け答えているとうじんがその質問をされるまで思いもしなかったことがみちびきだされるものを最も優れたクリエイティブな質問という

    同じニューヨーカーとして
    ~としてきくという習慣は会話をクリエイティブに組み立てていくためにたいへんよいほうほうだ

    あいてが行ったことに対してどうしてかとききその答えに対してわかるよと受ける段取りはきょうかんけいのきほんさほう

    ひとつでもインスピレーションを得ることができればコミュニケーションは完全な成功である

    あとで本の作り方をはなすからというのは見事なアメリカ的なギブアンドテイクのせかい

    物事の結果についてきくよりなにかがうまれてきた敬意についてきいた方が得るところが大きい

    ハイレベルの質問力で大切なのは自分自身にその質問をしたときどう答えるのかを一応シミュレーションしてある程度の答えを用意しておくということ

    相手に一方的におんぶしたりぶら下がったりということをしないで相手がだしたらこちらもだすということをくりかえしていく

    相手について十分した調べをした質問をしていく。視聴者にとっては非常に生産的である。

    自分が相手について勉強した結果発見したことを仮説にして相手に確かめている

    その人にとって活動の根幹をなしている本質的なテーマについては常に降れておいた方がいい

    綿密にした調べをしてポイントを落とさずしかも質問者自信がテーマをもって望んでいるところに特徴があふ
    自分が心理を特のではなく相手に質問することであいてじしんにきずかせていく
    悪魔がだした3つのといがキリストの本性あるいは人類のみらいのすべてをようやくしてしまった

    彼の中にあるある種の憤懣といったものに火をつけ、ふたを開けるような質問である
    質問が短いのに答えは長い。ということはそれだけ客を引き抱くパワーをもった質問
    普通の意味の対話ではなく質問だけでなりたっているコミュニケーションだ。だから質問力の高さがあからさまに試されている
    相手に対してよく勉強をしていて他の人が気づかないようなポイントを質問すること似よって信頼を得るのはコミュニケーションのひとつの方法だ

    質問や対話のコツとして、相手が苦労していることがらで表にでにくいポイントに関してきく

    日記書くとき、机に座って思い出してもほとんどでてこない、
    翌日何かの表紙でぽっとおもいだす
    人生も婚カツもそんなものか
    出会おうと思ってるときにでず、おもわぬときにでる
    ならばいつでもでれるよう今を真剣にいきる
    今を真剣に生きていれば偶発的にであえる
    今を真剣に生きていないから婚カツになる
    こんかつとなったじてんであうとじゃね?
    あなたの支店からラウンド後とに解説してもらえますか
    質問次第で人のすごさが浮き彫りになる
    とてもシンプルな質問だがこの程度で3つ4つの質問でアリの精神的世界におこった出来事を国名に聞き出している
    なぜあなたは仕事ばかりしているのですか

    へいりーはあえて自分の質問を短くすることによって相手の話しをより多く引き出すことに成功している、それでいてテーマせいを外さない、切れ味の良い質問である
    とうじんが思ってもいないようなことを引き出していたり、いままでつながってなかったものがつながってきたりひとつのテーマが非常に深まってきたり質問によって自分自身も忘れていたようなことがわきあがってくる経験がコミュニケーションの喜びである

    あくまがだした三つのといがキリストの本性あるいは人類の全ての未来をようやくしてしまった

    自分が心理を特のではなく相手に質問することであいてじしんにきずかせていく

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    2023年03月17日
  • 質問力――話し上手はここがちがう

    Posted by ブクログ

    高度なコミュニケーションの手段である、質問力についての解説書
    齋藤氏は、冒頭で、日本人のコミュニケーション能力の低下をなげいている。
    そのコミュニケーション能力を高める方法として、「質問力」を挙げている
    逆説的に、「質の高い質問をつねに相手に発していく厳しさがなければコミュニケーション力はなかなか上達しない」と述べている。
    本書の主旨は、「コミュニケーションの秘訣は質問力にあり」である。

    心に残った言葉は次のとおりです。

    ・質の高い対話の例をたくさん分析し、なぜそれがすぐれているのかと見抜く目を養うこと
    ・自分が素人でも、質問の仕方によってすぐれた人からおもしろい話を聞き出すことができる
    ・人間が成長していくためには、自分よりすぐれた人と対話するのがいちばん早い
    ・日本では考えて質問するという、当たり前のことが意外に習慣化されていない
    ・いい質問のキーワードは、具体的、かつ本質的というものである。
    ・質問力のなさを決定づけるのは勉強不足である、相手に対する情報がなければいい質問はできない
    ・相手が言ったことに対して、どうしてか?と聞き、その答えに対して、わかるよと受ける段取りは共感系の基本作法である。
    ・一つでもインスピレーションを得ることができれば、コミュニケーションは完全な成功である。
    ・結果について聞くより、経緯について聞いたほうが得るところが多い
    ・テーマをもった質問はコミュニケーションを深める可能性が高い
    ・相手が苦労している事柄で表に出にくいポイントに関して聞くのは有効な方法である。

    ■ゾーン
    ・ストライクゾーン:自分も聞きたいし、相手も答えたい
    ・子どもゾーン:自分は聞きたいが、相手は答えたくない
    ・気配りゾーン:大人ゾーン、おべっかゾーン:自分は聞きたくないが、相手は答えたい
    ・聞いてみただけゾーン:自分も聞きたくなし、相手も答えたくない
    ・具体的な事柄を聞きながら、本質的な事柄に迫ることができるか、具体的かつ本質的な質問力のゾーンとなる。
    ・質問とは思いつくものではなく、練り上げるものである。

    ■技
    ・うなずきと、あいづちの技
    ・自分と相手の呼吸を合わせる技
    ・おうむ返しの技 質問にならないよう語尾を上げずに繰り返す
    ・言い換えの技 自分の言葉で相手の言葉を言い換える
    ・引っ張ってくる技 相手の言っている本質を掘り下げる
    ・構え作りの技 相手の好きなものにちうて先ずかたって気分をよくする
    ・ずらす技 抽象的な話が多くなったら、具体的な話へ、具体的な話が多くなったら本質的な話にもっていく
    ・相手とコミュニケーションをとるためには、まず、身体の次元で寄り添って話をするのが基本
    ・その人間がいちばん力を入れている部分をしっかり認める
    ・相手のいったことに対して、それは別のこれと似ていますかと質問するのは質問の王道である
    ・相手の劇的な瞬間についえは、人は熱く語る

    ■エピローグ
    おなじ質問をしても、答えがちがうのはなぜか、孔子と弟子との対話
    ドストエフスキー カラマゾーフの兄弟での、キリストへの悪魔からの3つの質問 というなぞかけで本書はおわっています。

    目次

    プロローグ
    第1章 「質問力」を技化する
    第2章 いい質問とは何か 座標軸を使って
    第3章 コミュニケーションの秘訣 ①沿う技術
    第4章 コミュニケーションの秘訣 ②ずらす技
    第5章 クリエイティブな「質問力」
    エピローグ

    ISBN:97844804219515
    。出版社:筑摩書房
    。判型:文庫
    。ページ数:240ページ
    。定価:480円(本体)
    。発売日:2006年03月10日

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    2023年03月13日
  • 頭がよくなる! 要約力

    Posted by ブクログ

    筋トレと同じようにトレーニングをして鍛えること。要約力がある人は人をも幸せにできる。仕事だけではなく人生に役立つ。

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    2023年03月10日