齋藤孝のレビュー一覧
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本書は、1言で言うと「上手く要約した文章を書けるノウハウ」が身につけられる1冊です。
要約のノウハウが、例文付きで体型的にまとめられています。どんな風にすれば上手く要約できるのか、どこを省いてどこを残せばよいのか、本質的な内容も書かれています。
私は本書を使い、要約の仕方を熱心に学んでいます。これほど分かりやすくまとめられた要約を学べる本は他にないため、要約の仕方を知りたいならこの本がおすすめです。
要約の仕方を学べば、本質を理解できる力が高まります。本に張っている帯や小説のあらすじなどは、すべて1冊がどんな内容なのかを端的にまとめられています。これが要約です。要約できるようになると、 -
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ネタバレ■ひとことで言うと?
慣習に囚われず、自分の信じたことを全力で成した人物
■キーポイント
・自立自活
- 自分のことは自分でする
- 極力人に頼らない生き方をする
・血に交わって赤くならない
- 自分の「軸」を持つ
・手段を選ばない
- やりたいことはいかなる手段を用いても成し遂げる
・「およそ人の志は、その身の成り行き次第によって大きくもなりまた小さくもなるもので、子供のときに何を言おうと何を行おうと、その言行が必ずしも生涯の保証になるものではない。ただ先天の遺伝、現在の教育に従って、根気よく努めて迷いのない者が勝ちを占めることでしょう。」 -
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ネタバレ「上機嫌」「メンタルコントロール」「コミュニケーション」の大切さを伝えている本。メンタルに不安がある人も読むといいかも。
不機嫌であることは、組織の生産性、周りからの自身の評価や、自己評価すら下げてしまうとのこと。
SNSを誰しもが使っている今日では、常に他者からの不機嫌にさらされてしまい、何もしなくとも不機嫌を感じ取ってしまうので、意識的な対策が必須。
特に中高年男性は、様々な理由(年を取ることで表情や体が固くなるetc)で、デフォルトが不機嫌に見えてしまうことが多いらしく、上機嫌であると見せようとしなければならないという。
本書では上機嫌であること、つまり気分をコントロールできることは -
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日本人はアウトプットに慣れていない。私自信もインプットばかりで身にならない事がしばしばだったが、なぜ身にならないのかしっかり考えた事がなかった。
本書は、分かりやすく、アウトプットの必要性からやり方、状況に合った応用の仕方、今のSNSを使った流れや考え方など、『痒い所に手が届く』感覚でポイントを教えてくれている。
個人的には、この本を読みながら、この本を使ってアウトプットの練習をするのも結構楽しかった。
もう少し若い時にこの考えを教えてくれたら…なんて考えるが、今からでも遅くない!やりたいことに挑戦するために、このアウトプット方法を参考に勉強(発信)していきたいと思う。
厚みもあるので、読 -
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読者初心者にとって非常に簡単な読書術が書かれた本。
①短編を1話読んで「1冊読み切った」と言って構わない
②まずは文庫・新書・平積みから(ハズレの確率が低くなる)
③「はじめに」でわかったような気になれる本は「買い」
④3つのベストを探す
⑤ポジティブな感想を投稿する
→「批判したい」という目的ありきで、独りよがりの思い込みが強くなるから
→本を批判すると著者だけでなく、本を愛している読者までも敵に回すことになるから
特に⑤は耳が痛い話だった。
確かに今までの自分は著者の批判が目的になっていて、素直に良い部分を探すことを疎かにしていた。
今までの自分のレビューは、
戒めとして消さない。
これ -
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読書習慣のない人向けの読書勧誘書。初心者が押さえておくべき基本的な心構えと具体的な方法論が載っている。
読むべき本として推奨しているのが、「精神の緊張を伴う読書」である。というのも筆者は「思考力を鍛える」ことを読書の目的として考えているからである。
そんな多少重みのある本を読み進めれば当然だが、わからない箇所に出会うことになる。そこで、筆者は“わからない”を“わかった”にするために「ためる読書」が必要だと説いている。
わからない文章に出くわしても、わからないなりに格闘し、無理そうなら、いったん次の文章へ進みまた読み返してみる。その反復運動を継続して、いつしかわからなさを克服したとき(わかった -
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名著。驚くほど発見がある。これが1800年代に書かれたとはとても信じられない。
この本で指摘されているような課題感は現代日本にそのまま当てはまる。
彼の思考が本質的だったと言うことと、日本人が本質的にはほぼ進歩していないと言うこと両方の意味がある。
この本を読みながら驚いたのは、現代でも議論されそうな論点について簡潔に合理的に答えを出していること。
・論破しようとする議論は不毛で、合意を目指す以外の目的の議論は意味がない
・文明の段階を野蛮、半開、文明に分け、半開(日本)の定義は「文化はあるが改善を知らない。真似は得意だが工夫を知らない。合理性がない」
・徳と智恵のちがい
など、
その先進