齋藤孝のレビュー一覧
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ネタバレ大人になって、友達について悩むことがあった。
誰か特定の人というわけではなく、就職を機に初めての土地に来て、周囲に仕事関係以外に友達がいない。
そんな悩みがあり、題名に興味が湧き、手に取りました。主な対象は中学高校生となっているけど、十分大人にも参考になることが書かれている。
読み終えて、友達を探していること自体が間違っていたのではないかと思えた。
友達ではなく、自分の好きなことを探して、それに没頭する。そのすきなことを通して、友達が見つかる。
大人になって友達作りに悩んでいたけど、その解決策が明確に示されていて、心の靄が晴れた。
本著の言葉を借りると、自分自身の課題は、友達がいないことを -
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ネタバレ仕事は実力が第一
大事なのは果たすべき役割
人間は学問をするかしないかによって多き草がつく。だからみんながんばって学問にせいをだせ
人間交際というのは心の持ちようだ。なにも他人を恐れたり遠慮したりする必要はない。自分の心をさらけ出してさくさくと付き合っていく方がよい
なぜそうすべきかを明確にして自ら判断していくことが成長に繋がる
信用とはひごろのつみかさねによってきずかれる
福沢諭吉は信用は知性と正直な心という特によって次第に獲得していくものだと説明
信じる疑うというときには取捨選択のための判断力が必要なのだ、学問というのはこの判断力を確立するためにあるのではないだろうか
ただ -
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結局のところ、何をどう足掻いても基本的に人は変わらない。自分の受け止め方を見直して、見極める力を養えば、大人らしいスマートな対応ができる。デリカシーのない人や、非常識な人に対して、"希少動物がいる!"や"嫌味キター(^○^)ー!"くらいの余裕を。
一つ、心に刺さった言葉がある。それは、「大人はストレートに言うべからず」という言葉だ。以下詳細である。「考えていることをそのままストレートに伝えてはいけない。それが正論だとしても。私達は善悪を判断する法廷にいるわけではなく、日常生活の中にいるのです。ここを忘れてはいけない。」かなり耳が痛いが、これは金言と -
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自分を作る最大の要素"言葉"
本書を読み終えたその直後のLINE一通から活用することで語彙力を増やしていこうと思った。
◎以下は要約
ポイントの1つは漢語を身につけること。
漢語は短い言葉で多くの意味を表す。
【普段の会話】
大丈夫です→問題ございません
なるほど→おっしゃる通りです
楽しみ→首を長くして
【言いづらいことを言い換える】
できません→しかねます
ミス→不手際、粗相、落ち度
手前味噌
【気持ちを伝える】
嬉しい→冥利に尽きます
普通→月並み、陳腐、凡俗
やりたくない→腰が重い、及び腰(中途半端)
【重言をさける】
考えます→検討する、判断する
慧眼(けいがん -
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学生時代までに鍛えた「書く力」だけでは、現在のビジネスの現場では通用しない。
ビジネスの世界で通用する「書く力」をどうやったら、高めることできるのか、それを本書は語ります。
「書く力」こそが仕事の成否を分け、ひいては出世できるか否かを分けることに繫がります。
私が目にするビジネスメールでよくあるダメなパターンは、条件や要件の欠落です。
気になったのは以下です。
・まず第一に重要なことは、「文章は人間関係をつくるものだ」ということを認識することです。
・やっぱり人は心で動くもの。ですから、人としての温かみとか、情熱、あるいは相手に対する気遣いなどを感じさせる文章を書けるようにならなければな -
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ネタバレさて、そこで、今回の主人公である福沢諭吉です。彼こそはその「明治の人間」の代表というべき人物です。まっすぐ前を向いてどんどん進んでいく明るさ、勇気、胆力。新しいものに順応し、ものにしていく意欲が、まさに明治時代のカラーです。慶應義塾という私立学校を作り、新聞社などの事業を興し、多数の著作をものした一級の評論家・ジャーナリストでもあります。 私はよく思うのですが、「日本人らしさ」というものについて語るとき、そこには大ざっぱに言って二種類のものがある気がするのです。一つは、『古今和歌集』や『源氏物語』に代表されるような「もののあはれ」の心を持った日本人。古代から脈々と受け継がれてきた日本人のオリ