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35歳でヒット作を生み出した作家、35歳を裁判の渦中で迎えた実業家――。第二の人生のスタート地点になる一方、仕事やプライベートにおいて様々な「迷い」を迎える35歳という年齢を、成人式以来の節目としようと著者は提言する。35歳の今を見つめ直せば、50歳までの15年間を人生の収穫期にできる。54の簡単なチェックリストによって、本当の幸せを掴む方法を示す30代必読の人生指南書。
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Posted by ブクログ
35歳は第二の人生の出発点らしい。著者や著名人を例に出した説明は説得力がある。自分自身も35歳は節目の年と想像できる。20代は無茶できたが、30代は自分の体力や、人との関わりで無茶できない。第二の人生を輝かせるための棚卸しをしてみようと思う。
信頼:互いのコミュニケーションと絆を結ぶもの モラトリアムの終了。今考える 人の判断:多面的に捉えて差し引きで考える ストレスの発生源を考える 自分ならどんな付加価値をつけられるか どんな種を蒔いているか。30代は収穫の時期 仕事に何を求めるか 自分流のスタイル、やり方を見つける 自分...続きを読むはこれでやっていくと自信を持って言えることは何ですか? 今、これがあると幸せだと思える瞬間を把握する。時々再確認する。人、もの、時間の観点 一つ一つの決断で絞り込む。これでいく、と肚を据える。もし別の選択をしていたら、とは考えない。 一気にやるのではなく、コンスタントに継続する。
すでに40歳を優に超えているが、振り返りも含めて手にした一冊。 著者の作品の特徴は当たり前のことを書いていますが、くどすぎず、熱すぎずで頭に入ってきやすく、私は結構好きです。
ベストセラー作家齋藤氏1冊目。 35歳は越えたので既に遅いかなと思ったがそうでもなかったし、仕事に対する考えはまだまだだなと思った。確かに惰性で仕方なく続けている、と思うより自分が選んでしている、とやる方が何倍もやる気も効率もあがる。実際やらさせれている仕事は増えると嫌な気分になるが、自分で見つけた...続きを読む仕事はやる気になる。仕事に限った事ではないと思う。 しかしこの本を10年くらい前に読んだら全く違う感想になったんだろうな、とおもえるくらい、家族を持って人生観が変わったんだなと感じた。前を向いて頑張りたい。
社会に出て十数年たった35歳には人生の岐路がやってくる。 仕事はどうするのか。現状維持か、転職か。 結婚はどうするか。家族を持つのか持たないのか…。 など、「第二の成人式」として振り返るための項目が列挙されている。 基本的には頷けるけど「保守的だなー」という印象。 「いまさら言われなく...続きを読むても???」と思ったけど、それは私がわりに変わった経歴で、著者に言われる前に考えざるを得ない状況にあったことが大きいのかもしれない。 特に、女性は出産についてはリミットがあるのだから、35歳を迎える前に、人生について(結婚、出産を含む)ある程度シビアに考えてないとウソだろう、とは思うが。。。
35歳になって今後の社会人生活を見据えた上でどうすれば良いかを綴った指南書。 斉藤孝の話もさることながら、巻末に著名人の35歳について触れられており、それが面白かった。
なんとなく過ごしている場合じゃない35歳。自分の将来とか、もう一度しっかり見つめ直すきっかけになる本でした。
35歳を人生の節目として、新たに一歩を踏み出してみようという本だと思う。 今までの人生で何を得てきたのか、得てこなかったのか。 しっかりと自分の中身を棚卸しして、これからの人生をより良いものにしていく。 35歳になっていないけれど、35歳になるまでにどういう人生を歩んでいこうか参考になる本だとも思う...続きを読む。
・誰と過ごしているのがいちばん楽しい時間ですか?35歳は自分の生活において大事な存在との関係を、新しく築いていく年齢。 ・今、いちばん信頼している人は誰ですか?この問いの真の意図は「あなたは成人してからも親に依存していまえsんか?」というところにあります。自分を庇護してくれる存在、一方的に与えてもら...続きを読むう関係性ではなく、お互いのコミュニケーションと絆が結ぶものを「信頼」と呼ぶのが大人。 ・今現在の自分だけをみよう。30代になったら過去の自分ではなく、今の自分で勝負していけるようになりたい。今現在やるべきことにベストを尽くせていない人ほど過去の栄光を引き合いに出したがるが、みっともないので潔く棚卸ししてしまいましょう。過去は現実を動かす要素にはなり得ない。賞味期限切れの要素はきれいさっぱり整理して、今現在の自分の価値をいい形で出していく。そのための見直し作業が、35歳の「棚卸し」の大きな役割。 ・最近、何かをあきらめましたか?ギブアップする諦めではなく、「明らかに見きわめる」ことができるようになると、自然な流に逆らうような無理をしなくなり、迷わなくなるので判断が速くなり、ラクにたくさんのこ物事をこなしていくことができるようになります。 ・今、転職を考えていますか?あなたは、仕事に何を求めますか?(自分自身の向上や自己実現>社会貢献>やりがい>職場の将来性>収入>待遇)幸せなのは自己実現より他者実現。自分が仕事に何を喜びとして何に価値を置くか。そこに合致した道であれば、納得感、満足感はあります。 ・仕事の量が増えるとワクワクしますか?仕事は「獲り」にいくと楽しくなる。 ・会社の警備員の人と雑談していますか?ほんのちょっとしたことでも言葉をかけるということは、相手に意識をもつ余裕があるということ。そういう気遣いのできる人は、細やかな意識でいろいろなところに目配りできる人。仕事の上でもひと味違う形で表れ、「任せられる人間だ」という評価を受けます。仕事ができるかどうかは、意外とそういうところでも見られているものなのです。 ・突然の異動や転勤を、前向きに受け止めていますか?異動や転勤は新しい自分を見出すチャンスだと捉えるべき。自分では思ってもみないようなことを求められても、それによって自分の幅が広がっていきます。世の中にはいろんなアプローチがあって、それぞれがそれぞれの分野で仕事をしているのです。自分にできることをどんどん広げていきたいという気持ちを持ち続けている人は、刺激に対して柔軟です。それは生きる上での「構え」の問題。あんまり固定観念を持たないで、新しい環境、新しい職場を面白がってしまうのが、結果として自分を成長させます。自分がやりたいことができるのが仕事ではなくて、その場その場で好奇心をもってそれにチャレンジでき、そこを楽しめればいい。固着しないことで新たな刺激が受けられると考え、すっきり引き受けて気持ちよくやりたいものです。 ・中堅社員の心得by松下幸之助「会社で働く社員の心構えとして、私が機会あるごとに強調してきたことがあります。それは、会社で月給をもらって働いているといういわゆるサラリーマンとしての考え方をもう一歩飛躍させて、自分は社員としての仕事を独立して営んでいる事業主だと考えたらどうか、ということです。」 ・転職しても成功していく自信がありますか?転職するのも、独立するのもいいですが、その前に、今ここでベストを尽くしましょう。どうにも気持ちが定まらない人は、いったん「自分はここで生きていく」という覚悟を持ってみたらどうでしょうか。キャリアを積むというのは、それまでの人生でやってきたことをもとに、自分を更新していくこと。ゼロにしてリセットするのではなく、現状の更新なのです。いつでも独立できるチカラを持ちましょう。いつでも独立できるチカラを蓄えていたら、かえって今ここにいることの意味も見えてきます。 ・「自分はこれでやっていく」と自信をもって言えることは何ですか? ・「今、これがあると幸せだ」と思える瞬間はいつですか?人生で何をいちばん大切だと思い、何に価値を感じるかは、環境や人との出会い、年齢によって変わっていきます。「自分は今、これがあると幸せだ」と感じるものを明確にさせておき、それにどう変化が生じているかをときどき再確認してみてください。 ・今、自分が何のために何をしているかを把握できていますか?船を操縦する人が船酔いして困った、仕事にならないという話は聞いたことがない。つまり、自分でコントロールできる状況であれば、酔わないし疲れもない。 ・区切りのいいところで、今日のタスクを終えていませんか?コンスタントに新しいものを生み出す意識を継続させていくには、ちょうど区切りのいいところまでやりきるよりも、「もうちょっとやりたい」というところでやめておく。そうすることで、翌日すっと取り掛かれるのです。「今日をどう終わらせるか」だけでなく、「明日どう始めるか」。次の展開を考えること。 ・身銭を切る自己投資をしていますか?自分へ投資し続けることをやめてしまうと、人間、頭打ちになります。 ・自分の健康を支えるための「習慣」を持っていますか? ・世阿弥も35歳について考えていた。「この時期は、過去に自分がやってきたことをよく自覚し、また将来どうやって行ったらよいか、そのやり方などもさとる時期である。もしこの頃真の花を究めなかったならば、この後天下に名人として認められるということは、まず難しいであろう。」by世阿弥。35歳でやるべきは、今現在を人生の祝祭として寿ぎ、「棚卸し」をして自分の商品価値を確認し、35歳からの人生を充実させていくことを考えることです。人生の祝祭感覚を身に付けた人は、常に自分が迎えた年齢を楽しんでいけるはずです。それが世阿弥のいう「時分の花」ではなく、「真の花」を咲かせるということではないでしょうか。
いちばん印象に残ったのは、学生時代の友人関係ではなく、家族や仕事仲間との信頼関係が大事になってくる、ということ。 沖縄に嫁いで2年。若いころのように簡単には友人が増えず、これでいいのかな?と思っていたけど、大人として周りの人たちとゆっくり信頼関係を築いていけばいいのだ。と思えた。
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齋藤孝
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