齋藤孝のレビュー一覧
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ネタバレふと、本棚にあるのを見て、読みたくなって読む。
今回の納得ポイント♪
P96
知性の力を身に付けた人間は、最終的にメンタルの問題から解放される
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人間関係の悩みが絶えない人、あるいは何度転職してもうまくいかないなど挫折しがちな人に案外多いのが、身の回りで起きたことをすぐに自分のメンタルに引きうつしてしまう
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「あの子は私が嫌いだから、あんなことをいったんだ」-
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他人の言動を一つひとつ自分への評価と結びつけ、思い煩っていれば、心が痛んできます。
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他人から何をいわれようと意に介さない感覚を体得してしまえば、心が傷つくことは確かにありません。
そのと -
Posted by ブクログ
■日常会話の中で子供の学習意欲が高まるような言葉
①「いま言ってみて」(即行アウトプットのクセをつける言葉)
②「すごい,努力する才能がある」(もっとやりたくなるほめ言葉)
③「まず何からやる?」(思考の整理習慣をつける言葉)
■孟母三遷
・教育には環境からの感化が大きいという教え
■孟母断機のおしえ
・継続の大切さを説く
■習慣が身につくというのは面倒くさいという思いに打ち克って毎日やり続けることが苦にならなくなること。
■脳は入ってきた情報を「記憶すべきかどうか」を出力の頻度で判断する。
・耳を使った記憶は強固(話すことのメリット)
■人は覚えたことを24時間後には7割忘れる(エビングハウ -
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齋藤孝さんの優しい語口調につい、うんうんと頷きながら読んでしまう。
「若いうち」ということで、対象年齢は10代〜20代を想定されているのでなおさらそう感じるのかもしれない。
有名な太宰治。
けれど、小学校や中学校の教科書に出てくる作品くらいしかあまり知らず、その後読んだものはあまり多くない。
齋藤氏も言うように、どこかナルシストっぽく、自己顕示欲と、自己否定にまみれていて読んでいると暗い気持ちになりそうなイメージは私にもあったように思う。
でも、本書の解説を一つずつ読むに従って、また違った1面が見えてきたような気がする。
文章を書く人、芸術家という、自身の奥深く深くまで潜った人たちはきっと -
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大学教授の著者は、教え子が本を読まずに大学に入ってくると嘆く。
そして、本を徹底して読ませる教育をするのだと。
人類の発展の歴史は、本によって築かれ、刻まれ、受け継がれてきた。その精神の巨大な英知に触れることなく生きていくことの危うさを語る。
そして、読書こそ現代を生き抜くための人間力を鍛える格好の武器であると。
思考が浅くなれば心が浅くなる。そして精神的にもろくなる。しかし、学生たちが読書すると変化が現れる。深さが出てくるのだそうだ。
著者に直接教えを請いたいと思わせるぐらい英知に溢れた本。
読みやすい本だけでなく、難しい本にチャレンジしてみようという気にさせる、生命力に満ちた本。
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購入済み
気楽で面白い
喫茶店の飽和化の中、どのように時間を過ごすかはその人のライフスタイルによると思うが、必需品など参考になりました。期待しないで読んだから余計になるほどが多かった内容でしたf^_^;
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ネタバレP16 さかのぼり読み
・村上春樹の1Q84⇒ジョージオーウェル 1984
・1Q84で引用されるチェーホフ読んだり、ヤナーチェクを聴く⇒古典は底流でどうつながっているのかを読み解くと深まる
・村上春樹が好きな人が、彼が「この世にはカラーマゾフの兄弟を読む人と読まない人の二手に分かれる」とまで言われるとカラマーゾフの兄弟を読みたくなる。
・赤毛のアンには古代ローマまでさかのぼる英米文学の数千年もの厚みが集約されている。
・そうしたダイナミズムをもった伝統の厚みが古典の魅力である。
・先に現代語訳や簡単なところから入り、その後原文に触れると、落ち着いて原文の良さを理解できる。その後繰り返し原文 -
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この本は
『読書力』を読んで大好きになった齋藤孝さんのブックガイド。読書力は単なるブックガイドを超えて「本とはなにか」「なんのために読むのか」「どう接するべきなのか」という概念から覆される内容でしたが、今作もまたそうでした。
人生に教養は欠かせないものである
教養とはなにかが「はじめに」の部分に書かれています。それは単なる雑学や豆知識とは違う〇〇観という物の見方のことで、雑に散らかった知識ではなく自分が持った世界観を持って世の中を見ることができる、その力を教養と呼ぶのです。そして豊かな人生とは教養と常に友にしている人生のことです。教養のある人ほど新しいことを知り驚くことができるのです。「読書 -
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私もかつては言いたがりな人間でしたが、いつの頃からか、基本的に嘘は言わないが本当のことも言わない、に方針転換しました。
他人の悪口を言ったり、悪意をぶつけて敵対する気なんて全くない。だけど、嫌なものは嫌で、嫌いな人は嫌い。口に出して言わなくてもいい、腹の底で何をどう考えるかは本人の自由。だったらノーコメントというのもありだろうと。
本当のことも言わないというのは誠実ではないんじゃないかと最初は思いましたが、本音が本当に必要とされる場面はそんなに多くないというのはこの本に書かれている通りだし、相手を不快にさせるつもりはなかったのに、そのひと言は失敗だった、という事態に陥ることもなくなりました。余