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Posted by ブクログ
なんとしても、引用したい文を見つけようと思って読むと読む際の積極性が格段に高まる
論理と言うより感覚で選ぶ方が、自分自身にとっても気づきのある感想文となりやすい。なぜこのバラバラに見える。3つの文を自分は選んだのだろうかと自分の内側を探っていくと感想は深まる。
引用なくして読書なし 引用力なくして、古典力なし
古典は孤立した峰ではない影響力があるからこそ、古典とされる。古典は川の源泉だ。支流から遡れば、古典に行き着く、古典に行き着くルートはあちらこちらにある。
神は細部に宿る
まずは断片断片を身につまされる形で知るそこから始めるべきであります
自分で考えて行くために本を読むと言う場合、少なくともさしあたって断片が直接自分にどう突き刺さってくるかが問題であります
全体の筋に気を取られるよりもその中のどれか一句でもいいからとにかく自分と出会うというか自分に突き刺さってくる章句をまずは自分で発見すること。これが一番肝要です。つまり個々の断片を全体につなぐ前に、むしろ全体からある断片を取り出して、その断片を自分につなぐ。
気づきは、なんとなく生まれるものではなく、惹きつける課題意識が反復によって心の習慣となり生まれるものだ。まずはとにかく1つでも自分の経験と結びつけると言う強い思いを持って古典を開く。
古典の文脈を客観的に把握しつつ、自分の経験や主観を絡める、このバランス感覚が古典の読みでは必要であり、また、古典によってこのバランス感覚が鍛えられる
近代的なロマンティックなものは、主観的方法によって作られ、古代的なクラシックなものは、客観的手法によって作られると言う考え方がゲーテにはある
形だけの謙虚さは自己保身であることが多い。本当に偉大な物を知るものこそ、本当の意味での謙虚さを身に付けることができる。表面上、謙虚なものの、言い方をするかどうかは問題ではない。古典力は、神の謙虚さを教え、その分同時代人に対する恐れや引け目を減らし、意欲の持続を助ける、また、自らの独創的才能の涸渇に怯えることもなくなる。
古典の良さは、偉大な精神の空気をそこから吸い込むことにある。その新たな息吹きでなす事は、古典の模倣とは限らない。自己を限定する技術は、懐の深い古典との出会いを通して磨かれる古典を鏡として自分には何ができるのだろうかと自問することで、自分の道が見えてくる。
自己発見のプロセスが、古典力の醍醐味である。
Posted by ブクログ
古典を読むと意気込んで買ってはみるものの、ついに挫折してしまう。こういったことを幾度となく経験した。
本書は古典を読み、「マイ古典」とすることで日々の生活や思考に活かしていくことができるとする。
古典を読むための十カ条として、
①一通り知識を事前に得る。
②引用力を磨く。
③さかのぼり読み-古典の影響を読み取る。
④パラパラ断片読み-全部を読もうとしない。
⑤我田引水読み-自分の経験に引きつける。
⑥つかり読み-作品世界にどっぷりつかる。
⑦クライマックス読み。
⑧演劇的音読。
⑨バランス読み。
⑩マイ古典の森をつくる。
が示されている。
今後は十カ条を活用して、古典に親しんでいこうと思う。本書は古典アレルギーを取り除いてくれる一冊だろう。
Posted by ブクログ
齋藤先生流・古典のススメ。
ご自身の提唱する学習法に音読を取り入れているからなのか、文章も簡潔・明快・リズミカル。
そして情報量が凄い。読むだけで賢くなれそう。
知るって、楽しい。
学ぶって、面白い。
わかりやすく楽しい語り口が、お勉強へのモチベーションを上げてくれる。
それにしても、『カラマーゾフの兄弟』って、そんなに凄い作品なのか。齋藤先生いわく「これぞ最高峰の総合小説。これを読まずして文学を、いや人間を語るなかれ。」。
ロシア文学って、とにかく長くて、暗くて、難しいイメージなので(超偏見)生きてるうちにトライしたいとは思っているんだけど…。
日本の古典では、福沢諭吉の自伝が面白そうだった。人柄が感じられるカラッとして爽やかな文章らしい。なんでも手塚治虫のご先祖と関わりがあったとか。へぇへぇへぇ(トリビア)(←古い)
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