若いうちに読みたい太宰治

若いうちに読みたい太宰治

825円 (税込)

4pt

人の心の痛みに感応し、丁寧に掘り下げていくことで、自意識との葛藤や社会との距離感を、豊かに表現した太宰治。人生の壁に打ち当たった時に読みたい一八作品の魅力を、縦横無尽に語りつくす。一挙に学ぶ。カラー口絵とともに理解のツボが一目でわかる図版資料満載。

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若いうちに読みたい太宰治 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年12月03日

    齋藤孝さんの優しい語口調につい、うんうんと頷きながら読んでしまう。
    「若いうち」ということで、対象年齢は10代〜20代を想定されているのでなおさらそう感じるのかもしれない。

    有名な太宰治。
    けれど、小学校や中学校の教科書に出てくる作品くらいしかあまり知らず、その後読んだものはあまり多くない。
    齋藤...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月01日

    私は、太宰作品を読んだことがないのですが、
    読みたいと思わせてくれる一冊でした。

    題名の通り、太宰作品の感想、紹介本なのですが、
    私には、本作品の内容(著者の主張)が、
    ・著者自身の読み込みが非常に深く、主観的なものか?
    ・誰もが太宰作品を読み、同様に感じることのできる客観的なものか?
    というのは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月21日

    太宰治の魅力を端的に理解しやすく書かれている。
    小説を小説で紹介することで、原点とは少し違った観点で太宰治という人物を知れたが、次は自身で太宰治という人物と小説を読み会話したいと思った。

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    Posted by ブクログ 2020年11月11日

    古書店、最安価の棚にて。
    どこかの学校の副読本だったのかな。ならば幸せな学校。
    確かに、10代前半で太宰治に巡り会ったのは幸せだったかも、と半世紀近く経ってしみじみ思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月14日

    走れメロス!「メロスは激怒した」

    太宰作品を真剣に読んだことはない、しいて言えば
    「走れメロス」だろう、短編にステキな作品がある模様

    こんどまとめて読んじゃうよ!とても参考になりました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    『女が読む太宰治』と同時刊行。
    多作の著者なので、どこかで書いたネタを、角度を変えて展開している本も多い。だが本書は、1人の作家に絞っての展開で、生きかた論を加味したよい解説本になっている。
    著者自身が太宰を愛読したことがよくわかる1冊。

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    Posted by ブクログ 2022年01月07日

    読み取るべきポイント、考えるべき問題が提示してあってなるほどと思った

    太宰は教養として読んだ方がいいんだろうなって思ってたけど、今の歳だからこそ読んでみたらこの先の人生のひとつの鍵というかアイテムとしてふとした時に拠り所とまではいかないもののなんかひっかかりになるのかなって思った

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    Posted by ブクログ 2020年03月21日

    読んでよかった。

    センチメンタル(感傷)との付き合い方、自分はもっとできるはずなのにというくすぶり、足跡を認めてほしいという思いを否定しない、むしろそうした太宰治の苦しみを若いからこそ共感でき、そうした思いをくぐり抜けてこそその人の魅力が増すという作者の考え方が好き。もちろんそれは、ながく研究者と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月12日

    齋藤センセイの太宰治紹介本

    ヒリヒリしてぐだぐだ悩む10代20代がうってつけらしい
    悩むときにとことん悩んでふかーく考える時期にふかーく考えると人間的に深みが出るそうです

    けっこう太宰治は読んでると思ったけど
    知らない短編もあったり
    色々よみたいなーとおもった

    あとどうしても内容やあらすじにめ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月07日

    著者の身体論・教育論で読み解く太宰治解釈として興味深く読みました。

    『新樹の言葉』の最後で、家が焼き落ちたときに乳母の子どもたちが微笑んだのを目にした主人公が「力こぶ」を入れるところに着目しているのは、この著者らしい着眼点だと思いました。この物語の主人公は、これまで筋肉にまったく力が入らない、腹が...続きを読む

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