齋藤孝のレビュー一覧

  • 超訳 人間失格 人はどう生きればいいのか

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    太宰治の「人間失格」を解説しています。
    なぜ今「人間失格」なのか。

    それは、この作品で扱われている「生き
    づらさ」の問題が現代にも通じるテーマ
    であるからと齋藤氏は言います。

    「人間失格」の主人公は世間というもの
    が分からず、他人の目が怖いと感じます。

    外見では道化役を演じ、明るく振舞って
    いても、心の中では不安だらけなのです。

    SNS全盛の現代でも、一つ間違えると
    世間から攻撃を浴びてしまうことがあり
    ます。

    世間は怖いのです。

    コロナ禍においても、近所で感染者でた
    時は犯人捜しのようにその人を特定しよ
    うとした地域もあったらしいです。

    人間が、世間が一番怖いのです。
    そんな今

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    2020年12月28日
  • 22歳からの社会人になる教室1 齋藤孝が読む カーネギー『人を動かす』

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    この「人を動かす」は1936年に出版されたので
    現代社会では内容がそぐわない部分があると言
    われています。

    しかし原題の直訳は「いかにして友人を獲得して
    人に影響を及ぼすのか」です。つまり現代で言う
    ところの「巻き込み力」「揺動力」であろうか。

    他人を巻き込む力、心を揺さぶり行動に移させる
    力は、現代のビジネス生活においては、最も重要
    なスキルと言えます。

    そんな重要スキルを齋藤孝氏のフィルターを通し
    て、現代版に置き換え、分かり易く昇華させた
    一冊です。

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    2020年12月27日
  • 頭のよさはノートで決まる

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    考えていることを整理したり、新しいアイディアを生み出すなど、「頭が良くなる」ためにはノートを使いこなすことが有効であると著者は述べています。
    確かに、頭の中のモヤモヤとしたものを言語化することでそれを客観的に眺めることもできるし、ペンを取って紙に書くという行為自体がなんとなく主体的な感じもします。
    デジタル時代だからこそ、あえて紙に書くことの意義を考えてみたいと思いました。

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    2020年12月20日
  • 読む・書く・話すを極める 大人の言語スキル大全

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    過去に出版された「大人のための読書の全技術」
    「大人のための会話の全技術」「大人のための
    書く全技術」の3冊を合わせて加筆・修正され
    た本です。

    まさしく言語に関わる全てのスキルについて扱
    っている究極の啓発本です。

    特に巻末で紹介されている読むべき本100冊の
    内容は素晴らしいです。どれもこれも手にとっ
    て読みたくなります。

    負のスパイラルという言葉がありますが、これ
    は正のスパイラル=上昇気流的に、もっと言語
    のスキルを上げたくなる一冊です。

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    2020年12月17日
  • 22歳からの社会人になる教室3 齋藤孝が読む カーネギー『話し方入門』

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    話し方教室の先生として大成功を収めた
    デール・カネーギー氏。

    現代ビジネスの環境はその頃と比べて大きく
    変わってはいますが、そこは監修の齋藤氏が
    現代社会に合わせて再編しています。

    いわばコミュニケーションの大家である
    カーネギー氏と齋藤孝氏の共著と言えます。

    ビジネスで求められる能力の筆頭に挙げられ
    るコミュニケーション力。その基本の基本を
    学ぶことができる一冊です。

    人前で話す時の極意なども紹介されています。
    現代ではスピーチ力も重要です。聞き手を
    惹きつけるにはどうするべきかを学べます。

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    2020年12月14日
  • 文脈力こそが知性である

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    語彙力、教養をつけることを目的に購入しました。
    言葉をつなげるコツや技術が書かれているかと思いきや、いい意味で裏切られた。この帯やタイトルでは勿体無いと思うような、広く知性について教えていただける本でした。

    知識や考え方、人間関係、過去の偉人や海外の翻訳本、歌舞伎の話まで様々な話題に触れながら、そういった知識を繋げる力を「文脈力」という言葉で表現をされていました。

    場の空気を読むのも文脈、過去の偉人の作品や芸術から今の自分に役立てられることを見つけることも文脈。繋げる力を持ちたいと思えました。

    本著の中にいくつか本も登場しますが、
    その中で特に気になった本
    「心より心に伝うる花」は購入し

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    2020年12月12日
  • 声に出して読む 渋沢栄一「論語と算盤」

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    新しい一万円札の顔に「資本主義の父」と
    称される渋沢栄一氏が決まりました。

    あまりにも有名な著書「論語と算盤」には、
    渋沢氏の考えや人生観の全てが詰まってい
    ると言ってもいいです。

    決してお金を稼ぐだけでなく、論語を通し
    て思いやりの精神を持つべきだと、いわゆ
    るバランス感覚を身につけろと説いていま
    す。

    それは今の社会においても当然の考えといえ
    ます。つまり「論語と算盤」の内容を知る
    ことは、ビジネスとヒューマニズムの両方を
    一度に学べるという、現代人には欠かせない
    スキルと学ぶことができる一冊なのです。

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    2020年12月10日
  • バカになれ 50歳から人生に勢いを取り戻す

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    50歳を過ぎれば下り坂の人生が始まる。
    人生の楽しいことの9割は終わり、嫌なことの
    9割はこれから始まる。

    これは本当でしょうか。

    50歳過ぎでも、実際に充実した人生を歩んで
    いる人はいます。その充実の中身は何かと言
    えば「これさえやっていれば時間があっと言
    う間に過ぎてしまう。その物事についてもっと
    極めたいというものを持っているかどうか」
    つまり、バカになれるものです。

    そんなの無いよ、という人こそ読むべきです。
    充実した人生を歩むべく、バカになれるものを
    見つける一助となる一冊です。

    50歳に満たない人も必読です。

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    2020年12月03日
  • 可動域を広げよ

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    自分の好きなものだけに取り囲まれている生活も幸せだけど、未知の世界に足を踏み出してみることも楽しいよ!と改めて気づかされた一冊。

    普段は堅実なお金の使い方をしつつも、
    たまには、自分の興味が向く方へドカンとお金と時間を費やしてみよう。

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    2020年11月29日
  • そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!

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     「研究授業なんて面倒くさくてできないよね」などと、低いレベルの仲間意識を振りかざすような人には近づかないことである。そして、お互いに伸びるチャンスを奪い合ってしまう関係を断ち切らなければならない。自分を幸せにしてくれる「仲間」には絶対に成り得ない。

     教育研究誌2006年10月号の佐々木昭弘氏の書評に、大きく共感する。

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    2020年11月28日
  • 現代語訳 福翁自伝

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    福澤諭吉が還暦を超えた頃に人生をざっくばらんに振り返った本。全体の20%は酒の話。
    特に中盤で禁酒を誓った福澤が、友人に「キツい我慢はよくない」と唆され煙草を吸い始めた挙句に禁酒にも失敗し、ただの大酒飲み&ヘビースモーカーに成り下がった話は涙なしには読めなかった。

    気難しそうな顔からは想像し難い、破天荒な人物像。しかし、男子高校生のような言動ばかり。
    友人に「鯛だ」と言って河豚を食わせ、「お前は河豚を食った、もうすぐ死ぬ」とビビらせ横で爆笑してたり、神社の御神体をその辺の石ころにすり替え、それを知らず人が拝んでるのを見て爆笑してたり。

    しかし勉強に対する熱意も凄まじい。
    昼夜問わ

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    2020年11月26日
  • 100年後まで残したい 日本人のすごい名言

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    「心」と「精神」は別のものとして考えるべき
    と著者は言います。

    心は個人的なもの。人それぞれであるし、一人
    の人にとっても心は毎日状態が変わります。

    しかし精神は、ある文化の中で生きる人が共通
    して持っているものです。

    武士には武士の精神、日本人には日本人特有の
    精神が存在します。

    精神は文化として共有され、100年単位で残っ
    ていきます。それほど安定的な内容を持った
    ものです。

    私たちの心は精神という土台の上に乗っかって
    いるというイメージを持てば分かりやすいと
    思います。

    そして精神の下にあるのは身体文化です。
    鏡餅に例えると、下の餅が精神文化。上の餅
    が精神文化、そして一番上

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    2020年11月24日
  • アウトプットする力―――「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法

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    仕事で自分の考えをうまく報告できなくて悩んでたので、購入!勇気を持ってアウトプットを繰り返して、失敗したりちょっと変なこと言っちゃっても笑って乗り越えようと思えました!

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    2020年11月24日
  • 友だちってなんだろう?:ひとりになる勇気、人とつながる力

    購入済み

    人との付き合い方

    いじめ、人間関係の悩みが一発で解決する本

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    2020年11月18日
  • 可動域を広げよ

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    ストレッチは毎日続けることによって、
    徐々に関節などが柔らかくなります。

    しかし最初のやり始めの頃は当然痛みを
    伴います。この痛みを超えると気持ち良
    さも出てきて、つまり痛気持ち良い状態
    を迎えることになります。

    人生も同じなのです。

    最初の動き、初動は何となく痛みを伴い
    そうで、億劫に感じますが、それを超え
    ない限り新しい感覚は得られないのです。

    可動域とは思考の幅、行動の範囲と置き
    換えるとわかりやすいと思います。

    そんな「自分を変える」きっかけを与え
    てくれる一冊です。

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    2020年11月15日
  • 超速読力

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    「超速読力」とはいとことで言うと、「目次」
    だけでも、「はじめに」と「おわりに」だけを
    読むだけでもいいので、そこから内容を理解し
    コメントできるレベルに引き上げること、です。

    「なあんだ」と思わないで下さい。それもまた
    読書の一つです。

    もし「この本を1分だけ目を通して、内容を
    説明せよ」と言われたら、とにかく何か
    キーワードやあらすじを掴もうとするはずです。

    そんな風に、とにかく読んで何かの”獲物”を
    持ち帰る感覚、それが超速読力です。

    「なるほど、そういう読み方もあるのか」と
    読書に対して、新たな発見を得られる一冊です。

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    2020年11月01日
  • リア王症候群にならない  脱!不機嫌オヤジ

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    シェイクスピアの4大悲劇の一つ「リア王」
    権力を娘たちに譲ったことにより、様々な
    悲劇に見舞われ、破滅してしまう哀れな王
    様の物語です。

    それはまるで定年や役職定年により、社会
    的な地位を失ってしまい、「キレる老人」
    になってしまう部分と重なるところがあり
    ます。

    事実、駅員への暴力行為は中高年男性が
    多いとか。

    完全な「キレ老人」でなくとも、その入
    り口に立っている不機嫌オヤジは世に大勢
    います。

    そんな大勢の一人に入らないための指南の
    一冊です。

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    2020年10月30日
  • 齋藤孝式“学ぶ”ための教科書~必要な「思考力」「判断力」「表現力」が身につく!~

    購入済み

    読書は偉大

    読書こそ、真の学びであり、読書こそ、自己肯定感を高める上で最高の道具だと考えさせられました。

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    2020年10月25日
  • 「文系力」こそ武器である

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    「文系」「理系」という言葉は日常で普通に使われていますが、改めて「文系/理系であるとはどういうことか」を理解することが出来ました。

    読んでみると、文系か理系かの区別に意味はなく、どちらの能力も併せ持つ必要があるんじゃないかという気になりました。厳密な手続きで仮説を検証し、真理に近づく理系の力と、幅広く物事を知っておき、それをうまく機能させる文系の力。

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    2020年10月20日
  • 大人だからこそ忘れないでほしい45のこと

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    毎日忙しい日々を過ごしている大人は
    たくさんいます。

    ここでいう「大人」とは、大学を卒業
    したばかりの若者でも有り、十分な
    キャリアを積んだ50歳代の人も含まれ
    ます。

    つまりどんな大人でも忘れてはいけな
    い大切な物事があるのです。

    他者への感謝の心、初心を常に忘れない
    フレッシュさ、未来を見据えるビジョン
    などを持つ大切さ、などです。

    「そんなことは分かりきっている」と
    思ってしまいがちですが、「では、
    自分は実践できているのか」と考えて
    しまう指南に満ちた一冊です。

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    2020年10月15日