【感想・ネタバレ】筋(すじ)を通せば道は開ける フランクリンに学ぶ人生の習慣のレビュー

あらすじ

筋を通し、合理的に生きる人は強い。目先の利益に囚われず、易きに流れることもなく、大所高所から最も全体の利益が大きい選択を行う。この習慣の積み重ねが、周りの人からの確かな信頼、仕事における確かな成果、そして悔いのない人生をもたらす。そんな生き方を体現したのが、「アメリカ資本主義の育ての親」であり、実業家、政治家、科学者のフランクリンだ。印刷業者から身を起こした彼は100ドル紙幣にも描かれる偉人となり、M.ウェーバーの資本主義理論やD.カーネギーの人間関係術も影響を与えている。成功哲学の原点といえる存在だ。しかし彼の習慣は、誰でも実践できるシンプルなものである。「手帳を活用して『徳』を無理なく身につける」「相手を論破せず主張を通す」、「企画を立てる際はまず全体像を見通す」…。今こそ、本物の成功習慣を実践せよ!

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Posted by ブクログ

フランクリンの自伝を元に、斉藤孝が生き方を説く。
資本主義の根本とは自分の天職を真っ当するという考え(カルヴィニズム)。だから自分を磨き、徳を積めばお金がついてくるし、逆にお金があれば信用を生み出す、というスパイラルになっている。

本の構成としては、第1章「「徳」を手帳で身に着ける」、第2章「確実な成果を得る成功習慣」、第3章「確実な信頼を得る人間関係術」、第4章「筋を通して、強く生きる」。

本の構成そのものもすっきりしていて、いつもの斉藤孝氏の本のごとく読みやすかったが、内容は興味深いものがいくつかあった。

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2010年07月11日

Posted by ブクログ

アメリカ建国の主要人物であり、実業家、政治家、科学者の顔も持つベンジャミン・フランクリンの自伝の活用本。
"座右のゲーテ"、"座右の諭吉"と同じく、人物エピソードや齋藤孝のウィットの効いた解説が面白い。

ベースキャンプ(仕事をする上での土台)を持て、公明正大であれ、対立相手との人間関係を大切にせよ、など金言が満載。
個人的には、失業中の牧師にビジネスアイデアの方法を伝授するエピソードが好きでした。

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2010年04月11日

Posted by ブクログ

偉人になるような人の生き方は、参考になることがいっぱいです。成功するためには、もちろん本人の努力も大きいと思いますが、運の要素もそれ以上に大きな要素であると思います。敬愛する齋藤先生には、ぜひぜひ!運をテーマにした本を書いてもらいたいです。どうかお願いします。

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2021年01月27日

Posted by ブクログ

再読。 最初に読んだときはとても良い本だと思ってたけど、改めて読み返してみるとそんなに大した内容ではなかった。 正確には「良い内容だけど物足りない」といった感じかな。 フランクリン自伝を読んで自分でアンダーラインでも引いて読み返した方がたぶん参考になる。 まずこの本を読んだ上でフランクリン自伝を読んだ方が頭に入りやすいとは思うので解説書としてはアリ。

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2018年02月20日

Posted by ブクログ

巷にあふれる自己啓発書の原点ともいうべき『フランクリン自伝』から、齋藤孝がとくに興味深い内容をえらび出し、そのエッセンスを著者自身の言葉で紹介しています。

手帳の活用法に関する本は数多くありますが、反復練習によって「徳」をみがくことを何よりも強調するという視点は、現代ではかえって斬新に感じます。精神論にすぎないということもできるかもしれませんが、「徳」の内容として第一に「節制」をあげ、一週間単位でチェックをおこなって改善を積みあげていくという実践的なスタイルがとり入れられており、単なる精神論というよりもむしろ成功哲学の「原点」として、真摯に学びたいと思わされました。

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2014年02月05日

Posted by ブクログ

100ドル札に描かれるベンジャミン・フランクリンがどんな人だかはよく知らなかったわけですが、単なる科学者とかではなくものすごく変わった人だったのだなというのが第一印象。筋を通す、というのが本のテーマではあるけど、その通し方は人それぞれ。いずれにしてもブレずにひたむきにやっていくことで自ずと結果はついてくるよね、ってことなのでしょう。自分よりも若い年齢であそこまで出来ているのは時代のせいだけではないはずなので、まだまだ自分もできることがあるはずだな、と思うわけです。

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2013年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

齋藤孝が、アメリカ資本主義の父ベンジャミン・フランクリンの『自伝』をもとに、より良いライフスタイルを追求する内容。

「心の苦しさは、困難の多さではなく、
 困難をどれだけ整理出来るかによる。」
「途中で倒れても最優先の成果は残るようにする。」
「親切な悲観屋に惑わされるな。」
「楽がしたいなら苦手と向き合え。」
といった、フランクリンの生き方に基づいた習慣を紹介する。

フランクリンは好奇心旺盛で、勤勉、行動力があって、合理的。
私たちが見習うべきところは多いが、やや非凡で変わり者。
そんな彼の生き様を楽しむとともに、自分自身の生き方を振り返りながら、読み進めていくと面白い。

齋藤孝さんの文章も、いつもながらに読みやすいので、軽い読み物にオススメです。

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2012年01月24日

Posted by ブクログ

お気に入りの齋藤先生の本。人生を歩む上で色々参考になる考え方がありました。ただ、結構著者の本を読んでいたため、同じような内容も若干存在しておりこの点数。

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2011年11月07日

Posted by ブクログ

はじめからフランクリン自伝を読んだ方が合理的かも。読み進めるうちにこの一冊ではものたりなくなってきてフランクリン自伝に興味が移る。さらっとフランクリンを知る分には程よい感じ。

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2011年10月10日

Posted by ブクログ

フランクリンというと凧と電気という科学者のイメージしかありませんが、己を律するスゴイ人だったのですね。現代にそのまま通用する思想と行動。考えを改め、見習います。

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2011年07月16日

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