あらすじ
職場でもプライベートでも、毎日のようにコメントをすることが求められている。そんな時、切れ味がよく、自分のオリジナリティのある一言を言えるかどうかで、「おもしろい人」「できる人」だ、という評価が決まってしまうのである。この本では、優れたコメントの例を挙げ、どこがどう優れているのかを、クイズ形式で納得していくことができる。そうすることで、そのコツをつかみ、「コメント力」を意識化して磨いていくことができるのである。文庫版のための長いエピローグを付す。
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Posted by ブクログ
今まで暮らしてきた中で、大勢の人の前でコメントをする機会はいくらかありました。そのような場で気の利いたコメントができるようにとこの本を読み始めましたが、このコメント力というのは日常のあらゆる場面で力を発揮できることに驚きました。
日ごろ、人や物事によく批判的になっている私は、「それをやっている人がどこにエネルギーを一番注いだかに注目すればいい」という言葉で、今までの自分を見直させられました。相手の立場に立って物事を考えるという子供のころに何回も言われたことを、大人になってすっかり忘れていました。
コメントは、単に自分の感想を言うのではなく、
・対象の本質から外れていないこと
・面白いコメントであること
と、基本的にはこの2つが要求されています。
「優れた『コメント力』がある人というのは、一つ一つのコメントが面白いということもあるが、それ以上に、他人との関係の中でその人らしいコメントができる人である。」というように、コメントをする人の立場も非常に重要な要素となっています。
テレビに出ている人の多くは優れたコメント力で芸能界を生き残った人であるから、その人たちのコメントを意識して聞くことで、自身のコメント力を鍛えることができます。優れたコメントを見つけたら自分の「コメント集」に書きためていくのもいい方法ですね。
Posted by ブクログ
クイズ形式で楽しみながら、優れたコメントをする極意を学んだ。
個人的には、漫画「エースをねらえ!」の宗方コーチのコメントがかっこよいと思った。(P119、184〜193)
「優れたコメントは、それを言われた瞬間だけでなく、そのあとから効いてくる。」
まさに宗方コーチのコメントがこれだと思う。
Posted by ブクログ
齋藤氏の本は平易に書いてあって読みやすい。この本もページ数が少ないし、とてもつかみがうまい。だからすぐ読める。
実はそれに油断して、この本に書かれていることを全て実践していなかった自分。
幅広い知識が、頭の良さと情報のインプット量を証明している。
平易に書かれているものの、結構シビアな指摘が多く、耳が痛い。
ビジネスマンへのメッセージとしても、学生へのメッセージとしても有用。
何度も読むべき本。
Posted by ブクログ
漫然と過ごしてはいけないのだ。
日頃から何かを伝えようとするとき、端的に要約しながら、それでいて、時にピリリと、時に甘く印象に残るような言葉を発せられるよう、常にトレーニング心掛けなくてはいけないだなぁと考えさせられる一冊。
後半の引用が漫画からと偏りを感じてしまい★-1。
実例多く解説も丁寧
この本ではいいコメントを集めて、まとめて見ることによって、そのコツをつかみ、「コメント力」を意識化することで磨くためのトレーニング本です。
幅広く実例を出し、いや、言わなくてもわかりますよと言うくらい丁寧に解説している。
実例の中には立場や性格上使えないでしょ!というのもあったが、実際に使えそうなテクニックも多々あった。
本書中、コメントは準備が必要とある通り、本書を読んだだけではコメント力があがるものではなく、本書を参考に日々の中でコメント力を身につけていくこととなりそうだ。
少なくとも、食事や映画、バラエティなどに対して、妻に感想を聞かれることを想定してコメント
を考えるようになった。コメント力があがったかはまだ実感がないが。
Posted by ブクログ
テレビでよくコメンテーターとしてみ見かける著者である。良いコメント気のきいたコメントができる人はすごいなと思う。どんなに頭が良くてもとっさにコメントできないと仕事場でもカッコ悪いなと思うことがある。
様々な著名人の過去のコメントが問題形式になっていて面白い。
Posted by ブクログ
気楽に読める本。
内容は決して安くなく、かといって高尚なわけではない。
けれども、世の中上手くやっていく一つの手がかりのようなものは、見つけられそうだ。
Posted by ブクログ
テレビでおなじみの齋藤孝教授。著書もはんぱでないが初めて読んでみた。本屋の正面に「コメント力」「段取り力」「質問力」が3つ並んでた。ぱらぱらめくるとどれもなるほどと思い3冊買ってしまいました。まずは「コメント力」です。
コメントとはただの発言、会話ではなく相手が話した事や、映画・演劇・音楽を鑑賞した後、事件のあった後などに、一言、ふた事言う切れ味のいい発言のことを指すそうです。おおむね外国人は例えばアカデミー賞の授賞式など、気のきいた受賞の言葉を言うのに、日本人はなかなかできない。だがコメントは今や日常生活には必須。TVのゲストタレントはもとより面接、社内での会話、家族の中でも重要。ということでコメント力をつけるために齋藤先生が秘伝を伝授。
気のきいたコメントとは、物事を整理して、しかし自分なりの鋭い見方をして、本質をついた言葉で言い表す、ということ。しかしコメントを発するタイミングも大切で、求められたらその場で答えることが肝心。あとでゆっくり考えて、ではだめ。そのためには会話の途中から考えていることも大切。会議には必須ですねこれ。またコメントとは本来全体を要約することだが、それが難しい場合自分の立ち位置~素人としてか、専門家としてか~を認識するとよい。・・等々。
Posted by ブクログ
質問力同様に会話をする上で注目されるコメント力。コメント力を鍛えるにはコミュニケーションの場数を踏むしかない。自分なりの切り口、視点、変化や類似相違点などからコメント力を鍛えていく。ユーモアや冗談のセンスについてもコメント力からくるもの。
Posted by ブクログ
よくある啓発書よりも実践的で良い。これ読んでから、すぐ思いつくようなありきたりのコメントは極力しないようにしてます。作者は『声に出して読みたい日本語』で明大の教授の齋藤孝氏です。どうりで和泉の本屋で売ってるわけだw
Posted by ブクログ
会話ろ盛り上げるのに必須の「コメント力」。
コメント力を身につけるためのヒントをくれる本です。
とくに頭に残った一言
『最初に思いついたことを言わない。』
Posted by ブクログ
・言葉にすることを意識することで現実を見る目が繊細になる
・比較するのが一番やりやすいコメント
・類似するものを提示するのも良い
・〜でありながらも、などの言い回し
・相手がお得意感や気づきを得られる良いコメントにするため、具体的な引用をしたり抽象的な言葉を繋げてキャッチコピーを作る。
・コメントをするとき、どういうときに誰にお勧めなのか限定するクセをつける
・そしてどの立場で言っているか意識する
・作品の批評は、自分ならどうしたか、この展開は思いついたのか?を自問しながら考える
Posted by ブクログ
「「コメント力」は、当意即妙に切り返すだけでなく、相手が作ってきたものに対してどんな一言を言うのか。それによって相手の人生を前進させる推進力にもなる。」
内容が散漫としているような印象を受け、本の世界に入っていくのに苦労したが、エピローグのこの一文は良かったかも。
また、『ムーミン谷の住人』『エースをねらえ!』など、読んだことがなく興味を持てる本がちらほらあったので、読む本を選ぶ参考にしたい。
ともすれば小手先の技術についてちまちまと書かれているようにも見えるが、しかるべき方向に相手の背中を押してあげることができるようになる一助になるかも知れない。
先日読んだ『伝え方が9割』もそうだった。お互いが気持ちよく仕事ができる、お互いが幸せになれる、お互いが楽になれる技術。しっかりと磨いていきたい。
Posted by ブクログ
野中英次『魁‼︎クロマティ高校』「何とかだろ、それ」鋭い突っ込み 今風の会話方式を踏襲 TPOに応じて的確なコメントを言えるかどうか コメントを求められているときは、自分の見識やオリジナリティの深さを問われているということを肝に銘じる必要がある。 私が敢えて「コメント力」という言葉を作ったのは、その力を意識的にとらえることによって、鍛えていけると考えたからだ。欧米人がコメントが上手いのは、常にそれを言おうと意識し、覚悟しているからだ。一言で「なるほど」と思わせるような、見方が鋭い、本質を突いた言葉を発する必要がある。急なタイミングで聞かれたときに、当意即妙に答えるというそのレスポンスがコメントにとっては生命線だ。コメントとは流れに杭を打つようなもの たとえ自分の名前は忘れられてもコメントだけは生き残っていく。この人と会って何か得たという印象を、コメントによっていつまでも相手の記憶の中に刻んでおくことができるのだ。 「コメント力」は人間的な魅力の大きな部分を占めると言ってよい。 コメントは比較して違いを言うことが一番簡単である。それは言葉の力によって私の認識力が高まったという何よりの証拠だ。つまりコメントというのは、言語に対してだけでなく、非言語的なことに対する目さえも開く効用があるということだ。 微妙なニュアンスを表現できる高度な「コメント力」を有する人は、人の認識力や感性を高める素晴らしい力があるために、人々を惹きつけ、異性からもモテるのである。 ソムリエの田崎真也さんはワインの微妙な味の違いを言葉で記憶するそうだ。言葉というラベルをつけて、味を整理しておく。言葉とはそういう微妙な感覚を整理するためには、非常に精緻な機能をもっている。 「コメント力」は言語と感覚の連動性をはっきりさせるコンセプトだ。言葉のほうからアプローチすることによって、感覚自体が研ぎ澄まされていくのである。 立川談志 ゴン中山 優れたコメントの基本は的外れでないこと その中心を理解してから発言するという習慣づけ 聞いているほうもコメントにランクがあることを意識すべきだ 注意深く聞いていると、裏に自己顕示欲が見え隠れしていたり、嫉妬心が隠れている例などが少なくない。 例えばそのものに対してのコメントはほんの僅かで、あとはコメント者がどれだけ知識があるかを滔々とひけらかすコメントがけっこう多い。本来コメントとはそれを聞いた人が、そのものについての認識が高まるようなものを言う。ところがコメント者自身の話が延々となされしまうと、当の対象に対する認識が高まらないことになるので、それは自慢話で終ってしまう。だからコメントの基本である、「対象についての話からは離れない」というルールを常に頭に入れておくべきである。 何を聞いても「ああ…」しか言えないはっきりしない人と、一緒に居たいと思う異性もいないはずだ。 「凄い」とか「面白かった」という漠然とした抽象的な感想を言われても、少しも興味をひかない。聞いている人にとって、情報量が少ないからだ。「お得感」を持たせるには、具体的な引用をするのがコツである。 島田紳助 思いついたことをすぐに口に出さずに、一回、心の中で濾過する作業が必要になるだろう。 日常的にコメントを出し、文字化する 文字化してあると忘れずにコメントできる。 アーノルド・シュワルツェネッガー 「奴にはベーコンの貸しだ」石塚英彦「まいうー」淀川長治「さよなら、さよなら、さよなら」水野晴郎「いやー、映画って本当にいいものですね」自分はどの立場から言っているのか 「去るも地獄、残るも地獄」「天使のように大胆に、悪魔のように細心に」「蝶のように舞い、蜂のように刺す」秋吉久美子「卵で産みたい」「純愛とは記憶だ」岩崎恭子「今まで生きてきた中で一番幸せです」有森裕子「はじめて自分で自分をほめたい」篠原信一「弱いから負けた」「AそれでいながらB」の基本文型 「一人を殺せば犯罪者だが、百万人を殺せば英雄だ」''Don’t think,feel'' その点、自分がそれをできたのかという観点でコメントすると謙虚になれて、しかもそのものならではの性質が見えてきやすいというメリットがある。『ライフ・イズ・ビューティフル』は「人生を賭して嘘を突き通す熱いホロコースト=ラブ=コメディ」「冥利につきる」 「感極まる、感に堪えない」 「骨身にしみる」 「肝に銘じる」 「断腸の思い」 「貫禄がある、威厳がある」「コメント力」は単なる言葉に過ぎないが、体に火をつける力がある。 「逃げてどうなる。さあ、コートに入れ」。そして更に続ける。「コートでは誰でも一人だ。今迄の練習だけがお前を支える」言葉は受け取ってから、何回も心の中で反復しているうちに気持ちが整ってくるという作用がある。 言葉は非常に賞味期限が長い 「一球入魂」相手の意見を受け入れた上で、ずらしていくのが「添いつつずらす技」だ。私は「ファンタスティック!」という言葉で対応している。「エクセレント」も似た言葉だが、優れたもののときしか使えない。 汎用性のある決め台詞である スナフキンの生き方は「ヒット・アンド・アウェイスタイル」 ところで今回、コメント力という獲物を追いかけていったら、「恋愛力はコメント力である」という認識に達してしまった。これについては別の機会にご紹介したい。 生きてきた経験知
Posted by ブクログ
コミュニケーション力のある人はいいコメントをする人だなーと感じていたので、まさにそれを分析した本書を知り、読んでみました。日頃から周りをよく観察していることと、ものごとを要約するくせをつけていることが肝心なのだ。
Posted by ブクログ
質問力に続けて読書。著者は質問力はコメント力に含まれるとしている。いいコメントとは何か、実例をもとに説明している。
コメントと一口に言っても様々なものがある。会議中の一言、インタビューへの返答、料理の感想など。実際にそのまま使える場面はないだろうと思われる例もあった。しかし一つ一つなぜよいコメントなのか説明されていて、それをもとに自分なりのコメントを考えることに意味がある。
例のなかで特に引き付けられたのが「エースをねらえ!」の宗方コーチのコメントだ。彼は言いたいことを120%表現したようなコメントをする。「エースをねらえ!」をコメントという視点から掘り下げる目を持っている著者にも脱帽する。他にもスヌーピーやムーミンなどが紹介されていて、コメントという観点から読みたくなった。
最後にあら探しコメントからポジティブなものは生まれないということを肝に銘じておきたい。今のネット上など批判だらけで、自分もやってしまいがちだ。だが自分が同じものを作れるのかと考えれば作品のいい点に目を向けられる。いいところを見つけられるほうが自分にとってもコメントを見る人にとっても生産的だろう。
Posted by ブクログ
斎藤 孝さんの著書。
・コメント力をつけようとする意識
・自分の立場で、求められているコメントを発する
・二つを比較することで、コメントをしやすくなる
などが参考になりました!
Posted by ブクログ
人との関わりの中で時々「コメント」を求められることは多い。
しかし、そんな時になかなか気の利いた一言は言えないし、何か言ったとしてもベストな表現ではなかったような気がして後からムズムズしてしまう。
そんなこんなで、コメント力を伸ばしたい人にオススメなのが本書だ。
コメント力とは何か?といったことから、コメント力の伸ばし方、トレーニングまで書かれている。
・コメントを求められているときは、自分の見識やオリジナリティの深さを問われているということを肝に銘じる必要がある。
・コメントは準備しておくことが大切
など、自分の発言について意識するようになる言葉たくさんだ。
面接などで短い発言が求められる就活生も一度は読んでおくといい。
Posted by ブクログ
この、本とは直接関係ないが、アメリカ人は日本人に比べて、
コメント力が高い。
アメリカ人のような、ジョークに憧れる。
だけど、日本人の気質ではこういうジョークが容認されるのは
難しいという気もする。
コメントの例では、p62の元関脇のコメントが好き。
Posted by ブクログ
気の利いたコメントがしたいと。そんなとき参考になるかも。仕事もプライベートも。粋なコメントできる人は人よりも知識があるってイメージあるなー。
以下、
メモ。
お得感をもたせるコメントは、映画や小説なら具体的に引用するのがコツ
日常的にコメントする癖を。上司はコメント力の良し悪しこれにつきる。まずはコメントのキーワードを文字化する
言いたい事を文字にして意訳したものを話す
コメントのスタート地点は要約力
コメントを考える習慣をつける
コメントは批判にならないように。自分がそれをできたのかとゆう視点をもつこと。
ほめるコメントの説得力は誰々がいってた。と他者をだすこと。
コメントのトレーニング
四人組で一人一分発表。聴き手はコメントをする。発表者は一位のコメンテーターをえらぶ
いいコメントをきいたらメモをとる。
事例がたくさんあった。私はビジネス面に使えるコメント力の事例を見てみたかった。
あと、慣用句や文学作品の知識は欲しいな。比喩してたとえたりできるひとはやっぱり知的な気がするから(笑)
枕草子は、コメント力としては非常勉強になるらしい。
その他読むべきは、バカボン、スヌーピー、ムーミン、エースを狙えの宗方コーチ…
Posted by ブクログ
優れたコメントとは?
a専門的で感覚も生きている/b客観的だがつまらない/cわかりやすいが役に立たない/d通りいっぺん
もちろんaである。
Posted by ブクログ
くりぃむとタカトシの川柳に出てるよね、斎藤先生。
社会人たるもの、気の聞いたコメント出来なきゃダメだよね。
本分より一部抜粋
『天使のように大胆に、悪魔のように細心に 黒澤明』
Posted by ブクログ
コメントの重要性や、コメントする時の姿勢「中心を理解してから発言」「ダメなところは言わないが、もし指摘しなければいけないときは、その減少や事柄に限定してコメント」が分かった。
本文では、ある映画等の場面が紹介され、その人物が言った言葉を穴あきで問題にしてあり、なかなか面白い。ほとんど当てられなかったが、「うまいなぁ。」と思うコメントをたくさん知れた。
個人的には、読んだ人にコメント力が身につく、もっと細分化されたワーク形式の内容が欲しい。
Posted by ブクログ
比較とは比較することによって、その作品の固有の本質が見えてくることをいう。
明らかに差があるものを持ってきて、それに比べるとこれはたいしたことがない、というのは安易で生産性のない比較の悪い例
Posted by ブクログ
2008/3/6
この本に書かれているコメントは奇をてらった感が強すぎるような気がして,日常的に使いづらい。というか日常的な会話でこういうことを言ってる人がいたら正直少しいらっとすると思う。読み物としては面白いけれど。
Posted by ブクログ
確かにテレビのコメントテーターのコメントでうなる時もある、そういう人は人の話をどう聞いているのだろう。常にコメントの準備をして鋭い視点でコメントができればカッコイイ。しかし本で例に取り上げられているコメントはさすがと思わせるものばかりだが、その人の生き方から染み出てくるようなコメントは付け焼刃では無理。つねにコメントをする習慣をつけてトレーニングすればある程度のレベルまでいけるのだろうか?著者はそのようなトレーニングを勧めているいるが、普段からコメントを意識する事と他人のコメントを評価する目で見る事、自分の専門分野を磨く事ぐらいがコメント力をつける方法か。
Posted by ブクログ
コメントを求められた時に困らないように。気の利いたコメントとはどんなものか?漫画や小説、有名人のコメントの引用が多い。こんなタイトルで本を一冊書いちゃうんだからすごいですね。齋藤さんに言わせれば聖書も論語も枕草子も「コメント集」なんだって。おもしろいね笑
Posted by ブクログ
素晴らしいコメントは、メディアでも取り上げられ易く、ともすればパロディのネタに使われたり、流行語大賞を取ったりするので人目に付きやすい。
ところが人目を引くようなコメントがどの様な考え方・メカニズムで発せられたものなのかを余り気にしない。
本書では優れたコメントを状況別で実例を挙げて分析し、さらにトレーニングの方法も提示している。 確かにコメント如何で人は見られ方が変わる。 天性のものを持っている人も居るが自分なんかは目に見えている物の切り口を変えて考える訓練をしなくてはならない。
よくよく考えてみればお笑い芸人は瞬発力のあるコメント(ボケ&つっこみ)が要求される。 台本がある場合もあるであろうが、やはりあれも訓練の賜物だと思う。