齋藤孝のレビュー一覧

  • 思考を鍛えるメモ力

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    <目次>
    はじめに
    第1章   メモの効用とは何か
    第2章   まずはメモ初心者からはじめよう
    第3章   「守りのメモ」から「攻めのメモ」へ
    第4章   クリエイティブなメモ力を習得しよう
    第5章   達人たちの「鬼メモ力」
    第6章   「鬼メモ力」実践編

    <内容>
    学生はもちろん、ビジネスマンも絶対必要な「メモ力」。斎藤先生は最終系を「鬼メモ力」と名付けたところがうまい。そして、第6章で学生のメモ力が発表されているが、なかなかすごい。やはり、一度は徹底的にやるに限る。
    自分の所の生徒も「メモ力」は悲惨で、過半数はメモが取れない(だから授業中に寝てしまう)。この辺をこの本からどのように伝えようかと考えた。

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    2018年10月07日
  • 35歳のチェックリスト

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    『「あきらめる」というと、ギブアップする「諦め」のイメージが強いですが、仏教用語から来る「明らめる」の意味もあります。

    「明らかに見きわめる」ことです。たとえば、私たちは思い通りにならないことがあると、くよくよしたり、不満を言ったりしますよね。そこには、なんとかして自分の思い通りにできないか、という思考があります。思い通りにしたいと考えるから苦しむのです。

    思い通りにならないことは、思い通りにならないものなのだと「明らめる」。意に沿わないことも「明らかに見きわめる」姿勢で受け入れようとする。そうすると、それはもう「思い通りにならないこと」ではなくなるのです。

    明らかに見きわめられるよいになると、自然な事の流れに逆らうような無理をしなくなります。迷わなくなるので、判断が早くなります。今までよりも楽に、たくさんの物事をこなしていくことができるようになります。』

    自分自身の棚卸しにちょうどよい。
    ものすごく何か強烈な気付きを与えてくれるわけではないけれど、究極的に人生について問うべき問いは「誰と生きていたいか」「何を所有したいか」「どういう時間を過ごしていきたいか」の3つに集約されることにあらためて気付かされた。

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    2018年10月02日
  • 1分で大切なことを伝える技術

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    「ストップウォッチを使うだけで、仕事は速くなる」という提案はすごいなあ。
    いくら仕事がはかどるといっても自分ではやりたくないな。

    しかし、来客があったときに、ストップウォッチを手元に置いておくというのはいいかもしれないな。
    相手のプレゼン最中にチラチラ見ると効果的かもしれない。こっちはこんなに忙しいんだ、もっと要点をかいつまんで話せという意思表示。すごく嫌味な奴だと思われるだろうけど。
    あるいは上司からダラダラと指示を受けている最中とか。

    やるやらないは別として、また著者のデリカシーのなさや傲慢さは別として ( あんたが頭が良くて世渡り上手でそれを自慢したがっているのはよくわかったよ、と言わせるような感じがこの著者にはあるな)、話のネタや仕事のヒントがたくさん入っているのは間違いない本。

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    2018年10月01日
  • 考え方の教室

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    新しい発想を生み出すための「技」を、16のトレーニング方法を紹介しながら解説している本です。

    本書を読んで、すぐに斬新なアイディアが思い浮かぶようになるというものではないのですが、なかなか実践的なレヴェルにまで話を落とし込むことが難しい事柄を、トレーニングすることのできる「技」とみなすという著者自身のスタンスそのものは興味深いと感じました。

    同様のテーマをあつかった本に『発想力』(文春文庫)がありますが、あちらはやや散漫な内容だったのに対して、本書は比較的実践的な内容になっており、おもしろく読むことができました。

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    2018年09月29日
  • 50歳からの孤独入門

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    ・アイデンティティを奪われる50歳
    ・マイナスの感情と折り合いをつける
    ・最後の恋を夢見ない
    ・生物として求められない50代
    など、厳しくも納得できる言葉が色々ありました。

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    2018年09月26日
  • 座右のゲーテ~壁に突き当たったとき開く本~

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    ・いろいろ研究してみたところで、結局実際に応用したものしか、頭にのこらないからな。

    ・重要なことは、けっして使い尽くすことのない資本をつくることだ。

    いろいろ引用して教訓めいた解説をしてくれているが、ゲーテの生の言葉を読んだ方がいいかと。

    『ファウスト』『若きウェルテルの悩み』『親和力』に人生における大事なことは書かれてるからね。

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    2018年09月18日
  • 疲れにくい心をつくる すすっと瞑想スイッチ

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    まぁ、できることをしましょう。ロウソクとか、絵を見るとか。サウナすきなんだけど最近行けてなかったから行きたいです。卓球のラリーはやってみたいけど一人ではできないかな。

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    2018年09月09日
  • 5日間で「自分の考え」をつくる本

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    レビューで自分の考えを磨く
     立ち位置1割、要約7割、意見2割
     引用を活用する

    比較ベースの思考法
     似ているものの差違を探す
     分解して対比する
      言いたいこととその前置きや対比
     別次元のものの共通点を探す

    実践しなければ意味はない
     本を読んだことを知識として理解するだけではダメ
     実際に使いこなして技化できるか否か

    買った本の元をとるには
    読んだ中身や印象に残ったフレーズを人に話すこと

    コスパは古典がナンバーワン

    ファストリーディング
     30分で、もし自分が推薦文を書くとしたらで
     引用から三つ選ぶ
     自分にとって重要な部分を高速で選択する
     速読とは違う

    意思決定力を磨くには、
    自分が一定の領域で責任者になること

    ファストシンキング
     直感力は経験の賜物
     今までどんな意思決定をしてきたか
    スローシンキング
     想定内を増やすこと
    その二つを組み合わせる

    会議にはデータ、視点、アイデアを揃える
    視点はデータをどう見たのか、
    アイデアはそれでどうするのか。

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    2018年08月27日
  • コミュニケーション力

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    著者の作品は読みやすいものが多いが、この本はどちらかと言うと難しかった。「わからない事が、わかる」本とはこういうことを言うのかもしれない。

    この本の節の部分をもっと詳細に綴った本もあると思うので、機会があれば挑戦してみたい。

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    2018年08月23日
  • 段取り力――「うまくいく人」はここがちがう

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    ・自分にあった段取りを組み立て、改善していく。
    ・給料の3倍、会社はコスト払っている。稼いでるかどうか、付加価値や利潤を生んでいるかどうかで、自分の仕事の評価を判断する。
    ・段取りは経験を積み重ねるごとに項目を精査する。大枠はきめて、計画にゆとりがある方が良い。ラフな骨組みをつくり精神を安定化させてから、細かいところを調整する。その後チャートにする。チャートは更新していく。
    ・何のためにこれをやっているかを意識して口に出す書き出す。
    ・集中には時間がかかるので、シャットアウトする時間を作る。

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    2018年08月29日
  • 齋藤孝の速読塾――これで頭がグングンよくなる!

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    本書の骨子は2割読書法。職場で大量に回覧される資料類をさばく手法としては有効か。その他細かいコツやテクニックなども紹介され、一部は参考になる。

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    2018年08月15日
  • 図解 孫子の兵法―丸くおさめる戦略思考

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    わかりやすいメッセージをピックアップしてくれているため、読みやすい。ただ、孫子の原文と著者の説明解釈に時折違和感を感じる。おそらく、文の意味を正確にすることよりも、実生活の事例との結び付きを優先したのではないかと思った。
    逆に原文を読み直そうと思った。

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    2018年08月02日
  • 人生後半の幸福論~50のチェックリストで自分を見直す~

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    <目次>
    第1章  人生100年時代を生き抜く技法
    第2章  人生後半のチェックリスト
    第3章  「いろいろあった人」のための幸福論

    <内容>
    斎藤孝にありがちな体裁(ちょっと文字のフォントが大きい)だが、読みやすく、本人の意見なのかたくさん読んだ本の中からの引用なのかわからないが、著者としてまとめ直しているので、よく分かる本である。著者もほぼ同年代なので、自分のためにしっかりと読んだ。

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    2018年07月27日
  • 図解 孫子の兵法―丸くおさめる戦略思考

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    「図解」というほど図解されていないのでは、と思うが、孫子の解説本としてはまずまずの内容。解説されている内容も平易であるため初心者にも読みやすいものに仕上がっている。孫子の解説本は多数あるが、入門書として好適なのではないか。

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    2018年07月21日
  • コメント力――「できる人」はここがちがう

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     「「コメント力」は、当意即妙に切り返すだけでなく、相手が作ってきたものに対してどんな一言を言うのか。それによって相手の人生を前進させる推進力にもなる。」
     内容が散漫としているような印象を受け、本の世界に入っていくのに苦労したが、エピローグのこの一文は良かったかも。
     また、『ムーミン谷の住人』『エースをねらえ!』など、読んだことがなく興味を持てる本がちらほらあったので、読む本を選ぶ参考にしたい。

     ともすれば小手先の技術についてちまちまと書かれているようにも見えるが、しかるべき方向に相手の背中を押してあげることができるようになる一助になるかも知れない。
     先日読んだ『伝え方が9割』もそうだった。お互いが気持ちよく仕事ができる、お互いが幸せになれる、お互いが楽になれる技術。しっかりと磨いていきたい。

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    2018年06月26日
  • 上昇力! 仕事の壁を突き破る「テンシュカク」仕事術

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    さらっと読める。

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    「テンシュカク」

    テンション;
    ”毎日の読書でエネルギーチャージを" (p57)
    ”笑顔やリアクションで、組織全体をハイテンションに” (p115)

    修正;
    ”「でも」はけっして使わない” (p144)
    ”二~三割増しで修正する” (p151)

    確認;
    ”メールを送信前にチェック” (p178)

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    2018年06月17日
  • 座右のゲーテ~壁に突き当たったとき開く本~

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    抽象的思考に嵌り込んでしまい、身動きがとれない状態に陥っていた。そういう精神的にどん底のとき、ゲーテの言葉が目に飛び込んできた。(中略)自分の立ち位置が分からなくなったとき、何か壁に突き当たったとき、本書を開いてほしい。何かのヒントがきっと見つかるはずだ。(「まえがき」より)
    「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「完成まで胸にしまっておく」「自分だけの師匠をもつ」―ゲーテのことばをヒントに、知的で豊かな生活を送るための「発想の技法」を学ぶ。

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    2018年06月15日
  • 夜型人間のための知的生産術

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    早起きは三文の徳。夜更かしが良いなどと勧める本は皆無の中、あの齋藤隆大先生が自らの夜型人間を告白し、夜間の思索の効用を説く。世の中には、どうにもこうにも朝型は無理という人がいる。齋藤氏によれば、夜だからこそ強要は磨かれ画期的なアイデアが沸き上がるという。日陰に追いやられていた夜型人間に光を当て復権を促す一冊。夜という静かで脳が働く貴重なひと時。今宵はひたすら思索に耽ってみたい。

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    2018年06月10日
  • 「文系力」こそ武器である

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    理系に囲まれた職場にいて日々圧倒されている中、文系の自分がするべきことは何かと悩んでいたが、尊敬する齋藤孝先生がドンピシャな内容の本を書いていたのでとりあえずささっと読んでみた。
    ・文系人間とは・・・曖昧で捉えづらいものへの関心が高く、社会全般に興味を持つ。その根本には言葉と人間への関心がある。
    ・求められるもの・・・ファシリテーターとして組織のコミュニケーションを活性化させること。また、コミュニケーション力は斎藤孝の中では以下の3つと定義。
    ①雑談力
    ②意味を正確にやり取りできる言語能力
    ③クリエイティブなコミュニケーション
    ・文系人間の果たした歴史的功績・・・概念を言語化すること(ハイデッガーやニーチェ、孔子など)。グレーゾーンでの立ち回り(恋愛とか)。大局的な判断力。メンタル力(明治維新の武士)。ライブ空間での全体的なマネジメント能力。などなど。
    ・文系力を磨くためには・・・読書の精読、多読。名著を読み込むことで偉人を味方につける。新書を多読することでいろんなジャンルの基礎を知る。

    結局は本を読めという安定の結論で終わるのだが、コミュニケーション力を上げるための豊富な情報収集が必要というところは改めて納得。確かに自分のしている仕事は何かの依頼、集約といった部分が多いものの、そのお願いを受けている人たちがどんなシステムにしたら楽になるかという点を常に想像力を働かせる。意見を引き出すために、いろんな人と相手の興味のあるジャンルを交えながら話し合う。そして、それらの判断材料に基づいて組織の最適解となるふ行動をとることで少しずつ組織全体を強くしていく。そういったことが求められるんだろなうな。頑張ろう。

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    2018年06月03日
  • 語彙力こそが教養である

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    「言葉は身の文(あや)」という。言葉はその人の品性、知性、教養を一瞬にして曝け出す。だから、語彙力はできるだけ高めた方が良い。日本人の語彙力の低下の原因は、素読文化の減衰にあり、素読は語学習得の一番の近道というのが著者の主張。そういえば、中学・高校時代(1980年前後)には、徒然草、源氏物語、方丈記、平家物語、奥の細道などなど暗唱させられた。今ではそのような課題は出されないのだろうか?

    本書では、教養を感じさせる様々な語彙が紹介されている。なんとなく分かっているようでも、使いこなせないものも多い。
    泣いて馬謖(ばしょく)を斬る/邪知暴虐(じゃちぼうぎゃく)/衒学的(げんがくてき)/河岸を変える/怠け者の節句働き/水は方円の器に従う/金棒引き/憤せずんば啓せず。悱せずんば發せず/死せる孔明生ける仲達を走らす/髀肉の嘆(ひにくのなげき)/託つ。。。「語彙のアウトプット」の練習をしなければと実感。

    特に印象に残ったのは、夏目漱石は日本の語彙を大きく変えた人物のひとりだということ。中世以降、次第に大きくなった話し言葉と文語との乖離を小さくする取組み(言文一致)が日本の文化社会にどのような影響もたらしたのかは、あまり考えたことはなかった。江戸時代からの庶民の識字率の向上と併せて、文学や学問が広く庶民に広がる役割を果たしたことは間違いない。それだけでなく、洋書を通して入ってきた外来語(特に学術用語)は、それに相応する日本語訳が「発明」され、日本の学術レベルを先進国並みに引き上げたことも重要だ。日本が近代化するうえで大きな革命をもたらした一因だ。
    さらに、それまで国(藩)ごとに異なっていた日本語を統一したことは、「日本人」としてのアイデンティティを確立したことも重要だ。

    同様な例は、「ドイツ語の祖」とも言われるマルチン・ルターである。ルターは、宗教改革に繋がる「95箇条の論題」をヴィッテンベルクの Castle Church に貼り出したことで有名だが、大きな功績は、それまでラテン語で書かれていた『聖書』をドイツ語に翻訳し、一般庶民も聖書に触れることができるようにしたこと。ヨーロッパ史に大きな転換をもたらしたのは言うまでもない。

    タイトルがいう「語彙力こそが教養」はあまり適切と思えない。明治期に発明された「教養」は、英語の culture から来ていることから、その知識をcultivate(耕す=展開する、応用する)ことができて初めて教養と言える。知識や語彙力だけでは不十分。そう意味で少し不満は感じるが、一読すれば、語彙が持つ深みや重みも垣間見ることができる著書である。軽薄な単語を多用しつつ、通じ合えることで仲間意識を確認し合っているような若者に対して、一石を投じる良書だと思う。

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    2026年05月24日