齋藤孝のレビュー一覧
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ネタバレ明治大学で、コミュニケーション技法などを指導されている斎藤孝先生。「コミュニケーションとはなにか」という定義づけから、その基盤、技法と話が拡がりながら収束して行く流れがとても分かりやすい。この本に書かれていることの殆どは、言い尽くされたことなのかもしれませんが、改めて心に刻みたいことばかりとも言えます。
第三章に「コミュニケーションの技法」についての解説もあり、そこを知りたいという方も少なくないと思いますが、やはり一番大切なのは、何のためにコミュニケーション力が必要なのか?という問いに応えている第一章「コミュニケション力とは」をしっかり把握することだとだと思います。私にとっては、「自由を獲得するために」かな。
この本の中で、私にとって最も新鮮だったのは、「会話は一対一ではなく多対多」という項でした。「結婚というのは、生活習慣と生活習慣の戦いや妥協の場となる。ちょっとした癖が気になったりするが、相手の中には別の人間が幾人も入り込んでおり、その土地の歴史で積み重ねられた慣習的な行動の束が、身体の奥深くに、知らぬうちに入り込んでいるのだとわかることで、相手に対する理解が深まる。」という話でした。 -
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自分自身に向きあい、深く内省する時間をもつことのたいせつさを論じた本です。
テレビで見る著者は、どこまでも明るい印象ですが、そんな著者も若いころに孤独と向きあう時間をもっていたことに感銘を受けました。
かつて吉本隆明が『ひきこもれ』(だいわ文庫)という本を刊行して、一人の時間をもつことの大切さを語っていましたが、本書の基調となっている考えかたも、吉本の主張に通じるところがあるように思います。ただし著者は、どこまでも内にこもって他者を寄せつけない孤独は「悪い孤独」だといい、自分を確立させることでかえって他者と深くつながることのできるような「良い孤独」をそれから区別しています。「良い孤独」のありかたがじゅうぶんに明確にされているとはいいがたいようにも思うのですが、孤独が次の跳躍を生み出す力を育むということがイメージ豊かに語られており、著者がめざす方向性は明瞭です。 -
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ネタバレ日本人の教養についての興味関心が戦後から下降線を辿っている。確かに日常で教養を求められることはないから、身に着ける必要性も感じない。むしろ教養をひけらかそうものなら、鼻に付くやつだと見做されかねない。
現在持て囃されているのは手軽で理解しやすいPOPカルチャーだ。しかしそれだけではどうも寂しい気がする。ドストエフスキーの小説など確かに簡単ではないが、作品から溢れるエネルギー、読み切ったときの達成感はライトノベルでは味わえない。教養とは堅苦しいものではなく、人生をより面白いものにするツールなのだ。それは本だけでなく、音楽や美術などでも本物に触れたときに感動できるように教養を身に着けたい。「アニメも好きだけど、クラシックも絵画も好き」というようにアンテナをたくさん張れるようになりたい。 -
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齋藤孝は、整理し、その意味を体系づけると言う能力がすぐれているのだね。
編集能力がある。たくさんのネーミングを、腑分けすることができる。
だからといって、これが、役に立つかと言うと ふむ と思う。
商品の特徴を正確につかむことの方が重要だと思うが。
商品の特徴を絞り出すこと。小林製薬はそれがすぐれているのかな。
『ネーミング』だけにしぼってしまうところが、残念かな。
『練り上げる』『ネーミング作業のすすめかた』『ずらす』『つなげる』の
四つのポイントかな。たしかに、ネーミングマップはすぐれている。
このネーミング法は、結構手間がかかる。
ネーミングマップに、ひたすら書き込む作業をして、それから選ぶ。
大学の先生らしく、まったく 真面目なのである。
問題は、それを どう選ぶかという判断基準がまったくない。
これで、どうやって 『ゴリラの鼻くそ』がえらばれるのか?解明できない。
日本企業が 遊びがないのは、大学の先生の真面目さが災いしているのではなかろうか?
齋藤孝先生がネーミングして、『うれている』実績は あるのだろうか。
いや。私は 学者であって、そのようなことはしない というかな。
『座右のネーミング』って、うれるかな。 -
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20年の教員をしていて感じるのは、社会で求めれらるレベルと学生の実力の間の隔たりが大きくなっている事と言っている。
これは、企業や組織が求めるレベルがどんどん上がっているが、学生は年々幼くなっている。
社会にでる=社会人ではあるが、大学時代にギャップを埋めないと大変な事になる。
そのギャップを埋めるために必要な9つの力を紹介している。
1.アウトプット型の聞く力
・知的体力と知的技術を身に着けた人は社会人になってからも勉強を射続ける事が出来る
・知的好奇心とは何もかもを面白いと思う気持ち
・社会人の聞くとは:相手の話を要約しポイントを落とさず誰かに話せる事。
・知識を押さえる→それをベースに問題を発見(問い立て)→問題解決
2.要点を15秒でまとめる力
・要件を言う事を徹底する
・場にライブ感を持たせられるか、場をクリエイティブにできるか
3.クリエイティブな関係を生む力
・ディスカッションで大事なもの「テキスト選定」「問いを策定する発問力」「その場のディスカッション」
・場を見て何を問いかければいいかを見計らう力(ハーフタイム力)
4.意識の量を増やす力
・情報をキャッチするために、まず意識をする事(フックを作る)
・周りを見て、相手の望んでいる事を察知して動くことで「知ってる」を「出来る」に変える
5.世界で戦う力
・積極的なコミュニケーション能力
・グローバルな力:自分の考えを手短にまとめ母国語で発表出来る事
・学んだことは積極的に使って、常に使える知識に変える
・議論のコツ「クリアな論点」「冷静さ」「代案の準備」
・上達するには見て「真似る」
6.妥協を納得に変える交渉力
・交渉に必要な3つの事「利益」「オプション」「BATNA」
・「妥協」ではなく「納得」と考える
7.経験値を共有するチーム力
・全員がリーダーという自覚を持つ
・ビジョンを明確にして言語化する
8.同じミスを繰り返さない修正力
・テンシュカク(テンション・修正・確認)
・準備・融通・フィードバック
9.どんな状況でも何とかするメンタル力
・勝負間隔がないと仕事は続かない
・常に問いを立てて自分を追い込む -
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日本人とは日本語を母国語とする民族であると筆者は述べている。ソシュールも言語は差異の体系であると。
そして私という主語を多用しないところが日本人の特性。そして、言霊信仰からくる、直接的な表現を避ける傾向があり、それが大きい。そこに、昔からある曖昧さ、短い表現を好みそこに含みを持たせてきた。よって、今スピーチ下手と言われるのもうなずける。
日本人の気の小ささもあわせてだが、
道徳的な意味合いでは、儒教が深く関係してくる。時に為政者が下の者を統治する場合に用いるための道具として使われた。
アニミズム的信仰。わだつみの神、おおやまづみの神、あまてらすの神、ツクヨミの神などの自然信仰が
見て取れる。 -
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著者が影響を受けた「構造主義」をヒントに、物事を図化しながら考えることによって、本質を見極めたり、アイデアを生み出したりしよう、という内容の本。
ポイントは図解、では無く、図化、ということ。図解は出来上がった物であるのに対して、図化はその場その場でリアルタイムに考えながら書く物という分け方。
自ら手を動かして頭を働かせて考えることによって頭に残るし能動的になるから、是非やってみようということなのだけど、実際この本で紹介されている具体的な図化の方法は2つ3つくらい。
メインは、ノートの真ん中に一本縦線を引いて、左右で対称や対立になることを書き出していく、とか、そういう感じのことだったと思う。
後は図化の有用性と、後半はほぼ構造主義についての解説だった。
構造主義に対する著者の思い入れは伝わってきたが、図化思考法について興味を抱いていた自分としては、後半部分の著者の迸る気持ちについて行けなかった。 -
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副題「壁に突き当たったときに開く本」~小さな対象だけを扱う・自分を限定する・実際に応用したものしか残らない・日付を書いておく・完成まで胸にしまっておく・実際的に考える・最高を知る・独創性などない・独学は非難すべきもの・「素材探し」を習慣化する・使い尽くせない資本をつくる・愛するものからだけ学ぶ・豊かなものとの距離・同時代,同業の人から学ぶ必要はない・性に合わない人とも付き合う・読書は新しい知人を得るのに等しい・癖を尊重せよ・先立つものは金・儀式の効用・当たったら続ける・他人の評価を気にしない・異質なものを呑み込む・邪魔の効用・現在というものに一切を賭ける・計り知れないものが面白い・感情を生き生きと羽ばたかせよ・詩的に考える・過去に執着しない・青春のあやまちを老年に持ち込むな・年を取ったら,より多くのことをする~エッカーマンが晩年のゲーテに接した9年間のメモをもとに,ゲーテとの会話を書き綴った『ゲーテとの対話』が,ネタ本。齋藤さんは1960年生まれで,テレビで善い人に映っている。本を書くとベストセラー。テレビに出て本書いて儲かるなぁー