齋藤孝のレビュー一覧
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齋藤孝は、整理し、その意味を体系づけると言う能力がすぐれているのだね。
編集能力がある。たくさんのネーミングを、腑分けすることができる。
だからといって、これが、役に立つかと言うと ふむ と思う。
商品の特徴を正確につかむことの方が重要だと思うが。
商品の特徴を絞り出すこと。小林製薬はそれがすぐれているのかな。
『ネーミング』だけにしぼってしまうところが、残念かな。
『練り上げる』『ネーミング作業のすすめかた』『ずらす』『つなげる』の
四つのポイントかな。たしかに、ネーミングマップはすぐれている。
このネーミング法は、結構手間がかかる。
ネーミングマップに、ひたすら書き込む作業をして、それから -
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20年の教員をしていて感じるのは、社会で求めれらるレベルと学生の実力の間の隔たりが大きくなっている事と言っている。
これは、企業や組織が求めるレベルがどんどん上がっているが、学生は年々幼くなっている。
社会にでる=社会人ではあるが、大学時代にギャップを埋めないと大変な事になる。
そのギャップを埋めるために必要な9つの力を紹介している。
1.アウトプット型の聞く力
・知的体力と知的技術を身に着けた人は社会人になってからも勉強を射続ける事が出来る
・知的好奇心とは何もかもを面白いと思う気持ち
・社会人の聞くとは:相手の話を要約しポイントを落とさず誰かに話せる事。
・知識を押さえる→それをベースに -
Posted by ブクログ
日本人とは日本語を母国語とする民族であると筆者は述べている。ソシュールも言語は差異の体系であると。
そして私という主語を多用しないところが日本人の特性。そして、言霊信仰からくる、直接的な表現を避ける傾向があり、それが大きい。そこに、昔からある曖昧さ、短い表現を好みそこに含みを持たせてきた。よって、今スピーチ下手と言われるのもうなずける。
日本人の気の小ささもあわせてだが、
道徳的な意味合いでは、儒教が深く関係してくる。時に為政者が下の者を統治する場合に用いるための道具として使われた。
アニミズム的信仰。わだつみの神、おおやまづみの神、あまてらすの神、ツクヨミの神などの自然信仰が
見て取 -
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著者が影響を受けた「構造主義」をヒントに、物事を図化しながら考えることによって、本質を見極めたり、アイデアを生み出したりしよう、という内容の本。
ポイントは図解、では無く、図化、ということ。図解は出来上がった物であるのに対して、図化はその場その場でリアルタイムに考えながら書く物という分け方。
自ら手を動かして頭を働かせて考えることによって頭に残るし能動的になるから、是非やってみようということなのだけど、実際この本で紹介されている具体的な図化の方法は2つ3つくらい。
メインは、ノートの真ん中に一本縦線を引いて、左右で対称や対立になることを書き出していく、とか、そういう感じのことだったと思う。
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副題「壁に突き当たったときに開く本」~小さな対象だけを扱う・自分を限定する・実際に応用したものしか残らない・日付を書いておく・完成まで胸にしまっておく・実際的に考える・最高を知る・独創性などない・独学は非難すべきもの・「素材探し」を習慣化する・使い尽くせない資本をつくる・愛するものからだけ学ぶ・豊かなものとの距離・同時代,同業の人から学ぶ必要はない・性に合わない人とも付き合う・読書は新しい知人を得るのに等しい・癖を尊重せよ・先立つものは金・儀式の効用・当たったら続ける・他人の評価を気にしない・異質なものを呑み込む・邪魔の効用・現在というものに一切を賭ける・計り知れないものが面白い・感情を生き生
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Posted by ブクログ
齋藤孝さんのいつもの小気味よい文体でサクサク読めるし、その点はスピード感を感じられ、モチベーションにもつながって良かった。
ただ内容自体で、「そうだよね」と思うことはあっても、膝を打つような新しい発見の箇所は少なく評価は据え置きに。
再認識という観点からは良かったかな。
個人的にこの本から一番得られた考え方は、複数の仕事や用事を掛け持って、疲れたり飽きたりしたら別の仕事に「逃げるように」移ること。それを繰り返すローテーション皿回し方式かな。
一つのことにこだわって根を詰めすぎるのは良くないという考え方は自分には発見だった。
・コントロール外の事で悩まない
・会議では人の位置、名前、発言をメ