齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ご存知、齋藤教授による読書本。今回は読む順番というものにフォーカスした内容です。
考えてみれば当たり前の話で、難解な内容の本をいきなり専門書や原典から読み始めても理解できるわけがない。そのためには、解説や図説などから入るべきだというのは当然なこと。
ジャンルや作家別で、先生おすすめの読む順番が紹介されていますので、気になる分野や作家がいれば、このステップで読むと確かに理解が深まりそうです。
一方で、もう少し、どういう順番で読むかを考える際に、選ぶ基準があったりするとよかったかもしれません。そうすれば、自分の理解度を認識した本の選び方ができ、よい読書習慣、理解を深める読書ができる気がします。
▼物事にはすべて順番がある
何かを学ぶにしても、仕事をするにも、順番が大事
読書にもほかのすべてのことと同じく、しかるべき順序、順番がある
▼順番とは、言い換えると「型」のようなもの
▼本書はその型として「3ステップ読書術」を解説するもの
初心者の読むべき本、中級者が読むべき本、そして上級者が挑戦すべき本の3段階に分け、順を追って本を理解しようとするもの
▼学生に読書習慣をつけてもらう方法
①わかりやすい概説書から読ませること
②古典のなかでも比較的読みやすい、理解しやすいものから入ること
<目次>
はじめに
第1章 なぜ、「読む順番」が大切なのか?
第2章 最初の1冊をどう選ぶか?
第3章 「哲学」から「歴史」、「科学」まで
【ジャンル別】本物の教養が身につく3ステップ読書術
第4章 ニーチェから夏目漱石、太宰治まで
【作家別】本の理解力が上がる3ステップ読書術
第5章 読む順番と同じくらい大切なこと -
Posted by ブクログ
子供の頃、苦手だった感想文。自分が親となった現在、子供に感想文のことを相談されたら、何か一つでも教えてあげたい。そんな思いから読み始めました。
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読書感想文は『誰かに読んでもらう』ために書く、コミュニケーションツールのひとつ。
その本に出会って自分の心がどう動いたかを記すもの。
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これの観点を知ることができただけでも読んで良かったです。
以下は学んだポイントです。
【読書感想文のみっつの心得】
・ミッションと思ってやりとげる
・上手に書かなくて良い
・書き終えたら自分で達成感に浸ること -
Posted by ブクログ
■“繊細さん”(HSP)は読んでおきたい。病的なほど繊細で敏感な心理に共感、著者の行間解説に納得■
原著(太宰治)は、そのタイトルの重苦しさや内容の暗さから、あえて再び手に取ろうと思うことがなかった。
ところが、たまたま寄った書店で本書が平積みされており、タイトルの重厚感を残しつつもライトなタッチのイラストの表紙を見て、思わず手が伸びてしまった。
(表紙に騙されないぞって思ってるけどやっぱりビジュアルって大事かも。もちろん内容がライトになるわけではない。)
原著のストーリーに沿いつつ、要所で著者の解説や考察が挿入されているため、ストーリーを追体験できるとともに、原著ではスルーしてしまっていた行間の意味や著者のていねいな洞察が、表紙に似合わぬ(?)濃密な内省の時間を生んでくれる。
ただし、ダイジェストなので分量は少ない。
例えば罪と罰について。
僕は、罪あるところに罰が下されるという、仏教的に言えば因果応報、キリスト教的に言えば、自分の蒔いた種は自分で刈り取るというような考え方をおおむね信じている、いや、そう信じたい。
ただ現実は不条理で、そんな単純な考え方だけで説明できるほど単純にはできていない。
何の罪もない人間や無垢な子どもたちが神からの無慈悲な罰ともとれる理不尽な目に合う事例は珍しくない。
この世の「罰」はあらかじめ宿命として定められているのだろうか。それとも神様の気まぐれ、偶然という名の運命のいたずらが左右するのだろうか…そんなことをつらつらと考えさせられる。
ところで、本書(もちろん原著でもいい)は“繊細さん”(HSP)にお勧めしたい。かく言う僕も繊細さんを自認している。主人公の病的な心理に没入し、時には自己投影しつつも、著者の冷静な視点と解説が章ごとに待っており、現実世界に連れ戻される。
あらためて最初から通して原著の世界にどっぷり浸りたくなった。