齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「この1年で何か新しいことを始めましたか?」
「昨日おもしろかったことは何ですか?」
「いま熱中している趣味や遊びはありますか?」
何もせず、すべてがありきたりで新鮮さを感じなくなる。そういう「無気力の雑草」はすぐに心のあちこちに生えてくる。油断しているとそれが繁殖し心の雑草ですっかり覆い尽くされてしまう。そうならないために、意識して自分をコントロールし、時にはスポーツをしたり、ジムで汗を流す。「下手の横好き」でかまわないので、自分の好きなものを絞り込み、「人生の北極星」にまで高める。
これらのことができれば、「2周目」ほどエキサイティングで実りの多いものはありません。50歳からの人生こそ -
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Posted by ブクログ
私は自分の考えをなかなか人に言うことができない。
「これを言うと、相手に気を悪くさせるのではないか?」
「この意見は的外れなのではないか?」
このような思いが頭の中を占めているから伝えれない。
確かにそれもある。
しかし、本当は「そもそも自分の意見がないのだ」ということに気づいた。なんでも受け身、いつも人の後ろについて来た私にとっては、そもそも考え自体がない場合が多かったのだ。
さて、前置きが長くなったが、この本は自らの考えをアウトプットすることや、インプットの方法を教えてくれている。しかし、私の率直な感想としては、一言で言うと、脱線が多い。
話はいろいろ飛ぶし、結果的に自分の考えを作ること -
Posted by ブクログ
表題の通り、読解力の重要性とトレーニング方法が紹介された一冊。
福沢諭吉の月が綺麗ですね、に表されているように日本には言葉にしないで察する文化がある。そんな言葉にならない感情を読み取って会話を進めるために、読解力はとても重要なのである。
読解力があれば、空気を読まない行動をとったり、思考が停止してキレることはなくなるだろう。
コミュニケーションにおいては、相手の価値観や知識的な背景を考えながら展開していくことが大切なのだと考えさせられた。
本書では、読解力を高めるトレーニング方法も記載がある。
小説で人物の価値観の変化を見つける、新聞の内容を要約する、歌詞から文脈のない感情や背景を察するな