齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自信とは何か。抽象的な表現で、はっきりと答えられない。この本を読んで、自信の本質を教わった気がする。
内気な性格だから自信がないのではない。
自信は経験と訓練による技術の習得である。経験値を上げると、自信はあとからついてくるもの。訓練、慣れを経て芯が太くなり、自信となる。心柱を鍛える、その糧が必要。
仕事がうまくいかないのは、技術の経験不足。
他者からの評価は技術に対する評価であって、あなたへの評価=人格否定ではない。
自分にとって憧れる、またはライバル視する「心の師」(メンター)をもつと、志向性や情熱を向ける先が明確に見えてくる。
家族や友人、恩師から自信を与えてもらおうという受身の姿勢で -
Posted by ブクログ
<目次>
序章 自学自習が「うまくいく人」と「うまくいかない人」は何が違うのか
第1章 自学自習を習慣化する5つのルール
第2章 自学自習の効率を高める9つのコツ
第3章 自学自習をエンターテインメントとして楽しむ4つの方法
第4章 パフォーマンスを高める自学自習の4つのとらえ方
第5章 4つの自学自習パターンで人生のステージを上げる
第6章 一生ものの教養を身につける10のテーマ
<内容>
斎藤孝は、近年昔出した本の焼き直しなので、サクサク読めてしまい、どこかで聞いたフレーズが続く。しかし、言葉がこなれてきているので、具体例も分かりやすくなる。この本は典型的だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ強靭な読書力に支えられた知性が非常に役に立ちます
スイス、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリスを訪れ、政治制度、近代産業を学んだことがのちの実業家としての活動に大いに生かされます
温かい家庭のように甘えられるようにして、楽しい気持ちになると発育が良くなる
どんな仕事にあったっても本質を直感し、細かな実務の手続きでも明るい。手続き力段取り力もあったので、組織を成り立たせるための煩雑な仕事も難なくこなせました
大きな成功よりも道を外さないことの方が大切だ
ビジネスにおける運と言うのは、基本的には上司がもたらすものです
人の行為の善悪は志と所作の両方で見る
目的を持たない学問のための学問で得た知識 -
Posted by ブクログ
「精神がカラリと晴れた」柔道家の野村選手のような福沢諭吉。合理的で、時にはちゃっかりしている福沢諭吉。上手に取りなして咸臨丸に乗り込んでしまう諭吉。そんな諭吉にはあまり惹かれないが、自力主義のところは大いに惹かれる。
でも、私が同じ塾でも興味があるのは松下村塾だ。吉田松陰のカリスマ性と熱さを感じたくて、一昨年そこを訪ねた。10畳と8畳だったろうか。そんなスペースの中で幕末の志士たちが新しい世の中をつくりだそうとしたことにロマンを感じる。ペリー艦隊に小舟で行って懇願して失敗し、獄に入れられた吉田松陰。うーん、書いているうちに諭吉をどんどん離れていってしまった。諭吉にも良さがあるが、あまりワクワク