齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
齋藤孝(1960年~)氏は、東大法学部卒の教育学者、著述家。明治大学文学部教授。教育、コミュニケーション、自己啓発などに関わる一般向け書籍を多数執筆。
私はこれまで、広井良典『死生観を問いなおす』、遠藤周作『死について考える』、山折哲雄『わたしが死について語るなら』、鎌田東二『日本人は死んだらどこへ行くのか』、島田裕巳『人は死んだらどこに行くのか』、小林武彦『生物はなぜ死ぬのか』等の「死(生観)」に関する数々の本や、本書にも出てくる、山本常朝『葉隠』、ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』、吉田松陰『留魂録』、エッカーマン『ゲーテとの対話』、深沢七郎『楢山節考』、『いしぶみ-広島二中一年生全滅の記録』、『きけ わだつみのこえ』、石光真人『ある明治人の記録』等を読んできたが、還暦を控え、「60歳からの「生きるヒント」」という副題のついた本書を新古書店で偶々目にし、読んでみた。
本書は、著者が、孔子、ヴィクトール・フランクル、荘子、老子、ハイデガー、フロイト、柳田国男ら古今東西の賢者の言葉から「いかに死と向き合えばいいのか」を考え、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教等の宗教による死生観を明らかにし、折口信夫、正岡子規、ゲーテ、太宰治、『楢山節考』、『万葉集』の歌人等は「死」をどのように表現したのかを綴ったものである。
読書家で知られる著者らしく、引用が盛り沢山であるため、少々散漫な印象が残るのだが、著者も書いているように、「人生の中締め」の時期である「還暦」を迎えるにあたって、自分の人生の意味をあらためて考え直すためには参考になるだろう。
因みに、著者は、「死を目前にしているときでも泰然自若としていられるような自然体」をつくり、「「死んでゆく日も本読んで」という心構え」で、「煙のように軽くなり、上機嫌で朗らかに笑って、すっと亡くなるというのが私の理想の死に方」だと書いている。
自らも、著者の理想とするような死に方(裏を返せば「生き方」だが)ができるよう、精進したいものである。
(2023年2月了) -
Posted by ブクログ
ネタバレ「せっかく本の感想書くならいいの書きたいな」「何となくじゃなくて何か意識できることないかな」と思って検索してたら出てきた本。
話し言葉も入れてくれてたので凄く読みやすかったし、なんか肩の荷がおりた。
最後の方で
″読書感想文は、他人の気持ちを理解して、寄り添う力=人間理解力」と「自分の感じたことや考えを人に伝える力=表現力」の集結″
と書いてたのが印象的。私が今身につけたいなと思ってる力達...
これから本を読むのが楽しくなりそう。
---メモ---
◆読む前、読んだ後のビフォーアフター
◆「この本なんて言おうかな」人に話す意識で読む
◆「なぜ?」を書く
→読むきっかけ、なぜそう思った(自分のなぜ)
→なぜ主人公はこうしたのか?(作品のテーマにたどり着きやすい)
◆本屋さんのポップ
◆着地点を決めておく
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Posted by ブクログ
理想論!と無視するか、正論!と実行してみるか、そのどちらでもない話
一見すると理想的な大人な対応を書き下したもの。
そのまま実行するには感情がついていかない人が大半だと思います。著者もそんなつもりで書いてないのだと思います。
かといって私には無理だから、と無視するのも違うのかなと。
こういう風に対応できたら良いという内容が多い(全てがいいとは個人的には思いませんが)。著者も最初に述べてますが、いつかはこうなれたら良いよねという話。
こうなる前にそういう場に遭遇した時の感情コントロールの仕方(普段の落ち着き)をどう養うかがまずは課題なのかも? -
Posted by ブクログ
【目的】
雑談力について、別本を読んだため、他視点での本に目を通したかったから
【所感】
著者の意見としては、雑談の内容ではなく、雑談すること自体に意味があると考えており、オチや結論などは不要なので、シラけることを恐れずにとにかく話すべきという主張であった。(かつ、議論ではないので、結末が出ていなくてもパッと終わらせることが重要)
そのために身の回りのもの、時事ネタ、日々の疑問などを利用しろとのことで、概ね実践できているものだったが、他人の小さいこだわり等をみつけて深堀したり、自分との共通点を見つけるということについては、他の雑談力にも共通してみられる主張であった。
ネクタイの柄、ネイルの色、屋内のインテリア、何でも良いので相手の得意領域に触れながら、自分との共通点を探すことで親密度が高まる。今後意識していきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ江戸時代の儒学者、貝原益軒の書いた「養生訓」の要約書。
著書が養生訓の内容を一部抜粋し、その教えを現代に合わせてアレンジしたもの。
健康関係の本を読むとたびたび出てくる「養生訓」。
原本に当たるのはちょっとしんどそうだったのでこちらを読んでみました。
〇変わらない体と変わっていく生活習慣
日本人は腸の長さが他の国の人よりも長い。
それは、穀物を中心とした食文化が長年根付いたことに体が適応したため。
日本の食文化は戦後急激に欧米化したが、数千年にわたる穀物中心の生活で作られた体は変わらない。
そのため、肉や牛乳、アルコールに適応できない人がいる。
〇万の事、皆わがちからをはかるべし
→何事も、自分の力の及ばないところで無理をするな。自分の力量を知って行いなさい。
〇凡の事十分によからんことを求むれば、わが心のわづらひとなりて楽なし。
いゝさかよければ事たりぬ。
十分によからん事を好むべからず。
→すべて完全にやろうとすると、負担になって楽しめなくなる。
多少でもきにいればよい。完全無欠なものを好んではいけない。
→何事もほどほどに、6,7割良ければそれでよしと考える。