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Posted by ブクログ
齋藤孝氏の専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法ですが、教育の根底にあるのはあこがれの伝染であるという考え方に共感します。氏の著書の「教育力」はとても示唆に富んだ本でお薦めです。
古い研究メモを見ていたら、この本のことが書かれていたので、古い本ですが、読んでみました。さまざまなもの(本や他者の行き方、言動など)を上達論のテキストとして見、上達の普遍的な理論を引き出す、そして上達論的な観点を日常のさまざまな活動の中で習慣化し、「技化」することが大事であると説いています。知識として知っていても「技」になっていないと使えない意味がない、教育の肝だと思います。上達論としての徒然草の解説もおもしろいです。YN
Posted by ブクログ
できる人。。。ちょっと引っかかるが、
著者の言葉から、
実は私達一人ひとりすべてにあるそもそもの能力を使っている人と分かる。
その自分なりの能力を使うポイントは3つの力~「まねる→盗む」 「段取る」 「コメントする」 力
●まねる力
守破離ということを融合した"盗む"ということ。
何でも教えてもらってそのままではなく
じっと観察して、自分で理解して、やってみるという
自分なりのやり方をモデルしながら作り出すこと。
●段取り力
で、盗んでつくった自分なりのやり方を、
自分のフィールドに持ち込んで、実際にやる。
自分でやること。
●コメント力
捨てるものと取り出すものを切り分ける力。重みづけをすること。
説明ではなく、伝えたいことを伝えること。
ある意味で、捨てる力とも言えるのかもしれない。
↑
余談ですが、
取り出すのか?捨てるのか?そのON/OFFはそのどちらでもその一方を表現することであるから(OFFにすることでONを際立たせるということ)、自分のやりやすいほうからやってみればよいのだろうと思う。
とある。
つまりは、自分と自分の周りの環境をいかに融合していくのか?
その融合のうまさ、「すり合わせ力」のある人ができる人ということだ。
また、よく聞くけれど、、、それって・・・・???というようなまことしやかに広がっているたとえば、成功の法則などを、分かりやすく著者のミカタで書かれていて、リフレーミングが起きて元気が湧く。
たとえば。。。
スポーツばかりしていると脳みそが筋肉になる・・・なんて効いたことがないだろうか?
○頭の良さは、言語による説明能力といった学校のデキだけではなく、
長島茂雄のような感覚・認識能力の両方があって、
「どのような場におかれても自分が上達する道筋が見えること」
そう、私達は生きるために学んでいるのだからストレートに納得する。
また、こんなミカタもある。
○元来子守勝ちであったり、こもるのが好きな人間が、ある目的のために意識的に「こもる」という動きをわざとして認識して鍛え、活用するならば、これは<癖の技化>である
など、そもそも考えると言う行為自体がこもるということでもあると思うわけである。引きこもりも悪くない!
もう1つ。
金持ちになりたければ、金持ちと付き合え、などと聞くが、
○シドニーオリンピックに出場した日本の水泳陣のトレーニングの1つに、ワイヤーで身体を引っ張るというものがあるそうで、これは、世界記録のタイムと同様のタイムを体感するためだという。
つまり、世界記録を自分の身体で感じ取ることによって、そのレベルの感触を身体に得させ、上達の手がかりを得るということ。また、それは世界記録の泳ぎが、おおよそどの程度のものかということを具体的に知ることによって、闇雲な不安を除去することになるわけである。
雲の上のようなものだと思っていると、そもそもそれを乗り越えることは非常に難しいもので、なりたい状態を知ることで、その差をしればそこに向かう一歩が始まるということである。
・・・
とまぁ。。。読み進めるごとに、
私たちの日常に、自分の能力を上達させるミカタがあることに気づき、元気が湧いてくる一冊である。
Posted by ブクログ
以前に齋藤孝の「就職力」を読んで彼のファンになったのに加えて、ゼミの教授に薦めてきたのがきっかけで本書を読み始めた。
この本の良いところは、世間で蔓延っているノウハウ本とは違い、上達に共通する論理を斎藤節で滔々と表現している点だろう。この手の本はビジネスマン向けに書かれていることも多く、学生にはとっつきにくいこともある。しかし、この本は上達の論理を普遍化することを目指しており、学生にも読みやすい。また、新書という性質上、同じことが似たような例で何度も繰り返されてしつこく感じる人もいるかもしれない。しかし、徒然草の吉田兼好を上達論の師としてとりあげるなど、教養がつくように工夫もされている。
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