あらすじ
強い精神力があることを、よく「鋼(はがね)のメンタル」と言います。
頑丈でとても強そうですよね。
しかし、この本で伝えたい心の強さとは、「鋼のメンタル」ではなく、たとえるなら「柳(やなぎ)のメンタル」。
柳の木は、細い枝がたれ下がって揺れている姿は全然強そうには見えませんが、柳は台風で強風にあおられても、雪が降り積もっても、折れない。
枝が柔軟にしなるので、ひどい風にも雪の重さにも耐えられるのです。
さらに、よく張る強靭な根をもっていて、幹が倒れても再びその周辺から芽吹いてくるたくましさがあります。
しなやかで折れない、打たれ強い、再生力があってたくましい──。
目指してほしいのは、そんな「柳」のようなメンタルです。
メンタルの強さとは、生まれもった資質ではなく、自分で身につけていく「力」です。
「持って生まれた性格だから・・・」とあきらめる必要なんてないんです。
メンタルが強ければ、傷つかなくていいことに傷つかなくなる。
悩まなくていいことに悩まなくなる。
いまよりも自信をもてるようになる。
だから心がラクになり、楽しく、幸せに過ごせるようになります。
自分を肯定できるようになります。
この本では、ストレスやコンプレックス、失敗、挫折、逆境、後悔、黒歴史など、誰もが体験する身近な事例を多く示しながら、それぞれに対する考え方、対応方法を提示していきます。
学校生活、勉強、人間関係、社会に出ること……。
人生というのは荒波の連続です。
「折れないメンタル」は、きみの一生を支える最高に心強い武器になるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本書のキーワード
#情熱の種火 #熱くなれるものをもつ
#経験
#心のクセ
#間違う勇気 #失敗
#失敗体験→成功体験に変える
#チャレンジー快感
#劣等感 #劣等コンプレックス(自分から逃げる)
#自己肯定力
#へこたれない力
#心を燃やせ
#無敵の情熱
#柳に風
#心は精神文化と身体文化に支えられている
Posted by ブクログ
本当の「心の強さ」とはなんだろう?
→‘折れないメンタル’の事
内容のネタバレなしで言うと結論はこれ。
これを読んだ感想は、「他人と自分の精神も含めた全てを知ったら、最強の心を得られる」ということ。
しかし、それはできないので、その状態に近づける方策が書かれている気がした。
個人的には、「にもかかわらずxx 」の考え方や、「BATNA」の考え方が面白かった。
1番の学びは、感情は出来事や人との関係の中で生じるものであり、動物のようなもの。という考え方。
よく、「怒る事は抑えられないが、殴る事は抑えられる」という内容の話は聞くが、そのような情念を排する方策を持つことこそが強い心を手に入れる方法だと学んだ。
Posted by ブクログ
「本当の”頭のよさ”ってなんだろう?」「友
だちってなんだろう」に続く、10代のための
「一生役立つ考え方」シリーズ第三弾です。
心の強さとはいわゆるメンタルの強さです。
最近では大人でも心を病んでしまう人が多い
です。
心を、メンタルを強くするにはどうすれば
いいのか。そもそも心って何なのでしょうか。
「イヤなことがあるといつまでも引きずって
しまう」「他人のちょっとした自分に対する
言動が気になってしょうがない」「意志が弱
くて決めたことが長続きできない」
など色々悩みは尽きないと思います。
大人でも迷い続ける事柄に対して、分かりや
すく解説して、タフな生き方を実践できるノ
ウハウを学べる一冊です。
Posted by ブクログ
人と向き合うなかで、なんだか不安に感じてしまうことが多くて読んでみた1冊。中高生の頃に読んでいたら、と思う内容も多かったけど、今の私にぴったりだった。
心は知情意のバランス。3つのバランスがよくないと、崩れてしまう。私は意と情が高くて、知が低くなりがち。性格として諦めてしまうんじゃなくて、考え方のクセがあるだけだから、クセを直すことが大事。
ネガティブな気分になってしまった時には、ポジティブになろうとせずにニュートラルな状態を目指す。
自分の調子を自分で整えられる人になりたい。
Posted by ブクログ
感情=メンタルではない
知性と意志の力を鍛えれば
気分をコントロールすることができる。
考え方のクセをポジティブにしたり
失敗したときに挽回策を考えることに
フォーカスすることでもっと楽に幸せに
生きられると感じた。
具体例も多く説得力のある本だった。
Posted by ブクログ
自分が学生の頃に読みたかったと思った一冊。
私自身は様々な人生の体験から独自のメンタルの強度を作り上げてきたけれど、強度よりも柔軟性と言う言葉に目が覚めた思いがあった。
また"弱点を活かす"。わかっていたようでわかっていない私自身に気づくことができた。
"自分に自信が持てるようになるためにはどうすることがベストな方法なのか?"と言うことを考えることが心の強さを作り上げていく上で重要。
本当に学校では教えてくれない大事なことをこの本から教えてもらえたような気がする。
齋藤孝先生のような先生に出会いたかったなぁって最近本を読めば読むほどに思う。
齋藤孝先生の凄いところは、勉強嫌いな私に"勉強は楽しいものだ"と言うことを常々様々な著書で教えてくれる。
齋藤孝先生の著書を読めば、読むほどに知識欲とに駆られる思いがある。
学生時代もあっという間に終わった30代現在。
今の年齢からでも遅くはないと思って、10年後の自分を想像して日々学問に励んでいきたいと思う。
未来の自分に笑われることのない自分でありたい。
Posted by ブクログ
今、メンタルが不安定の自分自身に少しでもコントロールができる様にと手に取った。
心に刺さる言葉が多く、柳のメンタルと本当に強い人は穏やかな人だとそうありたいと思わせる本に出会えて良かった‼︎
精神と身体を土台に心が崩れないようにこの先を歩んでいきたい。
人生の道標となる本でした。。。
Posted by ブクログ
10代向けに書かれた作品だが、社会人になっても学べることが多々あった。
いつも人に流され、また感情の起伏が激しい私だか、知情意を駆使して継続力や真のある人になりたいと思った。
Posted by ブクログ
柳のようにしなやかなメンタルを持って、落ち込んだり悩んだりするときに、ニュートラルな自分に戻していきたいです。
実際は、自分なんてどうせ、、と落ち込むことも多いですが。
この本は世の中の有名人、偉人のバックボーンをわかりやすく解説してくれます。物の捉え方を変えると本当の強さを手に入れられると思いました。
Posted by ブクログ
斉藤先生の本はいつも分かりやすい、と思ったら
この本はティーン向けでした。
心は気分任せ、感情任せにしてはいけない。
知、情、意のバランスを整えると心は安定する。
柔らかくて、穏やかで、強くありたいと思った。
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」
柳のように、しなやかに。
どんな風が吹いてもゆらゆら揺れながら自分を保つ。
目標だな。
Posted by ブクログ
大人も子どもも読める本。
読んですぐまとめないと忘れてしまう。この本を読んだのは、ずいぶん前。まとめながら思い出してみよう。
日々、上機嫌でいられるように努力したい。仕事は、楽しくするもの。不機嫌な人に引きずられないように、それ以上に上機嫌をキープしていきたい。そのために、自分の感情をコントロールできるように、考え方をしっかりともつ。
・メンタルの弱い人は、不快なできごとへの対応力が弱い
しなやかで折れない、打たれ強い、再生力があってたくましい
・気分や感情は外部からの刺激に脳が反応すること
心は気分任せ、感情任せにしておいてはダメ
「知情意」のバランスを考える。知性、感情、意志(行動のもととなる)
性格といわれている資質のほとんどは、ものの考え方や行動パターンなどの「心のクセ」。考え方を変えれば人は変われる。
思考と行動で心のバランスを整えて、ニュートラルに戻していく。
「どんなときも上機嫌でいよう」穏やかな心の状態を増やせる。
①感情の波に振り回せれるな
②心の平穏は「知情意」のバランスで整える
③心のクセは「思考」「行動」を変えて直す
・自分と行動を切り離して考える。
感情に流されていると本質が見えなくなる。
「どこがよくなかったのか」「どうすればリカバリーできるか」具体的に考える
トライ&エラーとは、成功への階段を1歩ずつ上がること
◯「テン、カク、シュ」の心得
テン→テンション高く行け!
カク→確認を忘れるな
シュ→修正をおこたるな
・失敗は勇気の勲章
「書く」ことには、心にたまっているネガティブな思いを吐き出す意味がある。
「メンタルの強さ」とは、経験の豊富さ、乗り越えた失敗の数に比例する。
◯修正力を身につける
・自分の課題を発見する
・問題を小分けにしてピンポイントで磨く
◯自己肯定力は自分を信じることから
◯「へこたれない力」を身につける
本当の強さを得るには、「穏やかで安定した心」を保てるようになること
⭐︎自分をご機嫌にする習慣や言葉をもつ
Posted by ブクログ
立ち直るために誰かに優しい言葉をかけて欲しくて、こうした本を読んでも、恐らく内容に力強く鼓舞する言葉に圧倒されたり、嫌な事を思い出させるような例え話があるために逆効果かも知れない。そういう目的なら、寧ろ、ホラー小説のような次元の異なる世界観に浸る方が、日常を忘れる事で立ち直りの契機になるのではないだろうか。
だから、名言の引用を見ながら、何だか浅くて、人には薦め難い本だなと思った。だが、読みながら後半。「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」という禅宗の仙崖和尚による句が用いられる。柳のように受け流しながら、堪忍する姿勢を詠んだ句だ。この柳の心が大切だという事。
たまには、こうした道徳的な精神論に触れるのも悪くないものだ。しつけや行儀というのはどうも相手を従わせる洗脳みたいで良いものと思わないのだが、健全で正しい型を学ぶ事で、素直さを取り戻す事ができる。疑わず素直になれば騙される。しかし、そこに疑いのフィルターをかけて、全てを深読みしようとする思考習慣は、疲れるものだ。
Posted by ブクログ
強い心は鋼のような硬い心ではなく、柳のようなしなやかな心、受けながしたりできる柔らかい心。
幸福者は「お金持ち」ではない。
倒れても何度でも立ち上がり、前に進む者。本当の幸福を掴む。
Posted by ブクログ
中高生向け。
心の強さのためにはネガティブな思考を減らしてポジティブに何事も捉えること。
そして柔らかくて穏やかで強い心を持つこと。
どうしても辛くてポジティブには考えられない、そんな時もあるが、全ては物の捉えようのようだと。
著名人のお手本にしたい考え方や鬼滅の刃のポジティブワードなどが出てくる。
Posted by ブクログ
心の強さを身につけるにはどうすればいいかということを知りたかったため、読みました。
一言で言ってしまえば失敗を恐れず、修正する力を身につけるといったところでしょうか。
内容が比較的少年向けだったので、大人の方はまた違った本を読むのも良いと思いました。