齋藤孝のレビュー一覧
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理想論!と無視するか、正論!と実行してみるか、そのどちらでもない話
一見すると理想的な大人な対応を書き下したもの。
そのまま実行するには感情がついていかない人が大半だと思います。著者もそんなつもりで書いてないのだと思います。
かといって私には無理だから、と無視するのも違うのかなと。
こういう風に対応できたら良いという内容が多い(全てがいいとは個人的には思いませんが)。著者も最初に述べてますが、いつかはこうなれたら良いよねという話。
こうなる前にそういう場に遭遇した時の感情コントロールの仕方(普段の落ち着き)をどう養うかがまずは課題なのかも? -
Posted by ブクログ
【目的】
雑談力について、別本を読んだため、他視点での本に目を通したかったから
【所感】
著者の意見としては、雑談の内容ではなく、雑談すること自体に意味があると考えており、オチや結論などは不要なので、シラけることを恐れずにとにかく話すべきという主張であった。(かつ、議論ではないので、結末が出ていなくてもパッと終わらせることが重要)
そのために身の回りのもの、時事ネタ、日々の疑問などを利用しろとのことで、概ね実践できているものだったが、他人の小さいこだわり等をみつけて深堀したり、自分との共通点を見つけるということについては、他の雑談力にも共通してみられる主張であった。
ネクタイの柄、ネイル -
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ネタバレ江戸時代の儒学者、貝原益軒の書いた「養生訓」の要約書。
著書が養生訓の内容を一部抜粋し、その教えを現代に合わせてアレンジしたもの。
健康関係の本を読むとたびたび出てくる「養生訓」。
原本に当たるのはちょっとしんどそうだったのでこちらを読んでみました。
〇変わらない体と変わっていく生活習慣
日本人は腸の長さが他の国の人よりも長い。
それは、穀物を中心とした食文化が長年根付いたことに体が適応したため。
日本の食文化は戦後急激に欧米化したが、数千年にわたる穀物中心の生活で作られた体は変わらない。
そのため、肉や牛乳、アルコールに適応できない人がいる。
〇万の事、皆わがちからをはかるべし -
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■本書の構成
1章:語彙とは、語彙力有無の判断、現代日本における語彙力低下、語彙アンテナの立てかた
2章:読書によるインプット法、オススメ本の紹介(古典・名著・ミステリー・エッセイ)
3章:本以外(TV、映画、インターネット)での語彙力向上方法
4章:アウトプット方法
5章:ワンランク上の語彙力
■印象に残ったフレーズ
1*本の価値・重要性は著者性、作家性にある
2*「伝えたい」という強い想いが、もっとも響く言葉を選ぶエネルギーとなり、思考・語彙に刺激を与え、ストックにある語彙を使えるようになる
■今後のアクション
オススメとして紹介されていたエッセイを読んでみる
1*三島由紀夫
2*寺山 -
Posted by ブクログ
資本論について、基本的なスタンスを現代社会で解釈しやすいよう噛み砕いて教えてくれている。内容ごとに各4ページ程度のセクションで区切っているので、スキマ時間等にも読み進めやすい。ただし、後半になるほど、タイトルにある図解要素は少なくなるので注意。
今まさにマルクスが危惧していることが起きてしまっていること、マルクスの時代から問題だとされてきたことが形を変えながら今も続いてしまっていることがよくわかり、資本論が単なる古書でなく、とても身近な、等身大の本であると感じられると思う。
マルクスを知らない人に、その空気感を感じ取ってもらえる最初の1冊として読んでほしい。
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Posted by ブクログ
目次をパラパラっと読み
これは面白そうなところの拾い読みでいいかなと
思いながら読む
「孤独」を「孤高」と表現するか…
「俺は孤独だからさ~」
「俺は孤高の人だから」
うん、確かに後者のほうがカッコええな
今日から、こう言おう
第3章 本こそが孤独の最高の解決策である
この章は学びがありそう
だが、初っ端
「戦争と平和」を読むときは、
私(トルストイ)が単独で苦しみながら4年かけて熟成させた作品です。
あなたは単独者として味わってください
と言われて、プレゼントされたと感じ取るべき
って…重いわ!!
齋藤先生、そんな読書術すすめてましたっけ汗
単独者としてオススメの本と -
Posted by ブクログ
ネタバレaudio bookの聴読。
60歳という年齢を一つの人生の節目として、新たに自身のミッションを明確にし、あるいは新たなミッションを見つけよう。活力ある生き方を選択しようという趣旨の本であると思う。特に60歳でなくても何歳でもよいし、早ければ早いに越したことはないと思う。
著者自身、60歳を超えたと言われるが、読者に活力を与える啓発力を持たれており、すなわち著者自身が活力ある生き方の達人である。
本書は、「動詞」をキーワードとして、読者が自らのミッションを再認識、再発見することに刺激を与えてくれる。「決める」「挑む」「乗り越える」「学ぶ」「動く」「支える」「伝える」など。
例えば、「決め