齋藤孝のレビュー一覧
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ネタバレ齋藤孝先生の別の本で三色ボールペン活用法を知って、実際に詳しくどうして三色なのかを知りたくて読んでみた。
今まで黒ボールペンを軸として、青と赤のペンを使ってマーキングや手帳を色分けしてきたが、『黒は判断停止の色』と言われ、ドキッとした。確かに、自分でも黒で書き込んでいる時は、そんなにこころが動かされないし、見返しても目に飛び込みにくい。これからは黒の分量を減らしてみよう!それだけでも自分の糧になったが、さらに赤と青と緑の三色を使えば、より情報を活用出来るようになる…とのことだが、なかなかの鍛練が必要と思う。とりあえず読書をするときの『なぜそうやって書き込みをするのか?』の答えが知れてよかった -
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本書は「書く」ことに関する事項を網羅的に紹介してくれます。このような書籍は書くテクニックが淡々と紹介される印象でしたが本書は一味違いました。最初に書く力が必要な理由を説明し、その次に文章のフォーマットの作成法を説明します。書くテクニック事態は本書の半分くらいの分量でしか紹介されていません。
その理由は筆者が思う書く力をつける最善策が良い文章に触れることであるためです。なので、本書の3割くらいは筆者お勧めの本が紹介されています。ただのレビューでなく、文章のプロが最高の文章がなぜ最高なのかを紹介してくれます。
なかなかボリューミーな内容でしたが文章自体が洗礼されているのですらすら読み進め -
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家族の中では繊細な方だし、その分他人の言動やちょっとした機嫌の良し悪しがわかってしまう。そもそも人を観察、分析するのが癖というか条件反射的に備わってる。
同じ空間にいる人がギスギスしてるとすごく疲れるし、楽しくしたいからみんなの喜ぶような話題提供には心を砕いてきた。
が、もうそんな必要はない。他人の感情まで自分が責任を持つ必要はないんだと思った。
あ、この人は今こういうことを望んでる!とわかってもはっきり言われるまで気づいてないフリをする。お願いされた上で考える。
それくらいでちょうどいいのだなぁと思った。
自分が変わろう変わろうと思っていたが、この感性はそのままに。日常のいろんな場面で割と気 -
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優秀な営業マンや経営者、学校の先生に共通するのは、雑談が上手ということ。人気の落語家もつかみのが巧みである。雑談力を上げることは、周囲に安心感を与え、より多くの出会いやチャンスを掴むきっかけとなる。
具体的な心がけとして、以下備忘として記載。
・相手の「見えるところ」をまず誉める。
・話題を掘り下げたり積み上げるのは「議論」であり、雑談は水平方向に広げていく。
・雑談は一期一会。「この人とはこの話」ができれば、何を話したらいいかのストレスとは無縁になる。
→そのために、相手の「偏愛マップ」を作る。
・相手の中身を誉めるときは「間接的」が有効。
・雑談において、「記憶」は重要なポイント。
→S -
読みやすい
ネットに情報が溢れている今、本を読むべき理由やネットにはなく本にのみ存在する大きなメリットが書かれている。また、本をただ読むのではなく、なにを意識して読めば良いのか、本を読むことで教養が深まるわけも書かれている。著者のオススメの本の紹介も豊富でそこから気になった本を読んでいくのも自分の世界が広がっていくようで面白い。読書をする人もしない人も一度は手に取る価値のある本だと思う。
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ネタバレ学力にしても定義は様々なものであるのだが、その中でどのようなものを「学力」と定義しているのかは大きく異なるのだが、著者は新しい「学力」を定義している。その背景には2020年の「学習指導要領」の大改訂が背景としてあげられる。その大改訂の中で出てくる「学力」とはいったい何か、それを定義してどう鍛えたら良いのかを提示している。
第一章「「新しい学力」とは何か」
「新しい学力」には2つの定義がある。一つは「PISA型」と「問題解決型」である。前者はOECDが主体となって行われている学習到達度調査によって判明したものをもとにした、学力の在り方を表しており、後者は文部省(後の文科省)の中教審答申によって -
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教養=語彙力として、語彙力の大切さ、語彙力を高める方法について語った本。
この本を読み終えて、自身の普段の生活や仕事の中で使っている語彙を意識していると、思いのほか少ない語彙の中で生活しているなということに気付かされた。知っている言葉は多くあれど、それが自身のアウトプットとして使うことがなければ、それはすなわち教養ではない。
インプットの基本は読書、もしくは映画、テレビなどでも得られる。おそらく普段インプットはできているのだと思うが、自身の言葉として使うことはできていない。
自身が思うことや伝えたいことをより的確な言葉で表現することができれば、おそらくもっと人生は楽しいものになるのだと思う。
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道徳とはなんであるかを、考え整理することができた。自分が絶対に正しい、という考えは衝突を生む。絶対に守らねばならないルール(法)とその周りにあるこうあるほうがいいよね、というマナーの関係を整理して考えることができた。寛容に生きることで、人としての世界が広がる。
※メモ
53 動物には攻撃を止める儀式がある
58 書道と不良は両立しない
68 精神文化と身体文化という土台をしっかりつくり、その上に心をそっと載せておく
77 形式を通すことによって心がこもってくる
83 この場を一緒につくっていこうという意思をお持ちならば、自分にとって面白いかどうかではなく、相手がそれをジョークだと思ってリスク -
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ちょっと、ものたりませんでした。
まとめ方が荒く、もっと目的別、状況別、利用者別に分けたらとおもいました。
「聞く」がない。まず「聞く」が最初なのでは。
良かった点は、以下です。
<読む>
・より多くの本を読むためには、速読する本と、精読する本を選別する
・頭から均等を読む必要は一切ない。大事なところから読めばよい
・読みながらキーワードを探す
・書き写す
・リストをつくる
・繰り返し読む
<書く>
・話し言葉をまとめる
・わかりやすくする
・文書化してのこす
・たたき台をつくる
・三つに絞る
<話す>
・正確にする
・うなずく
・メモを取る
<読む・書く・話す>
・要約する
・図化する
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