齋藤孝のレビュー一覧
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暗黙知には無限の可能性があり、三色ボールペン活用術は、情報を自分の奥深くに潜らせることによって、その叡知に触れようとするための手法とのことだ。
暗黙知について、触れるための方法論を述べている点は面白い。
だが、そもそもなぜ有用性の高いこの暗黙知は意識しづらい領域にあるのだろうか。なぜこういったプロセスを辿らないとたどり着けない仕組みなのだろうか。
恐らく色々な意味での「他者性」と交わることが必要なのだと思うが、深い領域に混ざり込ませないとこのスパークは起きないということなのだろうか。
暗黙知の獲得も「種への貢献の欲動」が目指すところの一つだろうか。全知全能、「神」へと通じる道、すなわち幸福 -
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ネタバレ【わかりやすく話す】
人が集中して聞けるのは15秒まで
同じ話は15秒以上しない
例えば話はより具体的に
△ビールを飲んだときのような爽快感
◎スーパードライを飲んだときの、あの気持ち
★普段から具体例を出す練習をする
語尾で印象を変える
ドアが閉まります→ドアを閉めます(意思感)
2000円です→2000円になります(やわらかくしてる)
お茶を入れました→お茶が入りました(恩着せがましさがなくなる)
正誤よりもつかいよう
オチがないときは情報で落とす
「御茶ノ水に新しい定食屋ができたんだよ。割引チケットがスマホでダウンロードできるらしい」
【人間関係をうまくいかせる】
お世辞と -
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【文章の評価が可視化される時代】になったと前から思っていた。面白い文章とはどういうものかと思っていた。そんな中、偶然この本を目にした。
「ワードセンス」があることでどのような利点があるのか。そして良い「ワードセンス」とはどのようなもので、どのように身につけるか。本文はそれらについて具体例を挙げて述べている。
ワードセンスを身につけることで得られる利点の中でも特に、対人関係が向上する点は、なるほどと感じた。
優れたワードセンスの文章に沢山触れ、滑ることを恐れずにどんどんアウトプットすることが、ワードセンスを身につける上で大切なことだと学んだ。そして、継続し量をこなすことで、対人関係を築く力を -
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Posted by ブクログ
子どもの成長に言葉や語彙力が重要とよく聞くので、どうしたら育てられるのか勉強しようと思い購入。
この本は、語彙力を上げるためのゲームと親が子供にどのような言葉で声掛けをしたらいいのかの2つのことがまとめられている。
どちらも勉強にはなったが、ゲームに関しては正直、気軽にできるようなものが少なく、割と真剣に取り組まないといけないものが多いように感じた。
声掛けも種類が少なく、特定のパターンのときしか使えないものばかりだったので応用が利きづらいなと感じた。
ゲームも声掛けも書いてある内容は素晴らしいし、取り組めたら子供の語彙力は確かに上がるだろうと感じたが、正直、ハードルは高く感じた。 -