齋藤孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
★ニーチェの基本思想は既に知っているので、この本ではあまり知られていないところをピックアップしていきたい。
⚫︎孤独への逃避
→ツァラトゥストラでも言っている孤独のすすめだ。世間では真逆の事を言っているが、ニーチェを学び背後世界の概念を知ってるものなら理解しやすいだろう。そして実践に移すことだ。ちなみにショーペンハウアーも孤独を推奨している。これは持論だが端的に言うと、孤独になると「自分にとってのあらゆる最適解が見つかる」からだ。だからあえて、自ら能動的に孤独になることを私も推奨する。ちなみに齋藤孝さんも「孤独を生きる」という本を出していて、こちらもすごくおすすめの一冊だ。
⚫︎内臓最強
-
-
Posted by ブクログ
話しかける時に「嫌われたらどうしよう」「こんなこと聞いたらバカだと思われるかな」「無視されたらどうしよう」とあれこれ考え、結局変な言い方になってしまうことがよくある私にとってとてもためになる内容だった。
相手の些細な言動を敏感に感じ取り、自意識過剰にも「否定された」と短絡的に悲観してしまう。
結果会話が億劫になり、コミュニケーションの機会を避けるようになる。
それらを改善するコツがたくさん書かれていた。
この本を読んでいくうちに今まで負ってきた気苦労はなんだったんだろうと思うようになってきた。
些細な会話ですら嫌われたかもとかいちいち考えるのはそれこそ相手に失礼だし、そんな器狭くないよと突っ込 -
Posted by ブクログ
雑談力。
わたしあるな。
舌が痺れるくらい話せるし。割と誰でも大丈夫。笑
この間。知らないおばさんと公園でめっちゃ話て、帰るときに
いや、ごめんねぇ、わたしずーっと考えてたんだけど、どこでお会いしましたっけ?
って言われて。
あ、ここで今、初対面です。
って。言って2人で笑ってしまったり。
わたしのこと苦手なんだろーなーって思うくらい、避けられてるママとかにも普通に話しかけられちゃう。鋼鉄マインドだもんだから、わりと雑談とっても得意かも。
すっごく稀に。
信じられないくらい興味を持てない人っていうのや、びっくりするくらい話が続かない人もいたけど、まぁ、どんなでも割と話せる。
唯一 -
Posted by ブクログ
万葉集の入門としてよい本でした。
私にとって一番面白かったのは、万葉仮名の解説部分。他の本では、こんなに万葉仮名について書かれていなかったせいか、漢字と仮名で書かれた歌が当たり前みたいに思っていました。万葉仮名ってこんなだったんだ~❗と驚きました。しかも、平安にはもう万葉仮名が読めなくなってた、とか、これを解読するのに頑張ってくれた人がいた、とか、知らなかったことばかり。歌のことだけでなく、日本語の成り立ちについてもいろいろ考えさせられました。たまに、同じ歌のはずなのに教科書で読んだ歌とちょっと違うな、と思うことがあるのですが、万葉仮名だから、解読する人によって漢字仮名まじり文にすると違って -
Posted by ブクログ
仏教の解説は良いのだが、仏教とは無関係にただ単に「道徳的に良い事」や「資本主義における心構え」が混在している感じ。競争を煽りつつ、そこから解脱すべきが良いのか、モヤっとした。
ー 余裕のなさ、不寛容、精神の弱さに共通するのは、他者の視線を気にしすぎる、自意識の肥大化であり、さとり世代と言うよりも、繊細世代と呼んだ方が良い。
仏教と関係ないけど、序文のこの文書はよく分かるな、と思ってメモした。
ー この世は苦しみで満ちていると言うのが、仏陀の思想の出発点。思い通りにならないこと自体が苦であると言う認識。
ー 山月記の李徴は、自分に詩の才能があるとうぬぼれ、いつか詩人として名を成したいと願