齋藤孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ふむ、「ツァラトゥストラ」を読もう!
中公文庫、手塚富雄訳やな!
鼻息荒げる中、ふと本棚に目をやると、数年前に買った世界の名著「ルソー」と「ニーチェ」が。
思いっきり手塚富雄訳「ツァラトゥストラ」が収録。
…読んでへんやん!!!!!
早速開いてみた。古本のかぐわしい埃の香り。
ガツンと来たのが第1章10。
小さい人間どもに近づくときは気をつけよ。……
のがれよ、わたしの友よ、君の孤独のなかへ。
強壮な風の吹くところへ。
蠅たたきになることは君の運命ではない。
中公文庫では83~84ページ。
世界の名著では…115ページ。
ここ最近孤独について考えていた。
実に明確だ。なんだか嬉しい。
やは -
Posted by ブクログ
やっぱいいですわぁ、ニーチェ!
頭の中に描く‘目指して飛ぶ一本の矢’イメージそのもの。
それに注釈をつけてくださる斉藤センセのたとえも解り易い!
自己啓発、加えてビジネス書として充分身になる逸品です。
“感動できる柔らかな心と、困難をも反転させるユーモア。
この二つを杖にして、歩きにくい山道を粘り強く歩いていこう”
斉藤センセ自身のこの言葉も、おぉーと思える名言だと思います。
(もう一言“検索ヒット件数という21世紀のモンスターが、見えにくい権力の網の目として張り巡らされ、君たちを畜群にしている”という言葉も、あえてネット上に残してみたり。) -
-
Posted by ブクログ
-哄笑することは、私にとっての「突破力」だ-
15歳の頃、ニーチェを読んで、「永劫回帰」⇒「すべては過去の焼き直しで、新しい価値など何もない、余程の天才でなければ存在する意味がない」と理解し、「当たり前のこと書いてるな」とわかったようなフリをして斜め読みした記憶がある。そんな風に、ニーチェを「要約」して読んだ気になっている人は多いのでは?この本を読むと、ニーチェをもう一度読みたい!と思うはず。でも・・・邪道ですが、ニーチェを再読しなくても、この本だけでも、「一度きりの人生だし、人生の高みを目指し、「憧れの矢」になろう」という気概がフツフツと湧いてきまっす!
-
Posted by ブクログ
-ずばり、"学び続けている自分への自負"である-
?自分のアイデンティティーの拠所を見つける?無駄なことは考えない?相場(自分や物の価値)を知る?脱出する(自分の道は自分でデザインする)?尋常でない根気と集中力でやる?人との付き合いは腹六分目?最悪に備える?スピード感をもって決断する?自身の能力を奢らず、賤しまず?社会のことを考え、行動する...ってなことについて、「何を今更!」と思ったあなた!この箇条書き、読んだそばから忘れていくでしょ?この本を読むと、言葉が血となり肉となりますよ。それもこれも「カラリと晴れた精神の持ち主」諭吉の言葉の威力と、著者の齊藤孝が、現代の私た