齋藤孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
穏やかな話し方や雰囲気が前々から気にはなっていて、でも何となく手に取る機会に恵まれなかった齋藤先生の新書、ようやく手に取りました( ^ω^ )
テレビ画面の中、存在感ありまくりな芸能人や知識人の中にあって、すごく控え目に静かに佇んでらっしゃるなあ、という印象の強い方だったのですが、どっこい書店や本への愛情を語る齋藤先生は情熱的なんですね〜( ^ω^ )熱いわ!
とにかく、本から得られる知識やモチベーションはもちろんのこと、書店という空間そのものからも得られる刺激へのリスペクトが半端ない(笑)。私も大概書店好きな方だと思ってましたが、齋藤先生には負けますね〜(笑)。
私が本や書店から受けてきた素晴らしい見識や体験を、是非若い皆さんにも経験して欲しいんです!一回やってみてくれませんかね?!ね?!
という、いじらしいまでの教育心を感じます。本当に、芯からの教育者なんだなあ。
自身の体験談から教訓を語る本は数ありますが、今作から感じるのは本を読まなくなった世代への痛切な危機感と警鐘です。
ネットもいいね。
電子書籍もいいね。
だけど、リアルな本からしか得られない物もあるんだよ。
そんな思いがヒシヒシと伝わってくる一作です。
今回は自分の本との出会い方を広げる方法をメーモー(=゚ω゚)φだって書店には週6でいるもの←
・自分が全く興味を持てないジャンルの書棚を見てみよう。理系とか、理系とか…←
良質な本を5冊も読めば、一定の水準は楽にカバーできる!はず!
・「ネット情報はお見合い写真」とな(°_°)たしかに!
・今直面してる問題は、先人達が既にぶち当たって壊してきたはず!知恵を借りるには本は最適!
・出版社毎にあるカラーを見極め、自分に合った本を探すのも楽しい( ^ω^ )これ新書でもやろーっと
・ネットの情報は玉石混淆。書店に並ぶ本は、作家が提案し編集者が推敲を重ね時代を読みながら生み出した玉!
・上司に叱責されるのは凹むけど、本は優しくアドバイスしてくれる先生! -
Posted by ブクログ
ネタバレ○明治大学教授である斎藤孝氏の著作。
○大人として必要な日本語力について、その技法や鍛え方について、実際の大学の授業等でも実践している方法を紹介。
○あらためて、日常生活(仕事、家庭など)で必要な日本語は、“なんとなく”使っているんだなぁということを実感。ついつい同じ言葉ばかり(同じ言葉しか)使っていないんだと気がついた。語彙の重要性を認識。
○方法論については、全てを実践するのは困難かもしれないが、意識してみたいと思う。
○日本語力=思考力であり、コミュニケーション力であり、人間力。あとがきにもあるが、“no Japanese,no Japanese"というのは、そのとおりだと共感。 -
Posted by ブクログ
斎藤孝4冊目。今回のテーマは「困難にぶち当たった時にどうやって乗り越えてゆくか」という方法論。本書ではその方法として、フッサールから続く哲学の問題解決法"現象学"とプラトン、ソクラテスから西洋で綿々と続いている解決法"弁証法"の二つの方法の実用的な使用方法を解いて行きます。
まず現象学から。人がものを見る時は物そのものを見るのでなく、その物に纏わりつく概念を見がちである。例えば、りんごを見たときにそれがりんごであると結論付けて終わりだ。そのりんごの赤が濃いだとか薄いだとか、凹みがあるかどうか、などは考えない事が多い。そうではなく、りんごそのものしっかり観察しましょうというのが現象学。問題が起こった時に、経験値から考えられる解決法をぱっと考えて終わりでなく、さらに本質からわかる事な無いかを考える。一見思いつかないような解決方法を幾つも幾つも考え出してみようというもの。
もう一方の弁証法は、相反する反対意見を互いに否定しあったのちに、その二つの考えを取り入れたさらに上位の解決法を導き出そうというもの。例えると、AとBの意見があった時に、どちらかを潰しあうのでなく、A、B双方の考えを取り入れ更に良いものとしたCを導き出そうというもの。
本書は論の構造が上記のようにしっかりしていてとても読みやすい本でした。じぶんには目から鱗なところも結構多かったです。 -
Posted by ブクログ
自分自身を重ねながら読む。
自分の心がどう動いたかを、自分の言葉で残す。
本を読み終わったら、箇条書きのメモをつくる。
自分の書きたい事をどんどん挙げる。➡これは下書きよりも大事
その中でも一番伝えたい事は何か考える。
大事だと思う事に優先順位をつける
いちばん伝えたい事から書く
なぜ、○○したのか
どうして○○したのか
という疑問を自分に突きつけて答えていく
ビフォー、アフター
読む前はどういう印象だったか
読んで見てどうだったか
ターニングポイントになったのはどこ、あるいは何か
フツウじゃない点を掘り下げる
本のあらすじを読んでポイントをつかむ
からだで読み、自分が感じとった身体の感覚を書く➡鳥肌が立つなど -
Posted by ブクログ
養生訓の基本は欲望をほしいままにしない(恣にしない)
内なる欲望(飲食、好色、眠り、言葉をほしいままにする欲、七情の欲)
外からやってくる邪気(風、寒さ、暑さ、湿り)
七情の欲とは感情のこと(喜び、怒り、憂い、思い、悲しみ、恐れ、驚き)
これらが身をそこなう
心配事は振り落とすように軽くジャンプする
手足をブラブラさせて巡りをよくする
アロマオイル
ヨーグルトで腸内の世話をする
「たのむ」自信過剰を慎む
ほしいまま=恣を忍=節制に変える
身体の内なる声に耳を傾ける
何を食べたいのか、何をしたいのか、身体の声を聞く
バランスのとれた食べ方、同じものを食べ続けない、幕の内弁当
腹八分目、酒は微酔のみ
食細くして命ながかれ=114歳の長寿者の健康の秘訣
食べ過ぎると不幸になる、楽しみの絶頂は悲劇の元になる
福沢諭吉は大酒飲みだったが禁酒した
食事のときは怒り、憂いを忘れる
いただきます、は忘れるための合図
体を冷やす冷水は飲まない
日本に生きているだけで幸せ、という基準をもつ
なにをしても幸せに感じられる。
これがあれば幸せ、というもののリストをもつ(ビール、新聞、本、山)など
これを少し嗜んで幸福感を得る。やりすぎてはいけない
できないことがあることを知る
餃子であれば全部うまい
反省しても後悔するな
失敗したら失敗は天からのミッションと思うこと
養生の道は怒りと欲をこらえること、
過ぎたる欲をもたないこと
怒った時は、間違いを箇条書きにする、その間に怒りも収まる。
アロマオイル
目に生気のある人は長命である
3・2・15呼吸法
羽生名人でも将棋には尽きないほどに学ぶことがある、といっている
何事も深く掘り下げて学ぶことは長生きにつながる
学ぶと長生き、をセットで考える
三楽=善を楽しむ、健康、長く楽しむ
今日一日を楽しんで過ごす
笑う 落語や映画のDVD、エッセイ、土屋賢二、リリー・フランキー、辛酸なめ子、ウッドハウスのそれゆけジーヴス、など -
Posted by ブクログ
1.概要
孔子が述べたことをまとめた本「論語」の現代語訳版である。
2.感想
長い間、人々に読まれている本としていつか読みたいと思っていたが、現代語訳があるということを知って手を伸ばしてみた。
翻訳の是非は別として、このように読書のハードルを下げてくれた訳者に感謝したい。
さて、内容であるが、孔子は極めて人間としての本質を大切にされている方だということがわかった。どんなことをするときもどのような人と接する時も「礼」を大切にしながら生きることが大切であるということが伝わってきた。
また、常に学び続けることも大切だと訴えている。
そして、すべてを貫くのが「中庸」という考えだろう。ただ、礼があるだけでは中身がないし、ただ勉強をし続けるだけでもダメだと。すべてにおいてバランスの取れた生き方をすることが大切だと訴えている。
つまり、個人としては常に学び続け、周りには礼をもって接し、その根源を保ちながらバランスよく生きていくことこそ、人として素晴らしく生きるための道だということである。
自分なりの解釈をしたうえで、このようなことを心がけていきたい。
3.総合評価
人間としてこうあるべきという内容が、孔子の言葉として表現されている。
数千年の前のことだが、人間としての真理なのか、内容は今こそ見習うべきことが多い。
定期的に読み返したい本だ。