齋藤孝のレビュー一覧
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単に本を読むのではなく、3色のボールペンで、著者のメッセージの読み取りや客観性と、自分にとっての主観的な部分を明確にし、買った本を自分(オリジナル)の本に変え、血肉に変える方法論。
青と赤で客観的に、
青はそこを読めばある程度の内容が分かるところ。
赤はその本のテーマに即した、重要なところ。
緑は主観的にひく。
自分が面白い!と思ったり、関心があるところに引く。
本には練習問題のようなものや、参考例があり、自分の今のレベルが明らかになる。
これが習慣になれば、読書だけでなく、感覚的に人との会話や、テレビの内容なども分類出来るようになると思われる。
この習慣をいかして、インプット力が上 -
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1分間アウトプット勉強法
1分間は限られているように思う時間ですが、
CMやラジオ番組を観てもわかるように十分な時間です。
十分な時間とするには、
ポイントを抑える。言いたい所(エッセンス)だけを取り出す。
それには、単純にダラダラと
インプットした情報を取り出すのではなく、
昔の「素読」のように
常にアウトプットを強力に意識し、集中すること。
そして、ものごとに対して
自分なりの視点を入れて獲得(インプット)し、
自分が何を「おもしろい」と感じているかを相手に伝えること。
そうすることで限られた時間を有効活用することができる。
これは、勉強に限らず全てにおいて活かせる1分間活用術です。 -
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ネタバレ知人に薦められ、借りる予定をしていたが、その知人が渡英し1年間帰ってこないというので、我慢できずに購入した本(笑)
レビューに入る前に。
2008年に発売された本なので、まだアップルがマイクロソフトに完全に負かされたと表現されている部分があり、現代における変化のはやさを感じた。だって、いまはアップルという巨大モンスターが人々の潜在的ニーズを探り当て、見事に大成功しているじゃないですか!たった4、5年前とこんなにも情勢が変わっていくのは、グローバリズムの象徴か。つまり、これと同じ原理でいけば、4、5年後の世界がどうなっていくかは、わからんということですな。
では、蛇足から入ってしまいましたが -
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ネタバレ教育についてプロゴルファーの坂田氏と学校教育の専門家である齋藤 孝の両者が、身体感覚という目線を通してアプローチしていく対談本。
両者とも子供への教育を、内容は大きく異なるが塾という形で教えているので、その道のプロであり、そのためにこの対談においてなされる教育論は見事。
メインテーマに、型というものを通して立ちれる場所を作ることによる効用というものがあり、僕にとってこの事は非常に盲点でありとても納得のいくような まさに目から鱗の内容であった。しかもそれに身体意識的な理由付けというものがなされているために本当に深いところで腑に落ちる感覚を味わえる。教育について悩む人にはまさにオススメの一冊。 -
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人生における時間の使い方のポイントを学ぶために読んだ本です。
この本で学んだことは、
・生活全体を見渡し、一分一秒を争ってやる場面と、緩やかに過ごす場面を区切ることが必要である。効率をずっと考えると疲れるため、メリハリをつける。
・一日30分程度歩くという時間はなかなか生み出せないしムダなようだが、人生最大の利益である生きている時間を延ばしていることと心得る。
・手帳は今年と去年のものを二冊セットで持ち歩く。前年のものを見ることで見通しがたち、やるべきことを前もって予測できる。
という点です。
そして、この本で学んだことを生かすため、
・手帳は今年、去年のものを持ち歩くき、去年の -
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旧制高校に憧れた著者は現代のアニメとロックに明け暮れ、「教養」を軽視する若者を「バカ」と切り捨てる。
しかし、その奥底には日本を思い、若者に学ぶ喜びを知って欲しいという、熱い想いを感じ取ることができる。
あとがきの中にとても共感する言葉があった。
「占いや他人からのはげましだけに頼って、心の天気の心配ばかりしていても、本当の晴れは来ない。心の晴れは、技がもたらす。」
「空気は読むものでなく、つくるものだ」
「自分を支えてくれる『技』を磨き、その技で他の人を幸福にすることを生きがいとしてくれたまえ」
日々、大学教員として、学生を鍛え、直接向き合えない人のために本を書き続ける著者の言葉だから、心に