あらすじ
交渉事から上司・部下との関係まで、仕事とは「戦い」あるいは「ゲーム」だと割り切ればかえって楽になるものだ。ならば負けないための戦略的判断の技術を、中国の春秋時代に書かれた兵法書の古典『孫子』に学ぼう。仕事の環境を味方につける法、「己(おの)れ」を知るにはどうすればよいか、組織で求められる人材になるための考え方……。「風林火山」「彼れを知り己れを知らば、百戦して殆(あや)うからず」などの、知っておきたい『孫子』由来の名句の名言を吸収し、真に活用する方法をすっきり解説。(内容例)■「プロ」に徹すれば、厳しくも楽な世界が待っている ■上司・同僚の“虚”を撃て ■人間関係を保つための「風林火山」 ■相手の逃げ道を用意せよ ■優しいだけではリーダー失格 ■部下に今の状況を尋ねよ ■劣勢はこうして盛り返せ
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Posted by ブクログ
秋元康さんの?「何であれ、売れているものは必ずリスペクトする」という姿勢に感動を覚えました。例え自分の知らない分野でも、流行やヒット商品と呼ばれるものは一通り目を通され、その上で売れた理由をかんがえたり、調べたりすること、見習わなければ思いました。
「仕事はゲーム」と割りきり、戦略的に行動すること。また、目的は「勝つこと」だからどう「クリア」するかが醍醐味。
Posted by ブクログ
「孫子の兵法」の言葉を上げ、その言葉を作者が解釈し直し、それが使えるシチュエーションを例に上げるという形で一冊をとうしてかかれている。
自分はもう少し抽象的に広く使える考え方を求めてこの本を読んだのだが、この本に書いていた内容はケースバイケースの対処法が多かったなという印象だった。
Posted by ブクログ
孫子の兵法を、現代のビジネスに応用できないか試した本書。長年読み継がれた孫子には、時間の試練に耐えただけの、重みのある言葉が多数存在します。
ある意味、現代のビジネスは闘いなので、この本で武器としての孫子の兵法を学びましょう。
Posted by ブクログ
「選択と集中」を行え、と言うのが筆者の伝えたいメッセージではないかな、と感じた。孫子の兵法には漠然とした憧れがあったのもありこの本を手にとった。「プロ意識を持つことで感情のぶれがなくなる」「知ることは身につけること」「強みを磨くより平均点をあげろ」「下を育てるリーダーになれ」などなど、これから参考にしていきたい言葉が多かった。
Posted by ブクログ
この本で使いたいと思った孫子からの引用は「勢は弩を彍くが如く、節は機を発するが如し」(勢いを得るには、弓を目いっぱい引き絞るように力を溜め、矢を放つように一気に放出せよ):一流になる人というのはある一定期間エネルギーを一点に集中させて実力を蓄えるものだ。他にも色々引用、解説はあるが、今の私にぴったりな言葉はこれだと思いました。孫子の兵法を齋藤孝流に現代の社会人、学生に向けて身近な例を上げて、より身近に解説している。きっと誰でも1つは心にひっかる部分があるのではないでしょうか。