齋藤孝のレビュー一覧
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読んでいて、自分もやっている余計な一言が書かれていてドキリとした。
気を抜くと出てしまう余計な一言。
今後も気をつけねば。。
一見、余計な一言には見えない「頑張れ」。
これは、言わないように気をつけていた。
自分がこの言葉に追い込まれたことがあるから。
言葉は、一度口に出したら回収ができない。
慌てて、それを訂正したところで、その言葉が出たという真実は消えない。
そして、言った方は忘れても、言われた方はずっと覚えている。
言葉はコミュニケーションの最大の武器であると共に、最大の落とし穴でもある。
少しだけでも、自分の発する言葉に気を使うようにしようと、思った。 -
Posted by ブクログ
・誰と過ごしているのがいちばん楽しい時間ですか?35歳は自分の生活において大事な存在との関係を、新しく築いていく年齢。
・今、いちばん信頼している人は誰ですか?この問いの真の意図は「あなたは成人してからも親に依存していまえsんか?」というところにあります。自分を庇護してくれる存在、一方的に与えてもらう関係性ではなく、お互いのコミュニケーションと絆が結ぶものを「信頼」と呼ぶのが大人。
・今現在の自分だけをみよう。30代になったら過去の自分ではなく、今の自分で勝負していけるようになりたい。今現在やるべきことにベストを尽くせていない人ほど過去の栄光を引き合いに出したがるが、みっともないので潔く棚卸 -
Posted by ブクログ
著者は、東京大学院教育研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
著書に「声に出して読みたい日本語」「15分あれば喫茶店にはいりなさい」等多数。
モチベーションの上がる環境。それはどこにあるか。最も身近でリーズナブルな場と言えば、まず書店である。誰もの気軽に訪れられる空間だが、そのポテンシャルに気づいている人は意外に少ない。書店とは、ただ本や雑誌が雑然と並んでいる場所ではない。
本書はまず書店に行く行為自体を習慣化することをおすすめしている。わずかな空き時間や待ち合わせの際はもちろん、通勤・通学の途中ちょっとした気分転換を図りたいとき、何かのア -
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★☆★【 読 了 】★☆★
齊藤孝『若者の取扱説明書』
いわゆる「ゆとり世代」を想定とした、若者との接し方の解説書。
著者の経験と取り組みを紹介しつつ、若者の特徴、どうすれば彼らを成長に導けるのかということを分かりやすく解説している。
考え方がわからないとかダメだとかいって諦めるのではなくて、よく理解して「若者」に接すれば予想以上の能力を発揮するようだ。
著者の想定する若者の心理についても、なにも「ゆとり世代」や「若者」に限ったことではないなと感じた。
自分自身にも「ゆとり世代」要素は当てはまることもあると感じた。
「最近の若者は」というのは古代より延々と脈々と言われてきていることなの -
Posted by ブクログ
つまるところ、著者が言いたいことは次の通り。
•自分の意見を持つことは重要である
•そのためには考える力を伸ばすことが大事
•ラジオや読書で一流人の考え方や語彙に触れ、学ぶことが大事
•その際に、アウトプットを前提にして当事者意識を高めると本質を考えようとする
•人に話す、レビューを書くなど考えをたくさんアウトプットし、また考えに基づいた行動を繰り返すことで練習する
確かに先日、北米出張へ行ったが、意見を求められた際に、曖昧なことしか言えないと「価値が無い」と見なされ、二度と意見を求められなくなると聞いた。
書店では類似本を多く目にするが、その中でこの本のいいところは、主張が平易であるため