齋藤孝のレビュー一覧
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西鶴の時代にあって今にないものは、したたかさと笑い。齋藤孝先生の本の中でNo.1です。
アイディアより行動力が大事。アイディアがあっても実際にやってみて、継続することが大事。器(自分が何に向いているか、自分の裁量の幅を知る)と仕合せ(運を掴む力、幸運、セレンディピティ)が必要。
偏愛力が必要。一流のものを突き詰める方が感性を磨くにはむしろ適している。
「美術展に行ったとき、ただ鑑賞するのではなく、この中で買うとしたらどれかという感覚で作品を見るのです。これはいくらなら買ってもいいかとか、自分が買いたいものはどれかという感覚で作品を見るのです。p111」
真面目に倹約するだけでは経営者として成功 -
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読書を毎日するようになったことで気になった本。
著者は毎日通ってさまざまな本を手に取ってきたようである。
電子書籍ではなく本の大切さを訴えつつ、多種多様な本に触れることの大切さも書かれている。
毎日通うことで「知的体力」を養うこと。これを日課として毎日脳を使い込むことによるトレーニング。継続は力なりである。
「古今東西の第一人者から知恵を借りる」という表現もおもしろい。
確かにその道のプロであったり第一人者が自分の経験をもとに書かれている本を読むことができるわけで、それだけでも大きな知恵を拝借できるというもである。
また、本の読み方で「あとがき」の大切さもおもしろい。普段、私は読み飛ばすこ -
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読書のチカラ 斉藤孝(著)
斉藤孝は 2冊目であるが
後半部分は 斉藤孝の速読塾 と重複している感じが。
テーマ毎に 本を書くということから
同じようなことになるのだね。
『本がある。我々はひとりではないのだ。
不安でたまらない淋しさに襲われるとき、
悲しみの底で歯がみするとき、
本には 人間の生命を立たしめるチカラがある。』
この 宣伝フレーズに ときめいた。
知識をベースに 自分の脳でものを考え、
価値観を決めていく。
思考の深さ。
精神を深める。
孔子は言う
『学びて思わざれば すなわち くらし。
思いて まなばざれば,すなわち 殆し。』
(学而不思则罔。思而不学则殆。)
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論語を現代的な言葉で翻訳。慣用句になっているような有名な節は、原文を載せるなどの配慮が嬉しい。
孔子の哲学の数々を、弟子達や諸候達と繰り広げられる会話の中から掬い上げるようにして紹介する言わずと知れた思想書。
君子や為政者のような、(当時の民衆と対比する意味での)立派な人間にとっての教訓が多い内容だが、人権の在り方が変わり、全ての人間が君子たるべき現代においては、あらゆる立場の人にとって学ぶべきものがある。
経済活動を中心とした世界構成に限界が近づきつつあり、次世代に希望を繋げるための次なる価値観を身につけなければならない今日においては、道徳教育が非常に重要になってくるが、とりわけ国家的な宗 -
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穏やかな話し方や雰囲気が前々から気にはなっていて、でも何となく手に取る機会に恵まれなかった齋藤先生の新書、ようやく手に取りました( ^ω^ )
テレビ画面の中、存在感ありまくりな芸能人や知識人の中にあって、すごく控え目に静かに佇んでらっしゃるなあ、という印象の強い方だったのですが、どっこい書店や本への愛情を語る齋藤先生は情熱的なんですね〜( ^ω^ )熱いわ!
とにかく、本から得られる知識やモチベーションはもちろんのこと、書店という空間そのものからも得られる刺激へのリスペクトが半端ない(笑)。私も大概書店好きな方だと思ってましたが、齋藤先生には負けますね〜(笑)。
私が本や書店から受けて