齋藤孝のレビュー一覧
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齋藤孝 「 座右のゲーテ 」
「ゲ ーテとの対話」から 上達論の要素を抽出して、わかりやすく解説した本
考えているだけで一歩も前に進まないとき
*まずは扱う対象を小さく区切っていく
*そうしたやり方に熟練してきたら 、少しずつ大きな目標へと広げていく
*一回寝かせてから再度取りかかる
最も偉大な技術
*自分を限定し 、他から隔離するものをいう
*そのいっぽうで 、吸収面は幅広く目を開いていく
*当たったら続ける →作り上げた作品には執着しない
人生は有限という考え方
*どうせ情熱を注ぐのであれば 、よりいいものに注ぐべき
*異なる時代 、異業種こそが刺激の宝庫
*書物は新しい知人〜自分の読む範囲が限られてしまうと世界は広がっていかない
*他人の評価を気にしない
癖にはエネルギ ーがある〜ある種の欠点は その人間の存在にとって不可欠である〜癖は文学から学べ
本当の意味での仕事とは 、人から割り当てられた労働以外のものである -
Posted by ブクログ
未知の課題やフェイクニュースに物怖じしない自己を獲得するための指南書。
知性は困難な状況や現実に直面した時に威力を発揮する武器になるという。それは単なる知識で終わらず、分析力・課題解決力・行動力を伴うと説く。それらは訓練で高めることができ、その第一歩は先入観なく理解することから始まるようだ。
本書では、知性を鍛えるロールモデルとして、過去の偉人の生い立ちや考え方が紹介されている。詳細は本書を読んで頂くとして、章順に簡単に紹介する。1)異国で自国の問題を悩み抜いた夏目漱石。2)熾烈な競争を経て変化を切り開いた福沢諭吉。3)自身に克ち覚悟を決めて行動した西郷隆盛。4)自己矛盾的に物事を捉えて全体を俯瞰した西田幾多郎。5)物事を探求することで新たな道を作った柳田國男と折口信夫。個人的には、いずれも極限状態を耐え抜いて光明を見つけて生き方に思え、中々真似できるものではなさそうだ。
結章では、知性を鍛えるためのコツも紹介されている。まずは本質的か?具体的か?を意識して思考すると良いという。また、予測すること、中庸であること(極端は悪例が多いため)も大切だという。流されず、深く豊かな地下水を肚に蓄えた状態が知性を持つ人物のイメージのようだ。 -
Posted by ブクログ
正直なところ、自分が理系なのか文系なのかが分からない。
というかむしろ、理系でも文系でもない気がする。
数学は好きだけど理科は苦手。国語や英語も好きだけど、得意とは言えない…。
そんな中途半端などっちつかずの自分が今回気になったのが、本書。どちらにも属さないかもしれないけど、どちらのことも嫌いじゃない、むしろ気になる。ってことで、いそいそと読んでみました。
そして初っ端からつまづきます。いきなり“ミトコンドリア”を紹介され…。「ミトコンドリアって何だっけ? 聞いたことはあるけど…ミカヅキモの仲間?」なんて思いながら読み進めた自分が恥ずかしいのです。
でもきちんと、さわりだけ紹介してくれて、ミトコンドリアを扱った書籍と簡単な書籍紹介と著者の一口メモ的な感じで語られます。
ですが、序盤の生物や身体のことなどは正直流し読み的な感じになってしまいました…。自分が興味無いのか、苦手意識が強いのか。
でも同じ章にある「なぜ美人が得をするのか」の件は、興味深く読みました。「美人」の定義たるものも、世間でよく言われている「黄金比」とかが関係してくるだろうし、「得をする」ところに焦点を当てれば、心理学や行動経済学などにも通じてくるんだろうなーなどと思いながら読んでいました。
あと、4章の「数学は人生の役に立つ」も、個人的に気になった項目でした。「直観でわかる数学」や「マンがでわかる微分積分」など、この辺は是非購入しようと思いました。またビジネス数学や統計学も勉強したいと思っている分野なので、「図解雑学 統計解析」や「人口学への招待」も読みたい本の仲間入りです。
なんだかのめり込んで読んだところとそうでないところの差が激しいですが、著者の斎藤さんも「海鮮丼」方式で良いと仰ってるのだから、それに甘えてみようと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ二人の話を聞いていて感じるのは、結局は家庭で親がきちんと子どもの様子を見まもりながら育てているかどうかが大切に感じた。早期教育などで与えすぎることも良くないが、逆に放っておいてもダメ。たとえば宿題の音読をきちんと聞いてあげて、読み間違いや読み飛ばしがあったら教えてあげる。そういう関わりが大切なんじゃないかと思えた。
それからその音読について、斎藤先生の話は非常に面白かった。
P64「本を読む場合、文章の質を二つに分けているのです。ひとつは情報を得るための本で、これはサッと読みます。もうひとつは、自分の内部に刻み込みたいような名著で、こちらは音読するのです。」
子どもたちにも、速く正確に読むものと、じっくりと感情的に読むものを、分けて読ませていきたいと思った。 ※ただし、算数の問題など一字一句でも読み間違えてならないものは、じっくり読むのが望ましい。