齋藤孝のレビュー一覧
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ネタバレ○明治大学教授である斎藤孝氏の著作。
○大人として必要な日本語力について、その技法や鍛え方について、実際の大学の授業等でも実践している方法を紹介。
○あらためて、日常生活(仕事、家庭など)で必要な日本語は、“なんとなく”使っているんだなぁということを実感。ついつい同じ言葉ばかり(同じ言葉しか)使っていないんだと気がついた。語彙の重要性を認識。
○方法論については、全てを実践するのは困難かもしれないが、意識してみたいと思う。
○日本語力=思考力であり、コミュニケーション力であり、人間力。あとがきにもあるが、“no Japanese,no Japanese"というのは、そのとおりだと共感 -
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斎藤孝4冊目。今回のテーマは「困難にぶち当たった時にどうやって乗り越えてゆくか」という方法論。本書ではその方法として、フッサールから続く哲学の問題解決法"現象学"とプラトン、ソクラテスから西洋で綿々と続いている解決法"弁証法"の二つの方法の実用的な使用方法を解いて行きます。
まず現象学から。人がものを見る時は物そのものを見るのでなく、その物に纏わりつく概念を見がちである。例えば、りんごを見たときにそれがりんごであると結論付けて終わりだ。そのりんごの赤が濃いだとか薄いだとか、凹みがあるかどうか、などは考えない事が多い。そうではなく、りんごそのものしっかり -
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自分自身を重ねながら読む。
自分の心がどう動いたかを、自分の言葉で残す。
本を読み終わったら、箇条書きのメモをつくる。
自分の書きたい事をどんどん挙げる。➡これは下書きよりも大事
その中でも一番伝えたい事は何か考える。
大事だと思う事に優先順位をつける
いちばん伝えたい事から書く
なぜ、○○したのか
どうして○○したのか
という疑問を自分に突きつけて答えていく
ビフォー、アフター
読む前はどういう印象だったか
読んで見てどうだったか
ターニングポイントになったのはどこ、あるいは何か
フツウじゃない点を掘り下げる
本のあらすじを読んでポイントをつかむ
からだで読み、自分が感じとった身体の感覚を書 -
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養生訓の基本は欲望をほしいままにしない(恣にしない)
内なる欲望(飲食、好色、眠り、言葉をほしいままにする欲、七情の欲)
外からやってくる邪気(風、寒さ、暑さ、湿り)
七情の欲とは感情のこと(喜び、怒り、憂い、思い、悲しみ、恐れ、驚き)
これらが身をそこなう
心配事は振り落とすように軽くジャンプする
手足をブラブラさせて巡りをよくする
アロマオイル
ヨーグルトで腸内の世話をする
「たのむ」自信過剰を慎む
ほしいまま=恣を忍=節制に変える
身体の内なる声に耳を傾ける
何を食べたいのか、何をしたいのか、身体の声を聞く
バランスのとれた食べ方、同じものを食べ続けない、幕の内弁当
腹八分目、 -
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1.概要
孔子が述べたことをまとめた本「論語」の現代語訳版である。
2.感想
長い間、人々に読まれている本としていつか読みたいと思っていたが、現代語訳があるということを知って手を伸ばしてみた。
翻訳の是非は別として、このように読書のハードルを下げてくれた訳者に感謝したい。
さて、内容であるが、孔子は極めて人間としての本質を大切にされている方だということがわかった。どんなことをするときもどのような人と接する時も「礼」を大切にしながら生きることが大切であるということが伝わってきた。
また、常に学び続けることも大切だと訴えている。
そして、すべてを貫くのが「中庸」という考えだろう。ただ、 -
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自らを「書店好き」と自認すする著者がオススメする書店の活用法や、
書店の棚を見て回る際の独自の視点などが書かれた新書です。
斎藤孝さんといえばテレビでもおなじみの大学教授ですが、
三色ボールペン活用術など仕事や勉強に役立つノウハウを提供するとともに、
物の考え方を分かりやすく丁寧に教えてくれる方でもあります。
その斎藤さんは大の書店好き。
神保町の古本屋街にせっせと通い、書店にも毎日通い、
世界一の書店滞在時間と豪語されるぐらいです。
この本では書店に毎日10分は通うことを推薦していて、
そのための書店の利用方法や回り方などを、
分かりやすく丁寧に説明しています。
例えば「書店はただ漫 -