感情タグBEST3
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○明治大学教授の斎藤孝氏の著作。
○スマホの普及などで、ますます”対面”の場が減っている今日、そのスキルは年々衰えていくばかりであるが、だからこそ、生きるために必要な”対面力”を付けていかねばならないという、著者の思いにあふれた著作。
○書いてある内容は、著者の他の作品と同様のことも多いが、対面力という側面からのスキルも、ぜひ参考にしたい。
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一節一節の内容が端的にまとめられていて読みやすかった。
1番印象的だったのは、第二章「話は変えない」の中に出てくる「ポイントは沿いつつずらす」の部分である。
前後の会話と関連性をもたせる枕詞を付け加えるだけで、お互い不快な気持ちにならず会話を楽しむことができるのだなと感じた。
常に相手視点に立ち、相手の気持ちを汲み取れるような思考は大事なので日々意識していきたい。
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◆相手に臍を向ける、アイコンタクトを2秒。これだけで相手の印象はガラリと変わる。
◆「作法は自分の身を守る鎧である」三島由紀夫
◆人と接することに疲れるのは、性格的なものというより、対人体力不足、対面運動不足のせい。
◆相手の名前を呼ぶだけで、「1対1」の距離感は圧倒的に縮まり、親しみが湧く。
◆「『おもしろいことがあったんだ』と先に言ってはダメ。先に言っていいのはモノマネだけ」明石家さんま
◆相談のマナー
①相手を利用しようとしてはいけない
②重く深刻な話は周囲の知人には適当に持ちかけるな、人を選べ→その道のプロに
③アドバイスをもらったら、それっきりにしてはいけない→実際にやってみて、レスポンスする
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著者は、東京大学法学部卒業。現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
著書に「ブレない生き方」「古典力」「教育力」等多数。
論理力、文脈力、交渉力など、一般にコミュニケーションに必要だとされる能力以前に、まずはどんな対面状況でも問題なく応対できるようになるための、社会を生き抜くための力。
いわば、コミュニケーションのもっとも根源的なところにあるもの、それが対面力である。
対面力とは「状況に即応して、場や相手にアジャストしていく」。適応力である。柔軟に相手に合わせつつ、自分を印象付け、「この人とまた会いたい」と思われるための能力のことである。
そんなコミュニケーションの力の基礎である「対面力」を以下の4章にわたり説明している。
①対面力の基本は「からだのレスポンスだ」
②話し上手・間合い上手にこうしてなる
③「世渡り上手」を実践しよう
④「つながる」「広げる」対面力の磨き方
著者のイメージとしては教授という職業からして、大勢の前で話す方が得意なように感じる。本書にもそれは書いてあったものの、しかし、大勢の前で話すことは対面で話すそれの上位に位置するものとは違い共通する点もあれば異なる点も多く存在する。
しかし、やはり一対一の対面でのコミュニケーションというのはやはり基本的な能力として誰にでも求められることであり、それが高ければ色々と役立つことも頷ける。
最終的には場数を踏むという経験がモノをいうことになるもの知識として知っておいて損はない。
春は出会いの季節。さっそく色々試してみよう。