齋藤孝のレビュー一覧

  • 頭が良くなる議論の技術

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    齊藤孝さんの新刊ということで、読んでみました。
    著者の本はときどき読むのだけど、最近の本はおもしろいと思った。
    本書は議論やディベートのやり方を著者流に紹介してくれる一冊。
    なんか、結局頭よくなればこういう議論がうまくなるんかなあと思って、そしたら頭よくなりたいなあとも思うけど、やっぱいろんなひとがいて議論が成り立つねんから、自分の役割っていうのを意識したほうがええんかなとか考えた。
    とりあえずいい本でした!

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    2013年06月05日
  • 頭が良くなる議論の技術

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    リーディング・マラソン参加させていただきます。
    5月のおこづかいで、知遊堂で買った本の1冊。
    授業で、みんなで話してみる、というスタイルが多いので参考になればと思って読んでみました。
    「論点」とか「論拠」とかは、どこかで聞いたお話。
    独特だったのは、日本人的なメンタリティーに配慮している点でしょうか。(第4章)
    職場での人間関係やそれぞれが抱えている立場や事情に配慮しつつ、それでも活発な議論を行うには、といった視点がおもしろかったです。
    議論にまつわるさまざまなテクニックも披露されていました。読みながら、テレビの『ドクターG』や『矛盾(ほこたて)』って、うまく作ってあるんだなぁと思いました。

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    2013年05月30日
  • 座右の諭吉~才能より決断~

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    福沢諭吉って、実は毀誉褒貶が激しいというか、一部ではすごい人と思われつつも韓国からは忌み嫌われていたりとかなんか裏表があった人なのかなぁと思ったら、あ、これはまぁそういう人だったんだねということがよく分かる一冊。それを踏まえて齋藤先生は諭吉が好きなんだな、っていうことであれば自分としても共感できるところは多々。一面的に学問のすすめでしか見られないけど、大学という仕組みを作ったり結構世の中に変革をもたらしているのが評価されている面だということも理解できるわけです。

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    2013年05月25日
  • 現代語訳 文明論之概略

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    齋藤孝先生の現代語訳。読み易い。
    明治維新という歴史の転換点における時代の捉え方は、現在の時勢を考える上でも参考になる処が多い。
    時代の転換点だからこそ、西洋事情も含めた全体的なところを押さえ、自らの現状認識を正しくし、合理的に物事を判断していく。
    物事の本質を捉える際のプロセスでもある。

    以下引用~
    ・文明とは結局、「人間の知性と徳性の進歩」と言ってよいのである。

    ・目的を定めて文明に進む。それしかない。
    では目的とは何か。内外の区別を明らかにして、わが国の独立を保つことである。そしてこの独立を保つ手段は、文明の他にはないのだ。いまの日本人を文明の道に進めるのは、我が国の独立を保つ、ただ

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    2013年05月25日
  • 読書のチカラ

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    なんで本を読まなきゃいけないの?という疑問にストレートに答えてくれる本。「齋藤孝ってあの三色ボールペンをゴリ押しする人でしょ?苦手だなあ…」と思ってる人(主に私)でも苦痛を感じられずに読めるので安心です。まあ三色ボールペンが読書に置き換わったような本なんだけど。それでも、いろいろな切り口で読書するべきだと結論に持っていくので飽きずに読めます。

    この本の中では様々な本をさらに紹介しています。読書へのモチベーションが上がったところで読みたい本が見つかるので読書を習慣づけるいいチャンスですよ。

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    2013年05月24日
  • 論語力

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    著者の現代語訳『論語』は、なぜか手にとっても買えなかった。論語に対する何かの抵抗感が働いていたような感覚であった。そんな中で見つけたこの本、弟子たちの人物評まである。ぐっと親近感が沸いてきた。次は買えるだろう、きっと。

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    2013年05月20日
  • 読書のチカラ

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    ネットでは知識が浅い。深まることはない。
    自分の思考を定着させたり、掘り下げたりする作業は、独りの時間・空間でなければならない。
    人生の数々の岐路に立ったときに、過去の人類の知恵から学ぶべき、それが読書。
    読書により、多視点思考が可能。

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    2013年05月08日
  • 座右のゲーテ~壁に突き当たったとき開く本~

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    クラシックとか、いわゆる名作偏重みたいな感じがちょっと…って感じだけど、実際、時代に揉まれて生き残ってきた名作たちはそれ相応の価値があるのでせう。ゲーテのことばにしても、現代でも色褪せず、十分応用がきくと思える発言も多かったし。自分の座右の銘とか、イマイチ曖昧だけど、こういう書の中から見つけ出していきたいものですね。

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    2013年05月07日
  • 必ず覚える! 1分間アウトプット勉強法

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    自己啓発本だが、アウトプットを重視し、インプットだけでは不足であると説く。それを可能にするための簡単な手法を解説しているのが本書である。
    手法は非常に易しいのだが、いざ実践しようとするとこれがなかなか難しい。修行が必要です。

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    2013年05月07日
  • 古典力

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    『古典力』
    斉藤孝

    読み返すごとに、以前気づかなかったところに気づく。これが古典を読む楽しさだ。くり返し読む価値のある本が古典の名にふさわしい。(pii)

    ★こういうのが古典の楽しみ。甘美である。

    古典力最大のポイントは、引用力にある。会話中にその文脈に合った古典の言葉を引用できれば、会話の質が格段に上がる。エッセイのような文章を書くときにも、古典からの引用を文脈に組み込むと、文章が締まるし、読んでいる人の知的刺激にもなる。(p12)

    ★そうなりたいが、古典に溺れるのではいけない

    「全部読まなくては」という強迫観念めいた思い込みから解放されて、パラパラと断片を拾い読みすると、古典との

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    2013年05月05日
  • 10分あれば書店に行きなさい

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    ネタバレ

    作者である齋藤孝氏がいかに書店マニアであるかが伝わる本だった。私も書店好きを自負していたが、洋書や児童書のコーナーにまで足を伸ばすことは考えたことがなかった。この本を読んで、また新たに書店に通う楽しみが増えたとともに、関心のないジャンル(健康系や理系)の本を手に取るインセンティブが出来たことを嬉しく思う。
    この本で特に関心を持った項目が、「1冊は10~15分でさばける」という項目である。「新書や選書は知識を得ることを目的としていることから、気になる項目をピックアップして読む」ということが紹介されていた。速読とも異なり、本を全て読む必要はないということである。批判するつもりはないが、私は新書だろ

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    2013年04月29日
  • 10分あれば書店に行きなさい

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    ・気になる部分だけ、よめば一冊15-20分でさばける。目からウロコ!本は、何かを書き込んでこそ、自分のものになる。納得!

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    2013年04月26日
  • 上昇力! 仕事の壁を突き破る「テンシュカク」仕事術

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    ネタバレ

    ミッション・パッション・ハイテンション についで、ビジネスマンとして必要な要素を凝縮したテンシュカク。
    テンション・修正・確認
    日々の行動にうつしやすく、意識しやすい点も多くて非常に実践的だ。

    ・テンションをあげるために
    新聞をよむ、読書する、一流の経験に触れる(雑誌の定期購読)
    ⇒活字に触れる
    ・テンションをさげないために
    手足をあたためる、呼吸を意識、香り
    ⇒身体からアプローチ
    ・組織的なテンション維持方法
    和の精神 息を合わせる共同作業をする
    テンションの高い職場にする(習慣化)

    仕事は確認にはじまり確認に終わる
    声かけ 指差し 復唱 簡易議事 手書きのチェックリスト

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    2013年04月21日
  • 必ず覚える! 1分間アウトプット勉強法

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    勉強とは、ただ単に自分に詰め込むだけではダメで、アウトプットできて初めて成果として認められる。自分は一分間でアウトプットできる自信はないが、何をするにしても、アウトプットを意識する考え方は非常に参考になる。そうすることで、本来の成果により効率よく近づくことができる。アウトプットを意識して取り組むことがあらためて大切だと認識した。

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    2013年04月19日
  • 人はなぜ存在するのか この答えがあなたを悩みや不安から解放する

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    ネタバレ

    チェック項目13箇所。「『現在』を失う」とは、今ある自分の人生を積極的に生きようとする気分が失われることです。自分の人生の最終地点は「無」になることだと受け入れて、腹を決める、そうすると、これまで、さまざまな悩みや不安で「くよくよ」していた自分の生き方から脱皮することができます。死ぬのが怖いと思えば死は苦ですが、死ぬこともまた自然なのだと思って受け入れれば、苦は軽減できます。男性は女性と違い、出産・子育てという大仕事による充実感はありません、大事な家族を養うことはできますが、それも収入あってのこと、仕事が奪われたときの自信喪失は相当なものです。「日本人は押しが弱いがために、大陸から押し出された

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    2013年04月19日
  • NHK「100分de名著」ブックス 福沢諭吉 学問のすゝめ

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    おすすめ度:80点

    福沢諭吉『学問のすゝめ』解説本。
    福沢諭吉は「明治の人間」の代表というべき人物だ。まっすぐ前を向いてどんどん進んでいく明るさ、勇気、胆力。
    国とわたりあえる人物たれ。
    独立自尊で生きよ。
    識見をもって行動せよ。
    原文のその小気味よいリズムから、福沢の気概と信念とカラッとした明るさが伝わってくる。

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    2013年04月11日
  • 雑談力が上がる話し方

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    「雑談力」というタイトルにもあるように、「雑談」ということに対する概念が変わる、画期的な内容でした。
    雑談というと、無駄な話というふうに思っていたのですが、その場を空気を生み出すために必要なものなんだと気づかされました。
    雑談力を身に着けることは、強く生き抜く力を身につけることになるという結論にも納得です。できそうな項目から実行してみようと思います。

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    2025年10月25日
  • 日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか?

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    日本人として共感せずにはいられない内容でした。斎藤さんの仮説と断わって書いていますが、裏付けがあるものも多く、押しが弱い、ゆるいということを受け入れて付き合っていこうと思いました。いつの間にか、日本語の話になっていて、さすがご自身の専門に触れている!と思いましたが、それも含めて日本人のいいところもたくさん書かれていました。日本人の良さを自覚してそれを活かすことで、社会や他国とやっていけるのかなと思います。私たちは弱いからこそ助け合い、勤勉に助け合ってきたからナンバーワンになれた。誇りを持って、弱さを認め、協力し合って生きていきたい。

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    2013年03月31日
  • 齋藤孝の聞く力

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    昨今のベストセラー作品で同じタイトルで別の作品がありますが、あえてこちらの作品を読んでみました。私も職業柄、営業をしているので、聞く力の大事さというのは日ごろから痛感してますが、改めて、本を読んでみると、さらに大事さがよく理解できます。
    私もそうですが、ついつい相手の話の腰をおって、自分の話をしたがってしまう傾向があるということは認識はしているので、聞き手に徹するというのは非常に難しいのですが、この本を読んで自分にできるかなぁ?と改めて思うのでした。
    ただ聞き手に徹するのではなく、相手の言いたいことの本質を理解するように聞くことが大事だということが更に大事だと分かり、聞き手に徹するのだけでもひ

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    2013年03月22日
  • 古典力

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    斎藤孝先生の本は、いつも背中を押してくれる本が多い。

    インターネットをはじめとする情報環境の激変は、世界中の知、情報にアクセスすることを容易にした。だが、膨大な情報の海に飲み込まれて、自分の立ち居地が分からなくなっていることが、実は多いのではないか。トラフィック量が膨大となった流れの中にいることで満足して、考えなくなっていることに原因がある。要は、「足場」が必要なのだ。「心の重心」を保つことが大切なのだ。長い時間に晒されてきた古典は、それを助けてくれる。だから、「マイ古典」を作りなさいと斎藤先生は言う。

    『カラマーゾフの兄弟』、『千夜一夜物語』、『嵐が丘』、『生物から見た世界』、『オイディ

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    2013年03月17日