齋藤孝のレビュー一覧
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正直なところ、自分が理系なのか文系なのかが分からない。
というかむしろ、理系でも文系でもない気がする。
数学は好きだけど理科は苦手。国語や英語も好きだけど、得意とは言えない…。
そんな中途半端などっちつかずの自分が今回気になったのが、本書。どちらにも属さないかもしれないけど、どちらのことも嫌いじゃない、むしろ気になる。ってことで、いそいそと読んでみました。
そして初っ端からつまづきます。いきなり“ミトコンドリア”を紹介され…。「ミトコンドリアって何だっけ? 聞いたことはあるけど…ミカヅキモの仲間?」なんて思いながら読み進めた自分が恥ずかしいのです。
でもきちんと、さわりだけ紹介してくれて、ミ -
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ネタバレ二人の話を聞いていて感じるのは、結局は家庭で親がきちんと子どもの様子を見まもりながら育てているかどうかが大切に感じた。早期教育などで与えすぎることも良くないが、逆に放っておいてもダメ。たとえば宿題の音読をきちんと聞いてあげて、読み間違いや読み飛ばしがあったら教えてあげる。そういう関わりが大切なんじゃないかと思えた。
それからその音読について、斎藤先生の話は非常に面白かった。
P64「本を読む場合、文章の質を二つに分けているのです。ひとつは情報を得るための本で、これはサッと読みます。もうひとつは、自分の内部に刻み込みたいような名著で、こちらは音読するのです。」
子どもたちにも、速く正確に読むもの -
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著者が冒頭でこう述べている。
(引用)
情報が次々に現れては消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。(中略)
「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」、
「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかける。
その所要時間が1分と。
しかし、今の時代は、恐らく数秒になっているんじゃないだろうか。
大手企業の人事部で採用活動を行ってる友人は、
「5秒ぐらいで、面接者の判断する」と言っていた。
そして、だいたい、その5秒で、採用するか、しないか決まることが多いと。
「面接を受けにくる人が話す内容は、そこまでは、採用の合否と関係しない。
「見た目( -
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■要約
「文系であることに自信を持てない文系人間」が世の中に溢れている。このことに問題意識を持った著者が「文系力」とは何かを語ることによって、文系人間の生きる道を示しているのがこの本。
文系は理系に比べ専門性が薄いものの、多様な本を読み様々な経験を積むことによって「相場」を知り、「勘」を養うことができる。また「雑談力」「再生要約力」「質問力」に優れているため、話し合いを円滑にするなど管理・経営者に向いている面がある。
反対に、読書をまったくしない・積極的に話せない・言語能力に乏しいようであっては文系人間ですらなくなってしまう。理系に比べ専門性がない分、そのような能力を保持している -
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学習指導要領を【ソフト】学校・教師を【ハード】だと考えると、
いくらソフトが良くても、ハードの能力が低かったら、ソフトの良さが活きない。
今、親と生徒、学校・教師との信頼関係はあるのか。
親の過剰な要求や、また生徒への暴力や卑猥な行動をする教師の多発、イジメや生徒の自殺の学校対応など。
正直、学力を伸ばすとか、問題解決能力とか、それ以前の問題を抱える教育現場が増えている。
現実的に問題解決力能力を有する子を育てる時間とコスト、
そして教師自身の能力は、果たして国や学校、教師、最後に親にあるのか。
現状、最高学府である日本の大学生の学習時間は、世界的に極めて低い。
国立教育政策研究所の201 -
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知識が断片的に存在しているのではなく、それらがつながっていって文脈となってこそ知性となる。それを意識的に行うことの意義が書かれている。意識的に行う=つなげていこうとすることで、知識は知性となって、物を考える豊かな力の元となり、現実の問題を解決しようとするような大きな力になりうる。それこそが文脈であり、そして文脈とならないと物事は見えてこないものだ。他人のそれらや、古典、お笑い、どんなものでも「つなげる意識」で貪欲に柔軟にとりこめる状態になれば、知性はどんどん拡張し、新しい発想を生み出すことにもつながるという、その「つなげる意識」の重要さが説かれている。
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読書感想文については、きちんと書き方を教えてもらった記憶がなく、書き方のノウハウを知りたいと思って手に取った。
《心に残ったところ》
*感想文を書くことは、「ものごとを判断する」力の訓練でもある。自分で選びとっていく訓練。
書きたいことを三つにしぼることが大切だと著者は書いている。三つ選ぶということは、そのくらい一人一人の個性が出るということだという。つまり、文章として書けなくても、心に残ったところを選べただけでも、自分の気持ちを表現できているということになる。そして、実際に文章に書いたときも、核が決まっているからすっきりと伝わる。
*答えのない感想文があってもいい、ということ。大事なの -
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ネタバレ「考え方」を一つの技として身に付けることがテーマの1冊。そのために、どんなワークをしたら良いのかが15個紹介されている。
☆印象に残った部分
・考える際には手書き、まとめはパソコン。手で書くことによって、主張したい部分は、自分なりの気合の入った文字になったり、図式化できたりと考え方を整理しやすい。
・新しい学力とは、新しい意味や価値を見出すことのできる学力。
・大切なのは、異質なものとの出会いから受ける刺激をポジティブなものとして捉えていくこと。
・色々な考え方を、本を読むことによって種として日頃からもつ。そうすることで、対話の相手にどんな人がきても対応できるようになる。 -
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<目次>
第1章 「まねる力」は生きる力である
第2章 まねる技術
第3章 この人をまねよ(偉人編)
第4章 この人をまねよ(スポーツ・エンタメ編)
第5章 まねる人格系読書術
第6章 修羅場で役立つのは地頭より知識
<内容>
おそらく独自路線で活躍する教育学者、明大教授斎藤孝。たくさんの本を出し、どの本も似ている気はするが、逆に言うとポイントがあるということ。今回は「まねる」力だが、まさに古くからの職人の世界(世界は知らないが、日本の江戸期までの教育もそうだった)がこれだ。師匠の技を「盗む」のは、「まねる」こと。そういったことをわかりやすく書いてある(手前味噌で「声に出して読む