齋藤孝のレビュー一覧
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「学問のすすめ」というタイトル。すべては福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の名言に隠されています。この有名すぎるフレーズだけが独り歩きしていますが、それだけで長い間1万円札になっている理屈が成り立ちません。人は皆平等だけれど、世の中を見ると豊かな人と貧乏な人がいる。人格者もいれば、下品な人もいる。この差は『学んでいるか、学んでいないか』の違いからくるものである。という最も本質的な部分まで知って、初めてなぜ、福沢諭吉が学問をすすめているのかが分かります。単純に学ぶことは変化することです。時間も社会も変化し続けるという当たり前の事を忘れて、学びを止めてしまった人はどんどん取
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語彙力を伸ばすためにはどうするべきか。
本を読む、教養を身につける、など多くの
方法は存在します。
しかし、意識をしてトレーニングしないと
技術が向上しないスポーツのように、語彙
力もまた目的意識と、その時々の効果を
あらかじめ理解していないと、いたずらに
労力をかけてしまうだけである。
語彙力をUPするためには、どう行動し、
どう意識するべきか、を知る一冊です。
一方で口癖んなっていることば「 NGワード」
を決めて、口に出さないようにすることも
大事です。
「なるほど」「って言うか」などですね。
言ってしまったら別の言葉で言い換える、
などのアドバイスももらえます。 -
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『だれでも書ける最高の読書感想文』の内容をベースに、イラストやアレンジを多数加えて角川つばさ文庫向けにリメイクしたものである。
長年、読書メモを付けていてその有用性を実感しており、読書好きに育ってくれたこどもにもその習慣を付けてもらいたいと思っていたところ、書店の角川つばさ文庫コーナーでたまたま見かけて読んでみることにしたわけである。
本書の内容は、読書感想文が苦手な主人公の少年が、ふとしたきっかけで教育学者から感想文の書き方を教えてもらえることになるというもの。会話メインで展開するため、スイスイと読み進むことができる。
ふせんを使う、書きたいことメモを作る、書きたいことを3つに絞る、といった -
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社会人はどんな人ともコミュニケーションが
求められます。
「あの人とはソリが合わない」から、何も話
さないという訳にはいきません。
そんな事態を避けるためにこの本は出版され
たのですが、マニュアル本ではありません。
その後の会話が発展するひと言目などを紹介
し、どういう流れで会話とはなされていくの
かを改めて知ることにより、会話のテクニッ
クを磨いていく応用的な会話本です。
大事なひと言として一つ紹介すると「そもそ
も」という言葉です。
「そもそも」では何も問題は解決しません。
今、最も大事なことは何か。「そもそも」は
その最も大事なことを見失わせてしまう危険
な言葉です。
使って -
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一万円、学門のすすめ(未読)、脱亜論(未読)というイメージしかなかったので、お堅い真面目な人だったのだろうな、と勝手に思っていましたが、全然違いました笑。持ち前の行動力と茶目っ気で、面白い人生を歩んだ人なんだ、と印象がガラッと変わりました。周りに結構悪質なドッキリを仕掛けたり、自分の物腰で相手の態度かどう変わるかというような社会実験もしてて今のYouTuberみたい笑。
不思議なのが、福沢諭吉を主にしたドラマとか映画って他の幕末~明治の有名どころの人物に比べて、少ないですよね。何でだろう?アメリカやヨーロッパ渡航もしてるし、大河とかにしたら面白そうだけどな。
それはさておき、他の著書も読んでみ -
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CMで見て気になったので図書で。
子供向けということをよく考えて作られているなぁと思いました。
一ページに一項目というわかりやすさ、ジャンルごとに色分けし、挿絵を入れたり、クイズを入れたりという凝った工夫が随所に見受けられます。
でも特に感心したのは、たとえば見出しが 【この人がやったこと】ではなく、【この人はここがすごい】にしているところ。
何がすごいんだ!?ってつい気になります、ここを言い換えるだけで受ける印象が変わるなぁと。
今はちょっとネットで検索すれば何でもすぐ解る時代だけど、詳しく書かれすぎて要点がよくわからない、書かれていることはどれも大事なのだろうけど優先順位がわからない、と -
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本を読むことを情報処理と考えると良書。今まで時間をかけてきた「 農耕型読書」を改める考えさせられる内容であった。
新書や実用書では参考となる部分が大いにあると感じたが、自分の場合小説の読み方としてはなじまないと思った。
「 超速読力」は 読む力(インプット)とコメントする力(アウトプット)が基本。
「 超速読力」は 学校で教えられない能力。 ただし練習すれば誰でも 身に付けられる能力。
「農耕型読書」: 最初から順番に読んでいく。
↓
「 狩猟型読書」: 読んだ内容を理解して コメントを言う* コメントが『獲物』。
いらない文章を飛ばす 勇気が必要。 不要な部分は割り