齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●著者の齋藤さんは、ややマスコミに出過ぎという感じがしますが、私は次の理由で彼を評価しています。①博学で勉強家 ②解りやすい文章を書く ③岩波新書の多出版 ④庶民的で親しみ易い、等です。
●この本は考え方を一つの技として身につけることがテーマです。私は、16項目から構成されている中で、「問題ではなく整理から」という話が参考になりました。「解決法や対処法は整理することによって、おのずと表れてくる」と言っています。
●私は会社で品質管理を学びました。QCストーリーの中に“現状把握“があります。これと合い通じる点があり共感しました。考え方を身につける為には解りやすい本だと思います。 -
Posted by ブクログ
仁義道徳に欠ける会社は永続しない、また、個人や企業が富む為には、国が富むことが前提であるとの考えがとても印象的です 。今、企業の社会的責任の重要性や公共性が叫ばれたり、国連で採択されたSDGSなどがありますが、これらも「周りが富むことによって初めて自らも富み、幸せになれる」という渋沢栄一の考えを実践することで実現するのではないかと考えます。また、コロナ禍の中で更に貧富の格差が拡大していますが、企業や国家の倫理性、道徳も今迄以上に問われる流れが強くなっているとも思います。法律以前に国、企業、個人にも求められる道徳、倫理、ルールが社会に醸成され、それが社会全般に広がることを期待します。それは、渋沢
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Posted by ブクログ
筆者の齋藤孝さんの文章をたまたま新聞のコラムで読んで、共感しかなかったので気になって読んでみました。
大人が読んでもいいけど、主に10代の子を意識して友達との関わり方について書かれている本。心に刺さる言葉がいっぱいです。
大人になるとある程度わかってくることだけど、これは中高生くらいで読んでおくと心が軽くなるし、人間関係で悩んだり落ち込んだりすることが減りそうな内容です。
“誰とでも友だちであろうとしなくていい。楽しくて、笑顔になれる「気の合う人」とだけ、友だちになればいい。ただし、「気の合わない人」とも、いがみ合わず、傷つけあわずに共存していけるよう、人づきあいのスキルをみがこう。
そして -
Posted by ブクログ
すぐ実践できる内容が多く、読みやすかった。反対意見を持つ人に、私があなただったら、やはりそう思います、と言ったら、交渉がうまく行った。和訳の原書も読もう。
ーーー()内は私の考えた理解の道筋
1.人を動かす原則
・人を責めない(人には色んな立場、着眼点があるので、自分に必ず理があるということはない)
2.人に好かれる原則
・相手の関心を引こうとするより、相手に純粋な関心を寄せる
・上機嫌でいることは社会人のマナー
3.人を説得する原則
・誰かを力付くで変えることは無理なので、議論に勝っても無意味。正しさより人間関係を優先させるくせをつける。でも、ではなく、ということは、を使う。
・相手に敬意を