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Posted by ブクログ
私は今年の7月に50歳になる。
「五十にして天命を知る」と孔子は語った。
そんなに立派になれるわけもない。
むしろ「先が見えてしまっている」のだ。
同窓会に行けば、出世や恋愛ではなく、体調や介護の話ばかりになる。
定年までの時間が現実的になる。給与が減ったり、後輩が上司になったり。
そこでいちいちイラついたり、自分を責めたり、落ち込んでも仕方がない。
逆に言えば、世の中の仕組みみたいなものが分かってくるのがこの世代なのだ。
現実を受け入れて、力を抜いて、上質な「孤独」を大切にしていく。
ミケランジェロとて、本当にやりたいのは彫刻で、渋々他の仕事を行っていた。
荘厳な「システィーナ礼拝堂の天井画」はそうして完成された。
天才が、自分の本文でない仕事を請け負ってやっていた。ただの会社員の自分が少し得意でないことを命じられてもちっぽけなことではないか。
ゴッホなど、生きてる間はまったく評価されていなかったのだ。
マイナスの感情に折り合いをつける。
つまらぬジェラシーにとらわれない。
いまさら「刺激」を求めない。
「退屈」を大事にしていく。
美術に触れる。
哲学を学ぶ。
読書にいそしむ。
趣味に没頭する。
すべて「孤独」に行う作業だ。
人生100年の時代。
まだまだ折り返しだ。
ため息をつきながら生きていくのか。
残されたエネルギーをいかに使っていくのか。
心のあり方一つだ。
Posted by ブクログ
あっという間に読んでしまった。
印象に残った残ったのは二つ、嫉妬はするなということと、(どうせ孤独なら)読書が最適だということなのかな。
手に取った時に期待していた、今の自分の置かれた境遇に対しての答えが何かしら書いてあるかと期待していたが、そういう意味ではまずまずだったかな。
この本にあるように、いわゆる「競争」からは降りているように思うのだけれど、「承認はもう求めなくて良い」という考えにはなかなか至っていないな…SNSはそもそもやらないからそこで「いいね」は求めてないけれど、日々、一喜一憂してしまってるもんな。
本音は、組織の中にいて孤独を感じ、それに慣れるのではなく、組織を出たいんだよな。その上での孤独なら、なんとか処していけるように思うんだけどな。
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