齋藤孝のレビュー一覧
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私は海外に興味があり、この本を手に取ってみた。海外では私=日本代表という意識を持って過ごさなければならない。また、そのためには日本文化を理解し、発信できる知識を身につけておく必要がある。私たちが備え持った「型」は異国人にはない、日本人らしさだ。これを誇りに思い、日々生活していこうと思う。
あとがき
私は原爆が落とされ、大勢の人が亡くなったという事実しか知らなかった。被爆者が高齢化し、実体験した人がいなくなり、この事実が忘れ去られてはいけない。私たち若い世代が次の世代に伝え、二度と起こらないようにしなければならない。日本人として、原爆資料館には行っておかなければならないと思った。
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齋藤孝による文系のための数学的思考書。理系の私が断言します。数学的な難しさは一切書かれていないです。数学的な思考で物事を考えると、スムーズに進めることができると筆者は述べている。一番しっくり来たのが、座標軸についてである。数学ではxやyを用いて表されることが多いが、これをお店に例えると「安さ」「おいしさ」を軸にして考えることが出来るのだ。当然、右上(第1象限)の方が良いが、軸を変えることで、第2象限や第4象限から第1象限になることができるのである。といった数学的な話を座標を用いて説明から日常的なものへと繋がる。あっという間に読み終える縦書き数学の本。頭が柔らかくなるので、文系も理系も関係なく読
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齊藤先生による現代語訳でとても読み易いです。
福沢諭吉と言うと堅いイメージがあるかもしませんが、本書を読むとそのイメージが変わります。
破天荒だけど悪戯好き。ですが論理的で思考や価値観、生活態度1つとっても時代を先取りしていたことが判ります。
悪戯等のエピソードは笑えますが、学問に対しては妥協を許さず取り組んだからこそ、幾度の海外進出や塾の開校、名著の執筆等、歴史に名を残しお札の顔になれたのかもしれません。
日本を西洋に劣らぬ国にしなければならないという考えの下、政府に肩入れをし所属するのではなく、庶民の立場から文明開花のために尽力した福沢諭吉の人生が綴られています。
読み易さ重視の為、原書か -
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タイトルと内容がぴったり整合している一冊といえるでしょう。まさに”読む数学”。
微分積分にはじまり、ベクトルなど日々の生活に入り込んでいる数学的概念を入口にして誰もが学生時代に習ったであろうその内容に帰結させ、方式や難しい計算は抜きにして、ざっくり「要はこういうことを学生時代に学んだのだ、教科書に書かれていたことの正体はこういうものだったのだ」と思わせてくれる内容に仕上がっていると思います。
少々強引な話しのもっていきかたもなくはない(著者の本にはたまにある)のですが、全体としては間違った主張にはなっておらず、そういった細かい点は気にしなくてもいいか、と思えるほどの著者の勢いを感じる一冊で -
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ネタバレ職場に何を言っても否定してくる人がいる。
そうすると、重要な報告が漏れる。
私もそういう人とは最小限の接触しかしなくなるから、仕事が滞る。
そんなことが続いた時、ふと目にしたので買った。
自分のイライラは、職場の人たちには関係ない。
そういう不機嫌さを、我慢するのではなく、自分はどうして今不機嫌なんだろうと考え、行動をコントロールすること、それが一番大事なのだと知り、目からうろこだった。
我慢じゃない、なんで私はイライラしているの?と聞けばいいのだ。
やらなくちゃいけないことに対して、面倒だと思うことも不機嫌だそうだ。
最近、仕事に対して全部そうなので、ちょっとやだなと思ったら、自問自 -
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ネタバレ齋藤孝先生の著書は5冊読みそのうちの雑談本の3冊目。どの本も本当に誠実でサービス精神満点。斎藤先生は、常に読者の立場に立って本を書いておられるから自然とそうなるのだと思う。
雑談のコツは上手に話すことでも、笑わせることでも、「唸らせることでも、オチをつけることでもなく、相手を受容し、ボールを回していくことにあると先生は説く。
本書で一つ発見したことがある。それは相手の話の「要約」
雑談における要約とは、相手に「あなたの話を聞いていますよ」という明確なメッセージを送ることに他ならない。これは知ってはいたがやっていなかったことだ。やってみよう!
最後に、私の雑談の苦い思い出を。
サラリー