あらすじ
この本で提示するのは、他人の評価にまどわされずに、自分の「芯」を培う――そんな「自信の作り方」です。 ●他人の目、他人の反応に翻弄され、息苦しさを感じている方 ●他人との距離の取り方に悩んでいる方 ●自分に自信が持てなくて、チャレンジができない方 こんな方たちにお勧めします。「自信=自芯」です。「できる」を少しずつ増やすことで心の芯は太くなっていきます。実際に多くの学生を変えてきた齋藤孝氏が自分の「芯」を培うメソッドをやさしく教えます。強い人の前だと自分が出せない、人とうまく付き合えない、周りに流されて疲れてしまう……。そんなあなたを支える本。
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Posted by ブクログ
★経験値と達成感が不安を取り除く
大地震が来るかもしれないという不安を持っているひと
家にいるとき、会社にいるとき、移動中、家族は、ペットはどうなる?
漠然とした不安が尽きないが備えや対策をしていれば
いざというときなんとかできるという心境になる。
→対処法をつかんでいると、自分のその場でやるべきことが見え、不安がなくなる
★自分の身の回りのことを考える際、小さく分割したり、順序立てたり整理して考える習慣をつける。
不安「なりやすい人は不安の正体をぼんやりさせたまま心配したり焦ったりする。無駄な時間や労力の費やし。
やるべきことを全力でやるだけだというシンプルな考えは無駄な心の漏電を防ぐ
★★★意識が何かに向かっていると心が安定する
自分の内面へ意識が向かいすぎていると自己内でぐるぐる回転し堂々巡りが起こる。考えれば考えるほど心配ごとが膨らむ
→意識が外側の何かに向かっているとき心が落ち着いてくる。
飛んでいる矢のようなの。的に向かって高速で飛んでいる矢は安定しており、スピードがないとふらふらして落ちる。駒も同じ。
人間も何かを目指して勢いよく運動しているときは心が安定する。
★何かに突き動かされているような使命感を持っている人は熱量と方向性を持って活動しているのでとても強く、自信に満ちて安定している。
→仕事に対しても出世のため、お金のため、生活のためと考えている状態になると意識が内に向かってしまうので仕事をやることは困っている人を助けるため、子供達に笑顔になってもらうためといったミッション感覚を持つと同じ仕事をしていても取り組む姿勢が変わってくる。自分以外のものをケアすることによって自分自身が安定する。
★人の心は他社の森
出会ってきた色々なものの考え方、受けてきた教育、読んだ本、見た映画や芝居聴いた音楽、様々なところで出会ってきた知恵、考え、意見を溜め込んでいる器が「自分」
その中からお気に入りを引っ張り出してきて自己流に解釈した、アウトプットするのが自分の考えというもの。
他社の心を増やして森を豊かにすることで心の支えになる。
★3・2・15呼吸法
★本当の自信に満ちた生き方
①何かを乗り越える経験で自分の芯を作る
②他社との関わりから心の支えを作る
③乗り越える経験をたくさん積み重ねて心の芯を太くし精神のネットワークを広げて心の支え増やすこと
★美輪明宏 人との付き合いは腹6分目
押し付けない。立ち入りすぎない。節度を持って接する。
Posted by ブクログ
現代はどうしても他人の目を気にしなくてはならない社会と言えます。
出過ぎればバッシングの対象になるが、普通でいるためにも他人の
評価を気にしてしまいます。
それは自分に自信が持てないから。
自分に芯があれば、他者の目など気にする必要は無くなります。
ではどうすればいいのか。
自分自身での自分の評価の仕方、先人の知恵、ヒントはいくらでも
あります。
そんな自信を持った生き方を学べる本です。
Posted by ブクログ
自信がつくために必要なことは、経験を積む、しても疲れない自分の強みを知って伸ばす。大事なことは、他人と比べずほどよい距離感で、でも自分自身が周りの影響を受けて成り立っていると感じること。そして何より自分の体調管理、呼吸法や肚に重きを置き動じない精神を宿すことも必要となる。簡単に自分や他人を卑下せず、前向きに生きるべし。
Posted by ブクログ
自信とは何か。抽象的な表現で、はっきりと答えられない。この本を読んで、自信の本質を教わった気がする。
内気な性格だから自信がないのではない。
自信は経験と訓練による技術の習得である。経験値を上げると、自信はあとからついてくるもの。訓練、慣れを経て芯が太くなり、自信となる。心柱を鍛える、その糧が必要。
仕事がうまくいかないのは、技術の経験不足。
他者からの評価は技術に対する評価であって、あなたへの評価=人格否定ではない。
自分にとって憧れる、またはライバル視する「心の師」(メンター)をもつと、志向性や情熱を向ける先が明確に見えてくる。
家族や友人、恩師から自信を与えてもらおうという受身の姿勢ではなく、自分のために自分で芯を鍛える意識こそが自分を成長させる。