齋藤孝のレビュー一覧
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コミュニケーションに関するエッセイ。
本書でのコミュニケーションの定義は『感情や意味をやりとりする行為』である。第一章では、『コミュニケーション力』の意味と重要性が説明され、コミュニケーション力を養う方法が紹介されている。第二章ではコミュニケーションを行うための基盤やそれを形成するためのメソッドが、第三章ではコミュニケーションのテクニックを紹介されている。
一応、各章でテーマはあるが、いろいろな話がごったになっていて、楽しく読むことができる。その中に、気づかされる点があったり、なるほどと思わせる点があったりする。
軽く読んで、自らのコミュニケーションを再考するきっかけとするにはちょうど良 -
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教育に携わる方、子育て中の親の方は是非読んでください。
1.この本を一言で表すと?
・従来の学習方法で得られる伝統的学力と問題解決力の両輪が必要であることを説いた本
2.よかった点を 3〜5 つ
・一見積極的でアクティブに見える学習形態それ自体が、学習の質を保証するものではない。(p58)
→ICT などの見せかけにつられてはいけないということだと思う。
・欧米風のアクティブラーニングを本格的に導入していない国々のほうがむしろ問題解決能力調査の結果に優れてい
るという事実に注目し、浮足立たないことが肝要である。(p69)
→現状をよくみる必要があるということ。伝統的な学習方法を全否定する必要 -
Posted by ブクログ
社会に出て十数年たった35歳には人生の岐路がやってくる。
仕事はどうするのか。現状維持か、転職か。
結婚はどうするか。家族を持つのか持たないのか…。
など、「第二の成人式」として振り返るための項目が列挙されている。
基本的には頷けるけど「保守的だなー」という印象。
「いまさら言われなくても???」と思ったけど、それは私がわりに変わった経歴で、著者に言われる前に考えざるを得ない状況にあったことが大きいのかもしれない。
特に、女性は出産についてはリミットがあるのだから、35歳を迎える前に、人生について(結婚、出産を含む)ある程度シビアに考えてないとウソだろう、とは思うが。。。
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"人間は書き込むことで思考を深めることができる。
クリエイティブな人間は、散歩を日常にするように。
人間は忘れる生き物。忘却することが得意な生き物だ。だからこそ、生きていけるのかもしれない。経験してきたことをすべて覚えていたら、自己矛盾に思うことが多々あり悩み苦しみ自殺をするほかないのではないか?
でも、覚えておきたいものはあるものだ。
そして、アウトプットする能力も大切と言われている。
思考を整理する上でも、メモは非常に効果的な手法。
過去の偉人の業績にも触れつつ、メモることを有用性を説いたのが本書だ。
中学生のころ本書を読んで触発されていれば、立派に習慣化していたかもしれない。 -
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思考力のある人は手で考える。
それがこの本のメッセージだ。
人は忘れる。
忘れるからこそ生きていけるのだが、それにしたってすぐ忘れる。
本当に忘れる。
短期記憶は1時間で60%、1日で75%くらい失われる。
かくゆう私もうっかりが多い。
頼まれた細かいことを忘れる。
なのでToDoリストを作ったが、ToDoリストに書くことを忘れる。
そのうちToDoリストを持ち歩くことを忘れる。
おバカなのか?
なので、メモする習慣を身につけたい。
ナポレオン、エジソン、ダ・ヴィンチなど偉人たちにもメモ魔は多い。
思考を書き留め、蓄積することでアイディアが生まれる土壌を作っているのだ。
メモを -
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情熱のスイッチ
2013/9/6 著:齋藤孝
およそ何かを成し遂げた人、成し遂げようとしている人は、概して圧倒的なパワーを持ち合わせている。それは誰の目からも明らかな場合もあれば、マグマのように内に秘めている場合もある。その熱さこそが、一般的に才能と呼ばれるものの根源ではないだろうか。
本書はその熱さについて、情熱の塊のような日本人を取り上げつつ以下の6章により紹介している。
①緊張感を持って、攻める
②自分を信じてアウェーに挑む
③失敗なくして前進なし
④変える勇気、変えない勇気
⑤妥協なき魂で、つきぬける
⑥いくつになっても芸に遊ぶ
熱い男になりたい。熱い男であり続けたい。
瞬間の熱 -
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斎藤孝の「ガツンと一発」シリーズは、大好きで、子供に読み聞かせています。文章が語り口調で分かりやすいく、毎回、子供が「そうなんやぁ〜」とか叫んでおります。(笑)
今回は、お金の話です。毎回、極論的な説明出てくるのでつい読み込んでしまうのですが、今回は『お金とは、「信用」をかたちにかえたもの。』としています。だから金銭感覚を育てながら信用を得るようにしようということです。
お金持ちになるためのレッスン7カ条は、
1.ちゃんと学校にいく・・・時間を守る習慣は信用の基本
2.タダで仕事をする・・・仕事を多くこなせばコツがつかめる
3.選り好みをしない・・・引き出しを増やして守備範囲を広く
4.