あらすじ
「伝わらない」「反応がない」「話す機会を与えてもらえない」……コミュニケーションの不調和は、エネルギーの悪循環を生み、多大なストレスを引き起こす。対話上のストレスは、対話力の向上によってしか解消できない! 本書ではマッピングとこれを支える<三つの力>(ポジショニング力、メモ力、引用力)を提案。お互いの脳ミソを混ぜ合わせるように文脈を外さずお互いの経験を絡めて対話する<技>を伝授する。(目次)[序]対話上手はストレス知らず [1]コミュニケーションにおけるストレス――なぜ人といるとストレスがたまるのか [2]マッピングで対話上手になる [3]快感を感じるコミュニケーション――暗黙知を共有すればするほどストレスは減る [4]コミュニケーションを鍛える<三つの力> [5]マッピング・コミュニケーションを応用する 初対面、世代差のある人との会話、会議、企画書作り、悩み相談、読書感想……様々な場面で応用が利き、誰もが習得可能な対話術。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者の講演会を昔会社の研修で聞いたことがあるのですが
その時に非常に感銘を受けた話がまとめられた本でした。
マッピングコミュニケーションの存在は知っていましたが
実践するのは非常に難しいと思っていましたし
実際に使えるものだとは思っていませんでした。
しかし、この本を読んで少しずつ実践していって
みようかなと思いました。
マッピングコミュニケーションの部分以外でも
この本にはコミュニケーションの本質とは何か
という問題まで掘り下げて説明してくれているます。
私もそこまで親しくない人とのコミュニケーションは
苦手ですが前向きに考えられるようになり
むしろ苦手な人とコミュニケーションを取ってみたい
とまで思わせてくれました。
最近コミュニケーションに関する新書を何冊か読みましたが
この本は別格に勉強になったと思います。
Posted by ブクログ
斎藤孝さんの本は、どれも一貫性があって、多くを手に取るほど理解が深まる感じがする。
本作は、ストレスの話からスタートし、マッピングの活用法、アイデンティティについてまで言及されている。
モラトリアム期にありがちな、「自分磨き」に固執するのではなく、「何か」の技を磨くことに発想を変えることで、より具体的な手段が見えてくるのではないかと感じた。
仕事やプライベートでの、3色ペンを使ったマッピング、ぜひ明日から使ってみようと思います。
Posted by ブクログ
相互理解とは、他者の言葉を自分の思考と絡み合わせることだ。通常のコミニケーションでは、感情表現やテンポにより会話が進んでいくため、相互理解の実感は少ない。しかし、マッピング・コミニケーションを使えば、お互いの思考の過程を紙に書き出すことで可視化されるので、今まで以上に他者への理解が深まるコミニケーションが実現できるようになる。読み終わった後に、試しに実際にマッピングをしてみたくなる本。【K.Y】
Posted by ブクログ
上のメール術の本と内容がかぶってしまってすいません。この本はストレスが主題となっていて、そのストレスを出来るだけ感じないための対話術が書かれている本です。くわしく説明すると人は誰でもストレスを感じるものなんですが、そのストレスの感じ方によってストレスの解消法などが違ってくるようです。日本人の場合、世界の国々と比べると独特なストレスの感じ方をします。それは、「言いたいことをはっきりと口に出せない」ことによりストレスを感じるというものです。この場合のストレスは癒しなどのストレス解消法では一時的に回避する「対処療法」にすぎないのであまり効果がないといいます。そこで、この場合のストレスは対話術の向上でしか解決することが出来ないそうです。なので、そのストレスをなくす第一の方法である対話力を向上するためにこの本ではマッピング・コミニケーションのやりかたなどがかいてあります。面白いので、ぜひ読んでください。
Posted by ブクログ
話が続かない、
話が発展しない…
そんな悩みを解決できるかも?
といったもの。
ただし、注意点は
マッピングに関しては知らない人だと
いささか抵抗があるということですね。
その代わり、一人や友達とできる
偏愛マップに関しては
なかなか使える内容だと思います。
(ところがじゃ、うちの場合は紙に収まりきるのかが
大問題なのじゃ。)
シャッフル関係に関しては
人ではないけれども
実はすでにやっていました。
いやというほど鍛えられますよ。
Posted by ブクログ
誰もマッピングを知らない中でマッピングしていくのはなかなか勇気がいりますが、それを抜きにしてもコミュニケーションのハウツーとしてよいです。対話とは暗黙知を共有していく行為か。なるほど。
Posted by ブクログ
マッピング。赤青緑のボールペン。直角二等辺三角形。自分はこういう性格の人間だと説明するより、自分はこの映画が非常に好きなんだ、この本に感動する人間なんだと言うほうがはるかに自己アピールになる。会話での引用。あこがれにあこがれる。
Posted by ブクログ
著者が提唱する「マッピングコミュニケーション」のテクニックとその効果の紹介がメインではあるが、話の根底には他者と対峙した場合、どのような態度で接すれば相手を良い気持ちにさせることが出来、結果円滑なコミュニケーションに繋がるかという理論があり、ビジネスでもプライベートでも参考になる1冊であると思う。
Posted by ブクログ
思考を見える化することで、思い違いをなくしたり、お互いの暗黙知の部分を意識的に会得することの重要性を説いている。私などは特に相手はわかっているものだと勘違いすることが多いので役に立った。一般的な対話術そのものを期待すると少し違っているがとても参考になった。時々読み返してみたい本である。
Posted by ブクログ
非常に読みやすく、スキルとしての対話を紹介している。著者が考案したマッピング・コミュニケーションを始め、日本人が苦手とされるコミュニケーションを円滑にし、対話の中から新たなものを創造するためのツールについて書かれている。
今後、自分がそのような対話の場を開催していこうと考えているので、参考になる方法が多かった。
Posted by ブクログ
日本人の会話の特徴を捉え、お互いのコミュニケーション不足によるストレスが結構発生していることを指摘。
日本人は、元来コミュニケーションが得意である。さらに会話の重要性、マッピングにより会話を深めてゆく解説を行なっている。最後には偏愛マップなるものも登場して、共通する拘りを見出すことでより深く対話力をアップできるとしている。
Posted by ブクログ
分かったような分からないような。。マッピングは面白い手法ですね。まずは、友達同士で試してみたいと思いました。相手を気遣うこととか、基本的なことが書いてあった印象です。聞く技術にもつながるかなと思いました。
Posted by ブクログ
会話をその場限りで終わらせるのではなく、
リアルタイムに文字および図にしていくことで
各々の思考過程をビジュアル化できるコミュニケーション術の推進書
実際会議・打ち合わせに使うというよりは自分なりのメモの取り方いろはとして受け取った。