齋藤孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
哲学者アリストテレスは、「人は繰り返し行なうことの集大成である。優秀さとは行為ではなく習慣だ」と言っています。習慣として繰り返し"素振り"を続けることで、今まで寄ついていたことにさほど神経質にならなくなり、御前様のように人や出来事に驚場に構えることが自然とできるようになるはずです。
リタイアした人がまず心がけることは、これまでの人生を清算し、しがみついているその通行手形を今すぐ捨て去ることです。そうでなければ一歩も前へは進めません。その節目こそが60歳ということです。
作家の江戸川乱歩は「生きるとは妥協することである」とも言っています。
「疲れない」は「飽きない」ということ。飽きなければ嫌いにならずに続けられる、ならば必ず上達します。上達すれば幸福感を味わえる。それは自分の人生に「合っている」ということに他なりません。
中高年世代は、極力そういったものを自分の仕事や趣味に選んでいっていいということだと思います。
ゴール地点を設定し、そこから逆算して残された時間を考え、そのうえで「自分は何を優先すべきなのか」を真剣に考え、実践していくということです。
ポイントは、最優先のものを見極め、常にそれをやること。いつ人生の終了が来ても悔いないように。
作家のグレース・ハンセンは、「人生が終わってしまうことを恐れてはならない。
人生がいつまでも始まらないことが怖いのだ」と言いました。また、古代ローマの言薬で「メメント・モリ」、すなわち「死を想え」という奥深い言葉があります。
-
Posted by ブクログ
「読書の全技術」という壮大なタイトルだが、要は「多読のすすめ」を説いた本である。
齋藤氏は読書の本を多数著している。そのうちの何冊かを読んでいる人でれば、すでに知っていることが多いのですらすらと読める。私も「齋藤孝の速読塾」、「読書のチカラ」などを所有しているが、それらの本と主張やノウハウは変わっていない。
既に齋藤氏の読書術を読んだことのある人であれば、ファンでないかぎり敢えて読む必要はないかもしれない。齋藤氏の読書術を読んだことがない人で、多読を目指す人であれば一度は読んでおいていい本である。
本書に掲載されている「たくさんの本を速く読む」技術の一部を紹介しておく。
"より多くの本を読むためには、速読する本と、精読する本を分ける。ただしあたなが「速読モード」と「精読モード」の2つのギアを持っている必要がある"
"とにかく冊数をこなす。それが速読術を身につける第1歩です"
"たくさんの本を読んできた人は、頭から終わりまで読んでいない本の量も多い"
"とりあえず並行的に読んでいって、最後まで読めない本がたくさんあるということは織り込み済み。数多くの本を読むために、一冊一冊を読破することにはあまり重きを置いていない"
ちなみに齋藤氏は30冊くらいを同時並行で読んでいるとのことである。
本書の欠点は、結論ありきの問題を提起し、解決法は読書ですというパターンが多いということだ。
たとえば、知性はどうやって磨くか?
コメント力はどうつけるか?
コミュニケーション能力はどうつけるか?
すべての答えは本を多く読むことである。強引に結び付けている感じは否めない。
本書のように、たくさんの本を速く読むことを説いた本のアンチテーゼとしては、「読まずにすませる読書術」(鎌田浩毅/著)がある。そちらは、「読むべき本は読んで、読まなくていい本は読まない読書術」を提案している。 -
Posted by ブクログ
◼︎15秒プレゼン
2ヶ月もすれば、テキパキまとまった話ができるようになる。
1分あれば、小さい話が2,3個入るようになる。
◼︎ネタ帳を用意する
・テレビで見たこと、友達から聞いたこと、自分の経験、何でも良いので、30秒でまとめられるようにしておく
・小ネタ披露会をして、仕込みを万全にしておく
◼︎自己紹介
「〇〇です。一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。」
「バスケが好きで、高校時代は厳しい練習をしてきました。」
「私がハマっているのは、臨済録です。臨済はすごく面白い人で、弟子が躊躇すると、大声を出したり、ちょっとモタモタすると棒で打ってしまうんです。本当に悟った人というのは、決して穏やかではなく、ものすごく生き生きしていて、弟子のちょっとした躊躇も許しません。すごいさく面白いオヤジです。私はそんな臨済が大好きです。」
「デカルトは、世界という大きな書物を読むために旅に出ました。私も是非そうしたいと思って、ここに出てきました。」
部活だと、得意な技、印象的な試合のワンシーンなどがあると、リアルになる。
デカルトが好きということが分かれば、「デカルトさん」と呼ばれるきっかけにもなるし、豆知識があれば相手にお得感もある。
◼︎受賞した時の挨拶
「偶然」「たまたま」を使うと、嫌味にならない。
ノーベル生理学の大村さんは、「今まで日本人がうまく微生物を使いこなしてきた歴史があって、その中の一環、ほんの一点として私が存在し、自分は微生物がやってくれた仕事を整理したようなもの」と語った。
福沢諭吉も、『福翁自伝』の中で、「あれは時節柄がよかったのだ。」と、本が売れた理由を述べている。
◼︎プレゼン
・言葉がわき出てくるまで練習
・タイトルと項目を箇条書きでまとめる(A4用紙1枚)
・ポイントは3つに絞る