齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
太めの本だけど、読みやすかった。
齋藤先生が本をどうやって読んでるのかがなんとなく知れて、すごく読書を大切にしてるのかがわかった。特に難しいことは書いておらず、どれか一つでも実践してみようかなと思えたら行動におとしこめそう。読書習慣のつくりかたや、速読の技術、精読の技術、本選びの技術、アウトプットの技術などで構成されている。
ただ、速読でいうと目的と締切を同時に決める、一字一句読まず大事なところだけ読む、買ってすぐ読むなどひとつひとつ見ていくとちょっと味は薄口。
買ってきたらすぐ本をさばいておく(さささっと要約できるレベルにまずは大枠つかむ)ということは実践したい。
速読の力をつけることに少し -
Posted by ブクログ
語彙力の多さは、教養の深さだ・・は間違い⁈
齋藤先生の本は、教養で溢れていて好きだ。
この一冊も、ボキャブラリーが豊富であれば、自分の感情を、よりその場面に適した言葉を選ぶことができる。細かいニュアンスが正確に伝えられると書かれている。
それは、その通りだろう。
しかしながら、もっとも大事なのは相手に伝わる(コミュニケーション)がとれることではないか。
本書で紹介されている言い回しの中には、馴染みのない言葉もある。(僕が不勉強だけなのかもしれないが・・)
難しい言葉を使って、意図が伝わらなければ何の意味もない。
本当に教養があふれる人間は、相手のレベルに合わせ言葉を選べる人なんだと思う -
Posted by ブクログ
小学生のお子さんと定期的に触れ合う機会があり、この本を手に取りました。
お子さんとこの本を読みながら、「なぜアウトプットが必要なの?」「どうやったらアウトプットする力が身につくの?」と会話を重ねていくと、実際に取り組むきっかけになりそうだと思いました。
また、大人でも参考になる箇所が多々ありました。例えば何かを生み出す練習に、普段から理由を添えて日記をつけることや、意見が違う人に自分の想いを伝えるときは相手を傷つけないよう「でも」など否定は使わず「私はこう思う」と話すことです。
小学生向けの本を読みますが、大人の私ができていないことを見つけるたびに、精神的に成長するために、もっと勉強しようとい -
Posted by ブクログ
立ち直るために誰かに優しい言葉をかけて欲しくて、こうした本を読んでも、恐らく内容に力強く鼓舞する言葉に圧倒されたり、嫌な事を思い出させるような例え話があるために逆効果かも知れない。そういう目的なら、寧ろ、ホラー小説のような次元の異なる世界観に浸る方が、日常を忘れる事で立ち直りの契機になるのではないだろうか。
だから、名言の引用を見ながら、何だか浅くて、人には薦め難い本だなと思った。だが、読みながら後半。「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」という禅宗の仙崖和尚による句が用いられる。柳のように受け流しながら、堪忍する姿勢を詠んだ句だ。この柳の心が大切だという事。
たまには、こうした道徳的な精神 -
Posted by ブクログ
学生時代、読書感想文が嫌で仕方なかった。苦痛以外の何物でもなかった。あまりの出来に、書き直しを命じられて再提出したけれど、評価は最低ランク。
もう、読書感想文を多分、一生書く必要がないとは思うけれど、自分の感想文の何がいけなかったのだろう…というのと、子どもたちに同じ轍を踏ませないために、読んでみた。
①感想文用にセレクトした本が悪かった。
②自分なら‥‥の視点が入っていなかった。
③主人公だけに目を向けてきたが、ちょっとひねって脇役の視点で物語を見るという、広い視野が欠けていた。
④読む前の本の印象と、読み終わった後の印象の違い
⑤1回しか読まずに書いた。
⑥文章の構成を練らずにいきなり作 -
Posted by ブクログ
文章力向上の一環として、本書を読んでみた(文章力関連3冊目)
他の本同様、書くことの大切さ、書くことで得られることが並べられている。
考えるために書く、わかったつもりで書いてはいけない、かっこいい文書ではなく伝わる文章を目指しなさいという点は他の本と共通する部分であった。
この本独自の内容としては、まず「発信することの快感は、発信することの恐怖をはるかに凌駕する」という一文が印象に残った。まだ発信することに抵抗感を感じる私には刺さる一言であった。
また、オリジナリティのある文章=新しい題材ではないということ。どうしても面白い文章を書こうと思うと、新しい題材を考えてしまいがちだが、1つのネタも「