齋藤孝のレビュー一覧
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☆「ヘリコプター方式」で、相手の心を動かす説明をせよ。
L離陸(全体像・本質を明示)→着地ポイント(結果)を明示→無駄のない走行時間(話し方・構成)
・話の大ポイントは3つに絞る。聞き手の五感を動かせられれば最強。(現物・的確な具体例・自身の体験・聞き手の参加・お得感(メリット)の実感など)
・対象を深く理解している事が本質をとらえているという事。
L[let]の説明と[ZENマインド]のマイケルジョーダンの説明が共に、美しくわかりやすい。さすが齋藤先生…
・孔子・イエス・ブッダはスパッと一言で言いきる説明・要約の達人
・説明のうまい人=説明しないことを切り捨てることがうまい人
・制限時間は1 -
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「大全」というから、言葉の運用に関する技術的な側面を、一から順を追って学べるのではないかと思ったのだが、さにあらず。一応、読む、書く、話すという分野に分かれてはいるが、そこから先は文章に接する上での注意ポイント集のようなものだった。
私としては、注意ポイントがコンパクトな辞書のような分量で並んでいるのを見てうんざりした。「読書機会を増やせ」なんてアドバイスはこの本を手に取るような人には不要なんじゃないか。
「知識で読め」「本棚を置け」「古書店に行け」「体で味わえ」「本を持ち歩け」「わかりやすく書け」「目を見て話せ」………なんだか「もっと頑張らなきゃダメじゃないか」と言ってるだけのような。
言っ -
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世の中には、モラルを疑うような事例が多い。 子供に道徳教育を行っているが、大人も道徳を意識することが必要。 様々な社会の事例や自身の経験を取り上げて、道徳とは何かについて考察する。著者は、モラルに必要なのは心・技・体。つまり心と精神文化と身体文化を合わせたものが道徳と考えている。文化を理解して行動することが必要と言う。
自分も自分の道徳観に照らし合わせて行動するようにしているが、機転が利かないことが多い。頭で判っていても行動に結び付かない、それが問題。この本ではたくさんの事例、著者の経験や考察が紹介されていたが、ひとつ気になったのは、著者が自分が書いた本をやたらにPRすること。これは道徳的にい -
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ネタバレたったの数ワードで感情表現しない子ども達に危機感を抱くといいつつ、実は大人も語彙力を伸ばしたいと思っている人も多いはず。親子で読んでもおもしろいし、高校生にもおすすめかも。
以下、本文より*******************
ステップ1で「感情基礎語言い換え力アップ」
やばい、エモい、いいね!、ダメだねなど
基礎語の解説文はいろんな表現でその感情を表現しているので、高校生や大学生など大人もその解説を読むと文章力がついた気がするかも?
ステップ2で「状況説明力を鍛える」
その場面や状況を説明できる文章は表現力の参考になるかも。
ステップ3で「ポジティブ変換でコミュニケーション力アップ」
つい、 -
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Posted by ブクログ
この本を読んだきっかけは、これから1年間本を100冊読もうと決めたことに起因する。せっかく本を読むなら、読書後の気持ちを綺麗に文字に残したいと思い、この本を手に取った。初めはただ、読書感想文を書くコツを教わるつもりで読んでいた。しかしながら、読み進めていくと「生き方のコツ」をも教授されていることに気づいた。「嫌いなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ずいきてきます。」「本当のクール(かっこい)は、自分の中に熱い思いを持ちながら、それをきちんと表現できること。」「批判は、その相手と意見を交わせる場でやってこそ、意味があるものだ。」など、読書感想文を書く上でのコツが生き方のコツにも通じていると